・3QまでのDenver Broncosと4QのDenver Broncosの違いは何なのか。凡愚を装うなろう系主人公みたいなムーブいらないんです
オフェンスとは点を取ることである
思想が強そうに見えますが、これはただの事実です。オフェンスが点を取れなければ勝てないのがアメフトです。DENは33点とりました。ナイスジョブとは簡単にいきません
3Qまではパント製造機になっていました。2Q終盤に敵陣2ydsまで攻め込んだんですけどね、、、渾身のトリックプレイも決まらず(Bollesへのパス)、手詰まりでした。スクリーン系のプレイがよく決まっていたのですが、そこからフィールドを広げられなかったことで、最後の方は対策されていましたね。ダウンフィールドに投げ込め
それでも4QにラッキーなリコシェットプレイでTDを決めると、残り6分程度から25点とって大逆転勝利でした。逆転のドライブでは、Mimsのバックショルダーや、Engramの素晴らしいRAC、Suttonへの完璧なバックショルダーなど見られました。そういうプレイを前半から頼む、、、
色々と良いプレイはありましたが、個人的に一番クレバーだと感じたのは、4Q 2:07 1st&10(Mimsのバックショルダーキャッチの次プレイ)から即投げでパス失敗にしたプレイです。一見、平凡なパス失敗に見えますが、このプレイで「時間を使わなかった」ことの意味は大きいです。TOがない中で2min前に1プレイでも多くスナップすることは重要です。そのため、このシチュエーションでは、時間が止まるパスを投げたい訳です。
しかし、NYGのカバーとの噛み合わせから、狙い通りのプレイが難しそうでした。そのため、あえてパス失敗にして4秒残したと見れます。このプレイの後WR Franklinが「取れたのに、、、何故?」というジェスチャーをしていたのが印象的ですね。この状況で5ヤード取ることのバリューが低いと考えていないと、このような選択肢は出てきません。普通のQBであれば、粘ってパス失敗+2min突入なんてことばかりです。私はこのプレイでBo NixのアメフトIQの高さを垣間見ました。
結果的に残した4秒でEvan Engramのロングゲイン、NixのQBスイープに繋がります。見事に選択が当たりました。EngramのRACも2minで時間が止まるために外に出ないで、ヤードを狙ったことで起こっています。このプレイでもEngramが状況を理解していました。2プレイ続けて正しい判断をしているの素晴らしいです。
Dartの致命的な判断ミスがNYGの勝率を下げてしまった
そもそもですが、この試合のJaxson Dartは素晴らしいプレイを披露していました。プレッシャーの厳しいDEN守備相手に、足を使ってスペースと時間を作り出し、良いパスをヒットしていました。もちろんパスミスもありましたが、Dartだから通せたパスも随所に見せていました。私もこの試合でDartの評価を更に高めています。
そんなDartが唯一やらかしたのが4QのINTです。状況としては、26-16でDENが追い上げており、自陣35ヤード、時間は残り4:56でした。2ポゼッションにも関わらずDENはタイムアウトで時間を止めるほど苦しい展開です。
この状況の思考としては、第一目標はダウンを更新してドライブを続けることでした。一方で最もやっていけないのはターンオーバーです。ボールが欲しい相手に、自陣でボールを明け渡す行為は敗退に近くなります。
その中で激しいプレッシャーがかかった影響もありDartが投げたパスはINTとなり、DENに自陣20ヤードからの攻撃権を与える結果となりました。考える限りトップクラスに悪い結果ですね。このプレイでDartは完全にLBが見えていませんでしたし、パスも緩かったです。LBがいなくてもDBがカットやINT出来そうな感じに見えました。(カバーしていたのがPS2ですし)
このプレイはDartの経験不足が出たと思っています。状況的にターンオーバーが絶対ダメな状況で危険なパスを投げてしまった。投げれてしまったことが敗北という結果を招いてしまいました。サックされた場合はNYGが勝てた可能性もありました。少なくともDENにより厳しい状況を押し付けることができたでしょう。
時にはサックされることも正解になる。アメフトの奥深さが詰まったプレイでした。
審判は本当にひどい。ありえない。
この試合の審判は本当にひどいです。判定の厳しさではありません。判定の一貫性のなさにです。
それが一番顕著に出たのは4Q残り49秒でRiley Mossが取られたDPIです。確かに接触はありましたが、Mossは体を反転させてボールに対してプレイしていました。DPIは、守備側の選手が、ボールを認識していないまたは見失った状態で、レシーバーのキャッチを妨害した反則です。このプレイでMossはDPIの適用外なわけです。コンタクトが問題なのであれば、イリーガルコンタクトという存在が過ちな反則があります。要件を満たしていない反則をコールする審判。トップレベルをジャッジする資格ないでしょう。
とても好意的な捉え方をして、このプレイがDPIだったとしましょう。そうであれば、DEN側も同じくらいコンタクトされたプレイでフラッグを貰うべきです。しかし、NYGが同様のコンタクトで反則を取られたことはありませんでした。少なくとも試合中の適用基準は一環すべきでしょう。
このプレイの少し前で取られたFranklin-MyersのラップィングTheパサーも、取られないレベルのものです。こちらも、Bo Nixへのヒットも同じようにとってくれ案件です。
何より、こんなくだらないジャッジで負けかけたという事実が許せません。審判は公平公正、公明正大であるからこそ尊敬され、選手が判断に従います。NFLにはぜひとも審判の質向上をして欲しいですね。こんなに理不尽な審判は久しぶりでした。ありえない
DTがRing of Fame入り
2010年ドラフト1巡指名であり、2015年SB優勝メンバーでもあるlate Demaryius Thomasの球団殿堂入り式典がありました。
DTは2021年の12月に33歳という若さでこの世を去りました。Twitterで知ったのですが、あの時の衝撃は忘れられません。本当に驚きましたし、とても悲しかったです。
そんなDTですが引退から5年が経過したことで球団殿堂入りを果たしました。彼の全盛期はPeyton Manningと共にありましたが、その絶大なインパクトは今もファンの間に鮮明に残っています。
また、彼はとても素晴らしい人格者でした。SB優勝後のロッカールームで、プレス対応に追われるPeyton Manningに代わり、彼の息子の面倒を見ていた逸話はあまりにも有名です。それ以外にも地元コミュニティーでのチャリティーイベントを積極的に開催するなど様々な支援を行っていました。WR Courtland SuttonはルーキーシーズンにDTからNFLのWRとしてプレイすることの意味を教わったと話しています。誰一人彼の悪口を言っているのを聞いた事がありません。とても愛された選手でした。
殿堂入り式典にはSB50の優勝メンバーも集結しました。優勝10年目ということもありますが、DTの式典ですからね。まだ現役をやっているVon Miller(WAS), Brandon McManus(GB)はいませんでしたが、それ以外の選手はほぼいたと思います(ガンで亡くなったRB Ronnie Hillmanは家族が来られていました)。LS Aaron BrewerはNYGの選手として参加していました。
式典の様子は公式YouTubeで見ることができます。スピーチをしているEmmanuel Sandersが泣きそうになっていますね。僕も泣きそうでした。
https://x.com/kcatchalrotto/status/1980668777575674243?s=12
まとめ
4Q残り5分、19点差からのカムバックは史上初だそうです。NYGのミスに助けられた部分もありましたが、それでもDEN特にBo Nixの果たした役割は本当に大きいです。Nixはここ10年求めてきたフランチャイズQBとして欲しいプレイを見せてくれました。逆境でこそ燃えてプレイを決め、チームを勝たせる。ハートの強さを感じますね。
とはいえ、反省点は盛りだくさんです。NYGのチームとしての未成熟さに助けられたなと大いに感じる部分もありますし、3Qまで沈黙したオフェンスも問題しかありません。
それでもDTの式典で、これだけ素晴らしい勝利を収めれたことを喜びたいです。
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