・NFLルール対策委員会による、キャッチ変更案が発表されました。その内容を確認したいと思います


これまでのキャッチルール
   今までのキャッチルールには3つの条件がありました。
1、両手または体を使ってボールを確保すること(ボールをコントロールする状態のこと)
2、両足または、それに該当する部位をフィールド内につけること
3、フットボールが行える時間だけボールのコントロールを継続すること


従来のルールの欠点
   問題となっていたのは3番で、「フットボールが行える時間」とはなんだ?ここが拡大解釈の原因となり、Calvin JohnsonルールやDez Bryantルールを生みました。「フットボールが行える時間」というのは、キャッチ後2歩や両手を前に伸ばして引き戻す時間、地面に倒れこむまでの時間とされていました。
   また、今までは「キャッチ後に倒れこむ動き」が全て一連の動作とされていました。キャッチ後3歩目をインバウンズに残して倒れ込んだ場合や、倒れこみながら腕を伸ばした場合(Dez Bryantルール)でも倒れた衝撃でボールを手放したらインコンプリートとなりました。
   3歩目をインバウンズに残す、腕を伸ばす動きはそれぞれ「フットボールが行える時間」であったにも関わらず、倒れこむという動作が入ることで、倒れるという流れが優先されていました。これがルールの複雑化を招くとともに、拡大解釈されていた部分になります。


新ルール
   1、2番に変更はありませんでした。3番が変わっています。
3、以下のようなフットボールの動き
A.3歩目をフィールドに残した場合
B.ヤードを獲得するために、ボールを伸ばした場合
C.またはそれに該当する何らかの動きをした場合

変更点解説
   3番の項目Cは従来とほぼ変わりません(キャッチの勢いで背中から倒れこむなどの場合)。注目すべきはAとBですね。Aは大丈夫だと思います。3歩目が残ればキャッチ成立はわかりやすいですね。
   Bは大きな変更になります。昨シーズンまでは、腕を伸ばしていても倒れこみながらの場合、ダウンの衝撃でボールを手放したらインコンプリートになりました。このルール変更によって倒れこみながらの場合でも腕を伸ばしていれば、キャッチが成立することになります。
  つまり来シーズンからPITのJesse Jamesのキャッチは、パス成功と判断されるようになります。
   地面に倒れた衝撃でボールを手放した場合インコンプリートの判定がなされるのは、サイドライン際などでキャッチ→両足がつく→そのまま地面にダウン→地面と接触した時にボールを手放した場合になります。


まとめ
   倒れこむという動きの優先度が下がりましたので、全てのキャッチでは適用されなくなりました。公式にメガトロンルールが誤審だったと認めたようなものです。
   実際のところ、シーズンが始まってみないと明確な線引きはわかりませんが、字面だけを見るならそう捉えることが出来ます。
   3歩目をインバウンズに残したか、腕を伸ばしてエクストラヤードを狙ったのか、これからはこれがポイントになります。
   このルールによって、ファンブルになるケースも増えると思います。今までグレーゾーンだった部分ですので、そこのジャッジにも期待です。
   詳しいケースはリーグのキックオフを待ちたいと思います。