・いつも1日1モックをやりっぱなしだったので、実際のドラフト結果と見比べてみたいと思います。見ていく項目としては、①K猫の選手評の正確性、②チームニーズの正確性、③実際の指名の意図とします。
1位 QB Bryce Young(CAR)
K猫ピック: QB C.J.Stroud(CAR)
① 当企画は31日(実際は50日くらい)かかるためトップピックが意外と当たりません。Stroudを選んだのは、CARのHC Frank Reichの好みがYoung< Stroudという世間の評判によって決めました。正直、この2人の指名の前後は好みです
② トレードアップしたCARのニーズ外したら話にもなりません。ここは正解でした
③ Youngはサイズ懸念こそありますが、プレイヤーとしてのレベルは相当に高いです。NFLで活躍するためにという、高い視座でプレイしていますからね。わかります
2位 QB C.J.Stroud(HOU)
K猫ピック: Bryce Young(HOU)
① 1年半前からワンツーフィニッシュするのは知っていました。だって凄いもん
② HOUは結構、煙幕を張っていました。2位でQBに行かないだの、AndersonではなくWilsonの方が好みだとか。そんなわけあるかQB一択だろ!派でしたが、ちゃんとQBを指名して安心しました。
③ QBは取れる時に取れ。
3位 DE Will Anderson Jr(HOU)
K猫ピック: DE Will Anderson(ARI)
① ここがトップ3になるのは知っていました。Edgeで1人だけ突出した選手でしたからね。ランパス両面で活躍できるドラフトNo.1DEです
② HOUは取らなくて良いポジションを探す方が簡単なので、LTとQB以外なら全部ニーズです。
③ ARIが指名すると思っていたんです。まさかHOUがアップしてくるとは...確かにAndersonレベルのDEを取ることは容易ではないため、トレードアップの意図はわかります。結構思い切った決断ですが、CLEからもらった指名権があるため、来年のドラフトプロセスへの影響は、実はそこまで大きくないんですよね。プレミアムEdgeの希少性まで天秤にかけると、悪くない選択だったと思います。あとはAndersonが活躍するかどうかです。
4位 QB Anthony Richardson(IND)
K猫ピック: Will Levis(IND)
① ちゃんとRichardsonをトップ5評価していました。4位でINDは予想してませんでしたけども!ポテンシャルはものっすごいので期待しています。なんかオーナーが開幕戦の先発になるだろう。とか言ってましたけど。大丈夫かな...そんな早くから通用する選手じゃないけど...
② 今年QBとらずにどうするんだ
③ Will Levisじゃないんかーいってなりました。たぶんSEAのピックにも影響を与えた指名でしたね。Levisは2-33でTENに指名されましたが、やはり跳ねた時のポテンシャルはRichardsonに劣る上に、それなりにハイリスクなタイプだからでしょうか。私自身Levis4位の理由が、「Jim Irsey(INDのオーナー)が好きそうだから」。という弱すぎる根拠を元にしていたのが悪かったです。それでもドラ2には驚いています。
5位 CB Devon Witherspoon(SEA)
K猫ピック: Anthony Richardson(SEA)
① ライブ放送チラ見していたのですが、この指名は2度見しました。コラかと思いました。CBのトップはGonzalezじゃないのかとか、SEAって上位でCB取れるんだとか、SEAってそんなにCB必要だっけとか色々思いました。Witherspoonはポテンシャルの高いCBです。フィジカルが強く、スピードもバーストもあります。ただテクニックがまだまだですね。時間かかるな〜と思ったらCBのテクニックがそこまで必要のないチームに行きました。来年は9月から活躍するかもしれません。
② CBは予想外でした。QBかDEの2択とまで断言していましたからね。SEAの守備の特徴を考えた時にCBに1巡使うなんて思わないですって...しかも5位。完敗です
③ ピックまで時間をかけていたので、AR-15欲しかった説を僕は提唱しています。少なくともTyree Wilsonはそこまで好みではなかったのですね。下げれないのでCB指名となりました。こんなピック当てれるか
6位 OT Paris Johnson(ARI)
K猫ピック: DE Tyree Wilson(DET)
① トップ10LTかつ、OTの1番手という予想は当てました。サイズと運動能力があり、すでにランブロッカーとしてはNFLでも通用します。
② トレードダウン→トレードアップ→からのGMとHCが超熱い抱擁で、LTを指名と。いやTyree WilsonとかJalen Carterとか思うじゃないですか!そこかーいと思わず突っ込みを入れてしまいました。因みにですが、ARIはQB, WR, TE, LB以外は全部ニーズです。
③ D.J.HumphriesがLTとして適任でないことは明らか(明らかなんですけど、なぜか高額で契約延長している)だったので、もっと上位のLTが欲しかったのはわかります。前任のGMの負の遺産がでかすぎて批判されるのちょっと可哀想
7位 DE Tyree Wilson(LV)
K猫ピック: CB Christian Gonzalez(LV)
① 世間の評価通りにトップ10で指名となりました。ざっとDEプロスペクトを見て、Wilsonが今年の2番手DEかぁ...とはなりました。スペックは良いんですけどね...プレイがね...安定しないのがね...
② LVは3巡まで全員守備でよくね?らしいです。1日1モックでは6位でWilsonは指名されているので、選手のバリューとしても、ニーズの判断としても正確と言えるのではないでしょうか。
③ 残っていたらとるでしょ。CB Gonzalezが意外と低かったので、迷うこともなかったのでしょうね。DEはローテーションかな
8位 RB Bijan Robinson(ATL)
K猫ピック: DE Myles Murphy(ATL)
① Bijanの指名位置が難しかったのは、ひとえにRBだったからです。今のNFLでRB上位でとる意味はどこまであるのか?という話ですね。ただATLのHCはArthur Smith(前TENのOC)であり、OLも強いためラン+PAスタイルを更に強化するのならば納得のピックです。どうやら現地ATL界隈でもBijan指名説はあったようですが、記事書いた頃にはビの字も見かけぬ頃でした...Murphy絶対トップ10じゃないよなぁ...と思いながら選びました
② 普通に守備だと思っていました。2年連続でトップ10で攻撃側の選手を指名しましたし、そもそも直近5年で1巡を守備に使ったのはCB Terrellだけです。だからといってMurphyの選択は無理がありました...反省です
9位 DT Jalen Carter(PHI)
K猫ピック: OT Paris Johnson(CHI)
① 才能はトップ10でしたけど、あの素行不安で10位は無理。僕には無理でした。
② PHIのニーズにDLがあることはしっかりと把握していました。その上で(素行不安のあるCarterを除けば)めぼしい候補がいないとしていますね。リスクを恐れずバリューを取りにいくピックでした。
③ Philadelphia Bulldogsつくって素行リスク抑え込むとか思わないじゃないですか...このドラフトだけでUGA出身者4人も獲得ですよ。去年も2人ですから6人もいる大派閥になりました。リスクはあれど、才能のある選手をとったということですね。
10位 OT Darnell Wright(CHI)
K猫ピック: CB Devon Witherspoon(PHI)
① WrightはカレッジでRTだったことが色々と難しい選手でした。LTなら文句無しに今年のトップ2OTかなぁという選手です。自分は26位まで残していましたね。候補自体はもう少し早くから入っていましたが、うーん...
② OTは正解でしたね。Skoronskiのスルーはサイズの懸念からでしょう。
③ 本命はParis Johnsonだったのでしょうが、ARIに先を越されたため下げてWrightをとったのでしょう。LT Braxton Jones, RT Wrightで行くのでしょうか注目です。Fieldsはあまりポケットワークが得意ではないので、パスプロの向上はプラスに働くでしょう。
まとめ
31全部は多いので、3部作にします。なるべく早めに仕上げる予定です。
トップ10は基本的に堅実でしたね。INDのAR-15, ARIが6位でJohnsonを指名したことで、下のチームの戦略にも影響を与えた気はします。また、Carterの素行リスクを重くみすぎていました。Carterいたらなぁ...モックもう少し楽なんだけどな...と何度思ったことか。ここら辺のアウトセーフの判断はすごく難しいです。CHIのDarnell Wrightを読むのは無理でした。確かに上手いけど、身体能力の制限がある選手でしたからね
教訓としては、素行リスク判断は非常に難しい。初期のモックの評価を信じるくらいなら自分の判断を信じるべき(Myles Murphyとか)。SEAのピックはやっぱり読めない。このあたりでしょう