・今日NFLが開幕しました。TNFのBUF@LAR戦を振り返りたいと思います。
前半拮抗も、後半戦はワンサイドゲームに
前半戦は10-10でしたが、後半はBUFが21-0で押し切り、結果31-10でBUFが勝利しました。BUFはミスが多かったものの、守備の奮闘とオフェンスのビッグプレイが飛び出したことで完勝となりました。
BUFの勝因: 強固な守備
オフにOLB Von Millerを獲得した効果が出ていました。そのMillerは少ないスナップ数でしたが2サックと上々のデビューでした。
今日のBUFはライン戦での勝利が試合を優位に進めました。DT Ed Oliver, Jordan Phillips, Da'Quan Jones, Tim Settleのローテーションは強力でランパス共に存在感を発揮しました。特にPhillipsは2サックとARI時代とは別人のようでした。DEもGregory Rousseau, A.J.Epenesa, Boogie Bashamの若い選手たちが躍動しました。昨年から引き続き強力なDBにDLが加わり、より完成度の高い守備になりました。 7サックに3INTとLAR攻撃陣を終始苦しめました。
LARの敗因: 大きすぎた選手の穴
Bobby Wagner獲得、Matthew Stafford, Aaron Donald, Cooper Kuppの契約延長など大金を動かしたLARですが、あくまで自チームの選手を繋ぎ止めるための補強であり、戦力を上積みする要素は少なかったです。その結果、流出した選手の穴が埋まらなかった印象を受けました。
1人目はLT Andrew Whitworthです。Joseph Noteboomと契約延長をして、LTに据えましたがVon Millerに2サックを許すなど前任者と比べると安定感に欠ける結果となりました。Noteboomはフル出場経験もなく、耐久力と合わせて少し懸念が大きくなりました。
2人目はOBJです。SBでらACLを断裂したため契約していてもまだ試合出場は叶いません。LAR側もそれを認識していてWR Allen Robinsonを獲得しました。しかし、キャンプを通して肘を痛めたMatthew Staffordと合わせる機会は少なく、開幕戦はわずか1キャッチに終わりました。今後合わせる機会が増えて行く中で関係構築をしたいですが、かなり出遅れたことは否めません。
3人目はVon Millerです。前2つのポジションと比較して新しい選手の補充すら行いませんでした。Terrell LewisやJustin Hollinsがプレイしていましたが、ラン守備はまだしもパスラッシュでは圧倒的に見劣りします。Leonard Floydも違いを作り出すほどのパフォーマンスではなく、シーズンを通してエッジラッシュには苦しむ結果になりそうです。
BUFが強い3つの理由
強いチームは所属する団体のレベルに関係なく共通点があります。それは、ペナルティが少ないこと、タックルミスが少ないこと、試合中の修正能力が高いことです。
BUFはこの試合でペナルティはわずか4つ、タックルミスも目立つものは4th&2でLB Tremaine Edmundsがしたものくらい、前半10-10→後半21-0と全ての項目に当てはまりました。特にAaron Donaldというスーパープレイヤーと対面しながらオフェンスホールディングなしは立派な結果です。
タックルも詰め方、当たった時のフィジカルの強さ、集まりの良さと重要な項目が全て試合を通して出来ていました。プレシーズンで控えにまで浸透しており、チームとしてキャンプから徹底して取り組んだ成果でしょう。素晴らしい限りです。