・Twitterで宣言した通り、SB分析を連投していきます。1週間以内に全部終わればいいなーなんて思っています。週末に改めて見返す人もいるでしょうから、その時の参考になりそうなものから書いていきます
・長くなったので前後編に分けます
Sean McVayに関する前提知識
とりあえず知識がたりから。Sean McVayはKyle Shanahanの元でTEコーチをしていました(@WAS)。その後KyleがATL→SFへ栄転する中でWASに留まり、HC Jay Grudenの時にOCにまで出世します。3シーズンをOCとして過ごした後、LARのHCに就任しました。
McVayのオフェンスマインドは、Kyle Shanahanから影響を受けています。Shanahanといえば父親Mikeから続くアウトサイドゾーン+ブーツレッグ(PAの1種、ロールアウト系統。詳しくはまた今度)というシンプルなプレイを基本としています。McVayはこのスタイルを踏襲しています。
31歳でHCに就任し、ここまで順風満帆だったMcVayですが、2018年に挫折を味わいます。SB53でNEに完膚なきまでに叩きのめされたのです。この年のLARは強いOLと絶好調のRB Todd Gurleyを軸に圧倒的な得点力を誇っていました。しかし、SBではわずか3得点で敗れました。NEの完璧なMcVay対策に全く対応できず、点差以上の完敗でした
これを踏まえてMcVayのマインドプレビュー
SB53はMcVayに色々なものを教えたと考えています。その中でも大事なものは2つあります
1、RSと同じプレイだけでは通用しない
2、SBは準備の段階で戦えるか決まる
ここまでがSB前までのMcVayマインドになります。それを踏まえて、LARのオフェンスは何がシーズンと同じであり、何が違ったのか。なぜその戦い方を選択したのか。それを分析していきます
McVayのプレイコールレビュー
Sean McVayの基本スタイルは、下の図のようなプレイにあります。

しかし、この戦術を採用する可能性は低いと考えました。理由としては、
1、TE Higbeeの欠場
2、CINのDLが強いこと
このプレイで大事になるのはTE(図の右から3人目)なのですが、LARのメインTEであるTyler Higbeeなのですが、彼は膝の怪我で欠場が確定していました。また、CINオフェンスはLV, KCとOLの強いチームのランを止めてきました。この2点から、LARは基本のアウトサイドゾーン+ブーツレッグは少なくすると予想しました。
試合検証〜キックオフ〜
前半は予想に反して、ラン+ブーツレッグが機能していました。ただしTEではなく、Cooper KuppをSEに入れて、アウトサイドのOBJをフィールド中央に配置するパターンが多く見られました。このパターンはKuppのTDに繋がりました。お手本のようなPAからコーナールートを走るKuppにボールをヒットしました。
この他にも、OBJ vs スロットのミスマッチ狙いもありました。それに加えて、OBJにクロスルートを走らせることで、アンダーゾーンのスペースを使う狙いもありました。CINの守備は距離の短いパスに対しては、キャッチ後にタックルする方針でしたので、スペースは空いていました。そこをスピードがあって、RACの上手なOBJに利用させようという狙いでした。


ゾーンについてはこちらを参考に(insideoutさんのHPから引用)
https://insideout-football.info/blog/2021/03/24/cover-3/
後半に続く