K猫のDENファン日記

NFLデンバーブロンコスのファンブログです! その他にもドラフトやFA、プレイ解説も行っています!

2024年10月


・時間が経ちすぎたので3週まとめてレビュー


Week6 LAC@DEN レビュー
   今年のLACは守備が非常に固い一方で攻撃が不調です。WRのトップ2だったMike Williams, Keenan Allenを放出した影響はゼロではないですが、それでもOLは超強いですしQBはHerbertなのにあまり点が取れていません。OC Greg Romanの戦術がバレてきている影響でしょうか?
   なんてプレビューを書くつもりだったのですが、この試合のHerbertは止めるのが不可能なパスばっかり投げていました。2スナップ目でPat Surtainが脳しんとうでアウトになった影響もあったでしょうが、そんなレベルではなかったです。年間通してあんなパス投げられたらMVP取れます。


Week7 DEN@NO レビュー
   先発QB, WR1, WR2, OL多数が怪我で欠場と野戦病院なNOをボッコボコにしました。さすがにSpencer Rattlerに負けてはいられません。
   この試合ではJavonte Williamsのランを中心にグラウンドゲームを制圧。ヤードを稼げるランは強いというアメフトの基本原則を思い出させてくれました。
   

Week8 CAR@DEN レビュー
   先週のNO同様QB, WR2枚が欠場したCARとの対戦でした。WRのファンブル2回という酷い要素はありましたが、それでも28-14と力の差を見せました。今年の最下位争いをしているCAR相手に力の差を示したところで強いかはさておきですが、、、  
   開幕ドライブでTDこそ取られましたが、その後はBryce Young及びCARオフェンスを制圧しました。守備はやはり強いですね。復帰したPS2のINTに、McMillianの変態INTと見どころもありました。
   オフェンスはBo Nix覚醒か?と思うほどのパフォーマンスでした。先週まではパス失敗だつたプレイでも、ことごとくWRにヒットしていました。ミドルにバンバン通すようになったNixは厄介です。BAL, KC相手にも同じパフォーマンスをお願いしたいですね。


まとめ
   雑なまとめになりましたが、ブログモチベがゼロに近い現状なので大目に見ていただきたいです。
    ここから2試合はBAL, KCで、その次はATLです。BAL, KCは今のNFLのトップ4チームだと思いますし、ATLもPO進出するだけの力があるチームです。まずはBAL, KC相手にどこまで出来るのかみたいです。勝っていいんだぞ
    10月も終わるので、今年のNFLのTier表でも作れたらいいな〜なんて考えています。実現したら拡散してください。
   ではでは〜
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・書きたい記事を書いていく


前段
   Week5を終わった時点で、ブロンコス守備はリーグ屈指の破壊力をもったユニットとなっており、不安定なオフェンスを助け、チームの勝利に大きく貢献しています。

1試合のスタッツ
・喪失ヤード: 271.1(リーグ3位)
・被TD : 7(リーグ2位タイ)
・平均失点 : 14.6(リーグ2位タイ)
・3rdダウン守備 : 32.4%(リーグ9位タイ)
・RZ守備 : 33.3%(リーグ3位タイ)
・サック数 : 19.0(リーグ3位)
・ターンオーバー : 8(リーグ6位タイ)

・パス喪失ヤード : 159.8(4位)
・被パスTD : 4(8位タイ)

・ラン喪失ヤード : 111.4(10位)
・被ランTD : 3(6位タイ)

   主要スタッツ全てでトップ10入りしており、ランパス共に安定していますね。昨シーズンも最初の5試合が酷すぎただけで、Week6以降の平均失点は17.6という情報もあり、安定的に強い守備の構築ができていると言えそうです。
   ここからは、ポジション別に選手を見ていきます。


DL
主なメンバー: DJ.Jones, Zach Allen, John Franklin-Myers(以下JFM), Malcolm Roach
   5年前くらいから毎年ドラ3までに1人は指名する傾向がありましたが、ほぼ全外しした結果、すっかりベテランユニットになりました。
   その中でもFAで獲得したDJはリーグ屈指のランストップNTとして活躍し、Zach Allenはランパスの両面でインパクトを残せるインテリアラインマンになりました。トレードで獲得したJFMもローテーションで出てくるメンバーとしてかなり質の高いプレイヤーです。Roachはラン守備の勝率がリーグ上位だそうです。
   ベテランかつサイズのある選手が増えましたが、同時に動けるので柔軟性が高いです。NYJ戦が良い例ですが、ショートヤードのランにも強くブロックを外してタックルまでいけているのが素晴らしいです。


OLB 
主なメンバー: Jonathan Cooper, Nik Bonnito, Baron Browning, Jonah Ellis
   こちらは生え抜きカルテットとった若いプレイヤーが多いです。4年目のCooper, Browning、3年目のBonnito、ルーキーEllisというメンバーが主に出ています。
   ここまで特筆すべきはCooperでしょう。非常にハイモーターな選手で、サイズとスタートの良さを生かしたラッシュが特徴です。ラン守備でも強さを発揮しており、7巡目で指名したことを考えるととても良い指名でした。BonnitoはBrowningの怪我から先発に定着しました。えリードラッシャーという訳では無いですが、とにかく速いので対面のOTに勝てる場面が多いです。Browningはとにかく怪我の多い選手ですが、アスリートレベルが高く、出ている時の貢献度は高いですね。Ellisはまだ0サックですが、ミスの少ない堅実なプレイを見せています。


ILB
主なメンバー: Cody Barton, Justin Strnad, Alex Singleton(IR)
   守備のリーダーであるSingletonを失ったものの代役ILBのStrnadがラン守備で存在感を発揮しています。ここまでST専門になっていましたが、得た出場機会できっちり仕事をしています。ILBユニットはあまりパスカバーが得意ではないので、パスシチュエーションでは他の選手に出番を譲っていますが、ここまでは穴にならないので問題ないですね。


CB
主なメンバー: Patrick Surtain Ⅱ(以下PS2), Riley Moss, Ja'Quan McMillan, Levi Wallace
   大エースPS2を筆頭に、成長著しいMoss, McMillanのユニットはリーグ屈指の強度を誇っています。
   PS2はWeek5のDPoWを受賞し、リーグ最強CBという評価も高まってきました。Sauce Gardnerとは今後も長く議論されるのではないでしょうか。
   2年目のMossはキャンプの競争に勝って先発になりました。クリティカルなDPIをやらかす場面もありますが、身体能力が高くサイズのある(6-0, 193lbsで40ヤード4.45s)選手です。因みに10ヤードは1.48sで上位8%だそうです。PS2の逆サイドというとにかく狙われるポジションで大きな破綻なく守っているのは素晴らしいです。また、優秀なタックラーでもあり33タックル中24回がソロタックルです。CBのタックル数が多いのは好ましくないですが、狙われても止めれているので被害が拡大しないとも捉えられます。
   スロットCBのJa'Quan McMillanは昨シーズン台頭した選手です。他の選手の怪我で出番が回ってきて、そこからターンオーバーを連発したことで先発に定着しました。UDFAから這い上がってきた苦労人でもありますが、パッション溢れるプレイを見せてくれます。


S
主なメンバー: P.J.Locke, Brandon Jones
   Justin Simmons, Kareem Jacksonというブロンコス守備の核からの刷新でしたが、ここまでは上々の出来です。
   特にJonesはFAの当たりでしょう。パスカバーに優れたSでPFFのカバーグレードでも上位に位置しています。今年のブロンコスはカバレッジサックが多いのですが、それはCB陣に加えて2人のSが優秀なことの証でしょう。
   PJはLV戦でTE Bowersに負けましたが、ハードヒットSSとして貢献しています。相変わらずブリッツが上手で、NYJ戦では4thダウンギャンブルでサックするなど存在感を見せています。
   Simmonsの圧倒的な安定感やサイズがないのは寂しいですが、これも必要な痛みなのでしょう。


ST
Will Lutz, Riley Dixon, Mitchell Fraboni
   ここまでビッグリターンを許さず、堅実なプレイを見せています。STで勝てるアドバンテージ大事ですね。


まとめ
   9月は素晴らしい結果でした。ここから試合を重ねても継続していきたいものです。懸念があるとすれば層がかなり薄いS陣です。先発が怪我しただけでダメージは大きいでしょう。  
   Vance JosephさんARI時代も前半は素晴らしい守備だけど、後半は崩壊みたいなことがありました。同じ轍は踏まないで欲しいな〜なんて思います。
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・このタイトル懐かしいですね。久しぶりに書きます。


LV@DEN プレビュー
   2019年の12月以来、LV戦未勝利のDEN。特にDE Maxx Crosbyは天敵で毎試合やられています。Week4は欠場したCrosbyですが、Week5は復帰となりました。
   オフェンス側はQB Carrが抜けてから微妙な感じが続いています。Gardner Minshewもパス成功率は高いですが、3TD/3INTとスタッツとしてはパッとしないですね。プレッシャーかかるとパスが乱れる印象はあるので、うまくプレッシャーかけていきたいなと思います。WR Adamsも欠場なので、怖いWRが1枚いないのもDENには追い風です。

LV@DEN レビュー
   オープニングドライブでTE Brock Bowersの54ヤードTDで先制されます。更にFGで加点、RB Abdullahの40ヤードゲインを許すなど、勢いを持っていかれました。
   しかし、TDを狙ったMinshewのパスが高くなりCB Pat Surtain ⅡがエンドゾーンでINT、そのまま100ヤードを走るPick6で3点差とします。ブロンコスは前半終了間際にFGを追加し、13-10とリードして後半を迎えます。
   後半はロングパスをCB Riley MossとPS2がINTを決めました。Nixのパスも機能し、RB McLaughlin, WR ReynoldsへのTDパス、更にNixのスニークTDと3TDを決めて最終的に34-18で勝利しました。


今日のオフェンス
   前半は悪いBo Nixでした。5ヤード以上のパスは通らず、ランも機能せずいつもの手詰まり状態でした。しかし、後半からは早いタイミングのパスやランでテンポをつくり、スクランブルやミドルパスを駆使して得点に繋げました。まだ安定感には欠けますが、得点をとる能力の高さは期待がもてます。
   RBはJavonte, Jaleelの2人が良かったです。特にJavonteはルーキーシーズンの彼らしいプレイが増えてきました。このまま完全復活して欲しいところです。
   WRはエースSuttonがやはりインパクトありますね。WR Franklinは取ればTDの落球は残念でした。次は取っておくれ


ディフェンス
   今日はCBの日でした。PS2は2INT, Mossはキャリア初INTでした。スロットのMcMillanと合わせて今年のDEN守備の好調さを支えています。
   DLはラン守備でDJ. Jones, Zach Allenが存在感を発揮しました。LBがフリーでタックルするために潰れることはもちろんですが、ソロタックルを決める場面もあり、彼らのFA獲得はやはり大きかったです。Allenは3サック目も決めて、パス守備でも活躍しました。
   ここ2試合で12サックを決めていたパスラッシュ陣ですが、LVがスイングなどの早いプレイでプレッシャーを避けるプランを取っていたため、あまりブリッツは使わず4メンラッシュが多かったです。それでもカバレッジサックも含めて4つ決めていたのは良かったです。
   

総評
   前半はPS2のINTまで苦しい状況でしたが、そこから盛り返しました。後半は攻守が噛み合って素晴らしい結果になりました。後半のようなオフェンスが安定して出来るようになると勝ち星がついてきそうですね。来週はホームでLACとの対戦です。次も勝ちたいです。
   LVはGruden, McDaniel期でドラフト外しまくった影響が如実に出ていますね。タレント不足を感じました。やはりQBがMinshewやO'Connellでは厳しいですね。2~3年以内にドラフトでのQB指名があるのではないでしょうか。トレード要求のWR Adams、トレードの噂が絶えないDECrosbyあたりの処遇も気になるところです。

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