RB Melvin Gordonと2年契約で合意
LACからFAになっていたMelvin Gordonと2年16M(13M保証)で合意しました。チームがRoyce Freemanのパフォーマンスに不満を持っていたのは明らかであり、彼の代わりとなるRBを探していました。今回は契約内容も含めて吟味していきたいと思います
ポジティブ要素1 決定力のあるRB獲得
結局Freemanをなぜ変えたいのか?という部分を考えた時に一番重要なのは決定力だと思います。Freemanはこの2年で8TDランを決めていますが、Gordonはこの4年で36TDランの決定力があります。TDを取るまでに有するキャリー数を見ても昨年はFreemanが44キャリー、Gordonが20.25キャリーです。もちろん使用シチュエーションが違うので一概に差があるとは言えませんが、この決定力は無視できません。
ポジティブ要素2 現時点でとれる最高の選手
ドラフト上位をRBに使う余裕はないです。早くて3巡な訳ですが、それらで指名できるRBがGordonより上ではないです。ラン能力の高さは勿論ですが、パスプロとパスキャッチ能力にも優れたGordonは3rdダウンRBとしてNFLでも上位に入ります
ネガティブ要素1 2番手RBに8Mは高くね?
結局ここです。Lindsayというエースがいる以上併用が前提になります。現在併用されているRBでベテランと言えばMark Ingram(BAL), Latavius Murray(NO), Tevin Coleman(SF), James White(NE)あたりがいます。彼らは4〜5M程度のサラリーなんですよね。それと比べて2倍近いGordonのサラリーは高く感じる訳です
もちろん能力を比較すればGordonの方が高くなるのは理解できます。しかし、RBは安価で交代が主流になりつつある中で時代に逆行するような契約を結んだのです
ネガティブ要素2 Lindsay延長への影響
オフシーズン始まる当初からElwayはLindsayとの早期の契約延長を示唆してきました。ここまでの動きから今年ではなく、来年RFAテンダーを使用→契約延長コースも可能性が出てきています。
今回のGordonの契約によりLindsayのサラリーは8Mを上回ることが確実です。チームのエースが契約延長したのに2番手より安いなんてことはあり得ないですから。
もし仮に20年シーズンに契約延長を果たした場合、DENはRB2人に約18Mというサラリーを払う必要が出てきます。コストてして高すぎるなぁ…と感じますね
まとめ
2年16Mは高いです。先発RBとしてならお手頃な金額ですが、あくまでLindsayがエースです。併用するRBにその値段は出したなぁと感じています。
とはいえGordonが来てしまったので応援します。同地区としてLACとやりたいためにDENに来たなんて話もありますね。僕はお値段通りの活躍してくれれば何でも良いです
RBの相場は難しいです。ベテランRBはZeke ElliottやTodd Gurley, David Johnsonのように10Mを超えるか、Ingramたちのように5M以下でありGordonのお手本になる契約がないです。それ故に高いと感じるのでしょう。
とはいえランゲームの強化はずっと課題になっていましたので、それを補強できたのは戦力的にプラスです。ドラフトももう少し動きやすくなりました。