Detroit Lionsの所感
   昨年の前半は本当に守備が弱くてどうしようもなかったです。30点とって普通に負けるのやばかったですね。しかし、後半は守備指標が劇的に改善し、失点が減った結果、勝てる試合が増えました。
   オフェンスはRB D'Andre Swiftのスムーズな走りと、Jamaal Williamsのフィジカルな走りをメインに、Jared Goffがパスを散らすものでした。Amon-Ra St.Brownは変わらず脅威的なスロットWRでしたし、Josh ReynoldsはGoffとの相性の良さでチームを救いました。TE T.J.Hockensonを放出してなお強かったのは特筆すべきことです。
   ディフェンスはルーキーたちの活躍が目立ちましたね。全体2位指名のDE Aidan Hutchinsonはもちろんですが、FS Kirby Joseph, LB Malcolm Rodriguezと目立った活躍をした選手もいました。シーズン途中からなぜか劇的な改善を遂げましたが、その調子を今年も維持できるのでしょうか。


Jahmyr Gibbsに注目したい
   今年のドラフトにおけるサプライズの1つは12位でRB Gibbsが指名をされたことでしょう。Gibbsはアラバマ大学でBryce Youngと2人で奮闘していた選手で、スペースを与えると持ち前のスピードとクイックネスで脅威となる選手です。しかし、カレッジレベルでも顕著に出るほどフィジカルが弱く、通常のランプレイで期待しづらいこと、耐久力の懸念がありました。
   DETがGibbsを指名した際には、12位にRB(しかもBijan Robinsonと違って懸念点が多い)なんて!と思いましたが、それから色々考えた結果この指名はハイインパクトを与える可能性があると思いました。
    というのも、現代NFLではスペースを広く使って攻めるオフェンスが主流になってきているからです。守備側もパスを止めるために、ボックスの人数を減らしていますし、比較的スペースは出来やすくなっています。そして、Gibbsはスペースを与えればとても厄介な選手です。プレイコールによって空いたスペースにGibbsが出てきたならば、守備側にとって面倒なこと間違いなしです。
   このように、GibbsはDETでハイインパクトを残すかもしれません。RBなのかWRなのかよく分からん...みたいな新しいCMCになれるかもしれませんね


守備は結局強いの?
   DETは守備が強ければPOに行けますが、昨年の後半は本物なのでしょうか?前半のDET守備が顔を出せばPO進出はだいぶ難しいと考えています。
   守備で注目したいのはDE Aidan HutchinsonとILB Jack Campbellです。どちらもドラ1選手ですが、彼らのような高評価を受けた選手が活躍することはチームが強くなるために必須です。高い評価を証明できるでしょうか。


まとめ
   DETはPOに行けなければ失敗とも言えるシーズンかもしれません。ここまでは順調にチームが強くなっています。まずはPO、それからSBと段階を踏んでステップアップしたいところです。