・振り返りを書くつもりがFA解禁。だと!?


2025シーズンのDenver Broncos
   2024シーズンに9年振りのPO進出を果たし、2025シーズンはそこからの成長を求められたシーズンでした。結果は14-3で第1シード獲得、AFC決勝進出とリーグでもトップクラスのチームとなりました。最後は残念ながら負けてしまいましたが、26シーズンのSuper Bowlを期待させるには充分なシーズンでした。
   ここからは主力メンバーを中心に25シーズンを振り返ります。


QB
Bo Nix, Jarred Stidham
Nixのレギュラーシーズン成績は、388/612(63.4%), 3931ヤード25TD12INT, ラン356ヤード5TDでした。パス成功率やTD数では前年を下回り、試合によってパフォーマンスの波が激しかったです。しかし、Patrick Mahomesに比肩するレベルで1ポゼッション差に強く、クラッチなQBであることをリーグに示しました。4Qで1ポセ差以内であればNixが同点までは持っていってくれる。そう思わせる信頼を感じさせるシーズンでした。
   シーズンベストのパフォーマンスはGB戦なのですが、瞬間最大風速はNYG戦でしょう。4Q残り6分強で26-8の18点差、ここから3TD1FGで逆転まで持っていきました。なかなか試合中にパフォーマンスを向上させるのは難しいのですが、Nixはそれが出来ています。必要な場面で出力を上げ、結果に結びつける。SBで勝つために必要だとされる能力が高いために、不安定さがあれどNixに夢を見るのでしょう。来年は怪我せずSB制覇まで行って欲しいものです。

RB
J.K.Dobbins, R.J.Harvey, Tyler Badie, Jaleel McGlauglin
   1年2Mで契約したDobbinsがエースとして大活躍。10試合で772ヤードを走る活躍でしたが、怪我でシーズンエンド。中盤からはHarveyがメインのRBとして活躍しました。Harveyは噂通りのパスキャッチ能力の高さも活かし、ランパス両面でTDを記録し10TD超えも決めています。
   一方で3番手のBadieは出番が少ないにも関わらずイージーなドロップが多く印象が悪いです。McGlauglinもランは良いもののパスもブロックも苦手かつフィジカルが弱く出番を一気に減らしました。
   FAではKen Walker, Travis Etienneを取らず、Dobbinsと2年16Mで契約しました。RBは基本的にローテーションするSean Paytonの方針からして、年平均で15M, 13MをRB1名に払うのはコスパ悪いので、まぁ仕方なしとも思います。もう少し安ければ契約したと思いますし、来たら激アツでしたけれども、、、ドラフト下位では指名して欲しいですね。Badieが3番手はちょっと、、、
   
WR
Courtland Sutton, Troy Franklin, Pat Bryant, Marvin Mims, Lil'Jordan Humphrey
   昨年の布陣からDnVanugn Veleを4巡でNOに放出し、ドラ3でPat Bryantを加えました。
   Suttonは2年連続の1,000ヤード超え。他のAFCの選手に怪我が重なったこともありますが、プロボウル選出となりました。今年も困った時のSuttonは変わらず強力でした。2番手Franklinは落球が多いし、ロングのタイミングがNixと合わないながらも700ヤード6TDを獲得。印象ほどは悪くなかったです。
   逆にBryantはシーズン終盤から出場を増やしましたが、2度の脳震盪による離脱が痛かったですね。堅実なキャッチ力とルートランでフリーになれる選手で、ブロックもよしとスロットにいると便利な選手でした。MimsはHarvey加入でRZでのRBポジションという役割が無くなりました。それでも怪我人が続出したPOのBUF戦では100ヤード近く稼ぐなど、WRとしてのポテンシャルの高さを見せつけました。来シーズンはMimsをどうオフェンスに絡めていくのか?は重要なミッションではないでしょうか。

TE/FB
Evan Engram, Adam Trautman, Adam Prentice,
Nate Adkins
   一番がっかりなポジションです。FA補強の目玉だったEngramはドロップが多すぎて信頼を失いました。WAS戦のOTで見せたロングゲインのように彼自身の能力が衰えた訳ではないですが、とにかく噛み合いが悪かったですね。まぁここら辺はNix側の責任もあるとは思います
   26シーズンはAdam Trautmanを3年17Mでキープ。サラリーキャップの高騰が激しい現代ではめちゃくちゃ高い訳ではないです(2015年ごろの3年9M契約とほぼ同等)。Trautmanをレシーバーと考えると物足りないですが、パスもとれるブロッカーとして考えればお得な契約ではないでしょうか?また、マーケットにはDavid Njokuという実績のあるベテランがいます。ドラフト次第では彼の獲得もあるかもしれませんね。
   
OL
Garett Bolles, Ben Powers, Luke Wttenberg, Quinn Meinerz, Mike McGhlinchey, Alex Palczwski,  Frnk Crum
   BollesとMeinerzがオールプロ1st選出、リーグ屈指のOLユニットでした。代打でLGに入ったPalchoも素晴らしいプレイでした。Wattenbergと契約延長(これは結構びっくり)したこともあり、もう1年このユニットで戦うことが決定しました。
   多少の入れ替えはあれど、ほぼ同じメンバーでRussell Wilson時代は2年で100サックでしたが、Bo Nixになってからは40サック程度まで下がりました。間違いなくQBの判断力や機動力に助けられていますが、それでもNixに安定した環境を提供していることは間違いありません。あとはランブロック頼む


DL
D.J.Jones, Zach Allen, John Franklin-Myers, Malcolm Roach, Oniyama Uwazurike, Sai'vion Jones
   AllenとJFMが6サック超え。Roachも序盤4試合を欠場しましたが、4サックを記録。優秀なローテーションプレイヤーとして活躍しました。Allenはついにオールプロ1stに選出されました。
   DJ, Allen, Roachと契約延長を果たし、コアを固めました。一方でJFMはサラリーの高騰が激しいことから放出となり、TENと3年63Mの契約を結びました。残そうと思えば残せたと思いますが、契約期間が3年以上のベテランDLが増えすぎてしまい編成バランスが崩れていたとも思います。ここは昨年ドラ3のJonesやスポット的に良い活躍を見せたUwazurikeに期待したいです。

OLB
Nik Bonitto, Jonathan Cooper, Jonah Elliss, Dontdrea Tillman, Que Robinson
   上4枚が磐石なユニットでした。Bonittoは序盤大爆発、中盤失速も最終的には14サックを記録しました。Cooperは7.5サックもハイモーターなEdgeとして活躍しました。Ellissはハムストリングの怪我に悩みながらも2.5サック、Tillmanは4サック2INTを記録しています。
   5人とも契約が残りますので、あと気になるのはVon Millerが帰還するかどうか?ですね。昨シーズンも9サックとまだ一線級で活躍できるボンちゃんは人として成熟し、2度のSB経験を持ち、Denverが大好きなレジェンド選手です。本人はオフシーズンからずっとDENに戻りたいアピールを続けていますので、それが叶うのでしょうか?最後にトロフィーを掲げてDENで引退するボンちゃんを私は見たいです。

ILB
Alex Singleton, Dre Greenlaw, Justin Strnad
   ほぼ3人回しでした。というよりも、ニッケル、ダイム体型が多くILB2名セットの使用機会も多くなかったです。控えのStreadはGreenlawの欠場が多く、ほぼ先発のような扱いで試合に出ていました。大きな破綻は見られなかったですね。逆にGreenlawは怪我で約半分を欠場し、残念な活躍でした。プレイ面でのインパクトも限定的でしたね。
    Singleton, Strnadを残してGreenlawをカットしました。Greenlawの怪我の多さ、フィールド外でも好戦的すぎる性格、サラリー保証の低さなどが相まっての放出となりました。せめて稼働率が高ければ、、、と思わずに居られません。ILBに大物を取って欲しい!という気持ちもありますが、ぶっちゃけVJ守備におけるILBが与えるインパクトは限定的かつ、一番目立つのはブリッツですからまぁ先発2枚確保は悪くないと思います。ここに怪我でプロ入り以来ほぼ試合に出ていないDrew Sandersとか、ドラフトされるであろう新人が絡めるとベストなシナリオでしょう。


CB Pat Surtain Ⅱ, Riley Moss, Ja'Quan McMillian, Jahdae Barron
   PS2は怪我での欠場がなければオールプロ1stだったでしょう。Stingleyよりは上だったと思いますが、まぁいっても仕方の無いことです。現代CBは上手い選手が多すぎます。
   Mossは不当なDPIコールをされることが多く可哀想ではありましたが、シーズン中に改善し安定感が増しました。タックルも上手いのはオープンを任せる上で良いですね。JQMはブリッツでの活躍が印象的ですが、パスカバーも前年より持ち直しました。BUF戦のINTは震えましたね。
   逆にシーズンを追うごとに出番を減らしたのがBarronです。上3人の牙城が硬いこと、CB4人S2人よりもCB3人S3人の方が対応力が高いことなどが原因でしょう。来年どのように使われるかのか?は注目です。


S Talanoa Hufanga, Brandon Jones, P.J.Locke, Devon Key, JL. Skinner
   FAで加入したHufangaが大当たり。守備範囲の広さを活かしてボックスSSからディープSまで幅広い活躍を見せました。キャリアで見るとINTの数が少なくスタッツは見劣りしますが、前年から大幅なプラスを作りました。FS Brandon Jonesも前年に続いて大きなインパクトを残しました。怪我で終盤は離脱となりましたが、それまでの貢献度の高さは見逃せません。3番手Lockeは先発落ちという難しい立場ながらSTと控えSの役割を受け入れてチームにプラスをもたらしました。BUF戦のINTは今シーズンのハイライトの1つです。
   Devon Keyは守備では限定的な出場でしたが、STでタックルリーダーとなりオールプロ1st選出。かつてのSTリーダーDavid Brutonを思い出す活躍でした。素晴らしい。


ST
Will Lutz, Jeremy Crawhsaw, Mitchell Fraboni
   Lutzはシーズン終始安定し、クラッチにも強く頼れる存在でした。とはいえ、IND戦とNE戦のFG失敗が負けに繋がるなど印象の悪いキックもありました。とはいえ、彼以上の精度と距離を蹴れるキッカーの方が少ないですから、贅沢な要求でしょう。
   Crawhsawは序盤戦かなり悪かったですが、徐々に良くなり、最終的には飛距離も時間も稼げ、インサイド20も狙えるPになりました。もちろん精度や再現性などはまだ課題ですが、序盤を考えれば素晴らしい結果でした。


まとめ
   SBでSEAに勝てたか?と聞かれれば、Noでしたが、2年前まではPOから遠ざがっていたチームであることを考えれば、ここまで順調も順調なステップアップです。Sean Paytonはもちろんですが、Bo Nixの与えたインパクトは素晴らしいです。
   NixはCaleb WillamsやJayden Daniels、Drake Mayeと比較するとスタッツや安定感で見劣りしますが、こと試合に勝つことにおいては最高クラスです。今年もNixが怪我しなければNEに勝てたのに、、、そう思わせるだけの結果をここまで見せてきました。来件こそSB制覇まで走りきって欲しいです。
   守備はかなり極まった戦力です。JFMは抜けましたが、それでもまだ強いと胸を張れるほどのロスターです。なかなかNFLという制限の厳しいリーグでこれだけの厚みと強度を維持することは難しいです。
   とはいえ、現状維持で勝てるの?という疑問はありますから、FAとトレードでの補強に注目したいです。もちろん若手の成長も楽しみです。個人的にはWR Franklin, Bryant, RB Harveyの3人が伸びてくるとかなり強そうだなと思います