K猫のDENファン日記

NFLデンバーブロンコスのファンブログです! その他にもドラフトやFA、プレイ解説も行っています!

2023年04月


・いつも1日1モックをやりっぱなしだったので、実際のドラフト結果と見比べてみたいと思います。見ていく項目としては、①K猫の選手評の正確性、②チームニーズの正確性、③実際の指名の意図とします。


1位 QB Bryce Young(CAR) 
K猫ピック: QB C.J.Stroud(CAR)
① 当企画は31日(実際は50日くらい)かかるためトップピックが意外と当たりません。Stroudを選んだのは、CARのHC Frank Reichの好みがYoung< Stroudという世間の評判によって決めました。正直、この2人の指名の前後は好みです
② トレードアップしたCARのニーズ外したら話にもなりません。ここは正解でした
③ Youngはサイズ懸念こそありますが、プレイヤーとしてのレベルは相当に高いです。NFLで活躍するためにという、高い視座でプレイしていますからね。わかります

2位 QB C.J.Stroud(HOU)
K猫ピック: Bryce Young(HOU)
① 1年半前からワンツーフィニッシュするのは知っていました。だって凄いもん
② HOUは結構、煙幕を張っていました。2位でQBに行かないだの、AndersonではなくWilsonの方が好みだとか。そんなわけあるかQB一択だろ!派でしたが、ちゃんとQBを指名して安心しました。
③ QBは取れる時に取れ。

3位 DE Will Anderson Jr(HOU)
K猫ピック: DE Will Anderson(ARI)
① ここがトップ3になるのは知っていました。Edgeで1人だけ突出した選手でしたからね。ランパス両面で活躍できるドラフトNo.1DEです
② HOUは取らなくて良いポジションを探す方が簡単なので、LTとQB以外なら全部ニーズです。
③ ARIが指名すると思っていたんです。まさかHOUがアップしてくるとは...確かにAndersonレベルのDEを取ることは容易ではないため、トレードアップの意図はわかります。結構思い切った決断ですが、CLEからもらった指名権があるため、来年のドラフトプロセスへの影響は、実はそこまで大きくないんですよね。プレミアムEdgeの希少性まで天秤にかけると、悪くない選択だったと思います。あとはAndersonが活躍するかどうかです。

4位 QB Anthony Richardson(IND)
K猫ピック: Will Levis(IND)
① ちゃんとRichardsonをトップ5評価していました。4位でINDは予想してませんでしたけども!ポテンシャルはものっすごいので期待しています。なんかオーナーが開幕戦の先発になるだろう。とか言ってましたけど。大丈夫かな...そんな早くから通用する選手じゃないけど...
② 今年QBとらずにどうするんだ
③ Will Levisじゃないんかーいってなりました。たぶんSEAのピックにも影響を与えた指名でしたね。Levisは2-33でTENに指名されましたが、やはり跳ねた時のポテンシャルはRichardsonに劣る上に、それなりにハイリスクなタイプだからでしょうか。私自身Levis4位の理由が、「Jim Irsey(INDのオーナー)が好きそうだから」。という弱すぎる根拠を元にしていたのが悪かったです。それでもドラ2には驚いています。

5位 CB Devon Witherspoon(SEA)
K猫ピック: Anthony Richardson(SEA)
① ライブ放送チラ見していたのですが、この指名は2度見しました。コラかと思いました。CBのトップはGonzalezじゃないのかとか、SEAって上位でCB取れるんだとか、SEAってそんなにCB必要だっけとか色々思いました。Witherspoonはポテンシャルの高いCBです。フィジカルが強く、スピードもバーストもあります。ただテクニックがまだまだですね。時間かかるな〜と思ったらCBのテクニックがそこまで必要のないチームに行きました。来年は9月から活躍するかもしれません。
② CBは予想外でした。QBかDEの2択とまで断言していましたからね。SEAの守備の特徴を考えた時にCBに1巡使うなんて思わないですって...しかも5位。完敗です
③ ピックまで時間をかけていたので、AR-15欲しかった説を僕は提唱しています。少なくともTyree Wilsonはそこまで好みではなかったのですね。下げれないのでCB指名となりました。こんなピック当てれるか

6位 OT Paris Johnson(ARI)
K猫ピック: DE Tyree Wilson(DET)
① トップ10LTかつ、OTの1番手という予想は当てました。サイズと運動能力があり、すでにランブロッカーとしてはNFLでも通用します。
② トレードダウン→トレードアップ→からのGMとHCが超熱い抱擁で、LTを指名と。いやTyree WilsonとかJalen Carterとか思うじゃないですか!そこかーいと思わず突っ込みを入れてしまいました。因みにですが、ARIはQB, WR, TE, LB以外は全部ニーズです。
③ D.J.HumphriesがLTとして適任でないことは明らか(明らかなんですけど、なぜか高額で契約延長している)だったので、もっと上位のLTが欲しかったのはわかります。前任のGMの負の遺産がでかすぎて批判されるのちょっと可哀想


7位 DE Tyree Wilson(LV)
K猫ピック: CB Christian Gonzalez(LV)
① 世間の評価通りにトップ10で指名となりました。ざっとDEプロスペクトを見て、Wilsonが今年の2番手DEかぁ...とはなりました。スペックは良いんですけどね...プレイがね...安定しないのがね...
② LVは3巡まで全員守備でよくね?らしいです。1日1モックでは6位でWilsonは指名されているので、選手のバリューとしても、ニーズの判断としても正確と言えるのではないでしょうか。
③ 残っていたらとるでしょ。CB Gonzalezが意外と低かったので、迷うこともなかったのでしょうね。DEはローテーションかな

8位 RB Bijan Robinson(ATL)
K猫ピック: DE Myles Murphy(ATL)
① Bijanの指名位置が難しかったのは、ひとえにRBだったからです。今のNFLでRB上位でとる意味はどこまであるのか?という話ですね。ただATLのHCはArthur Smith(前TENのOC)であり、OLも強いためラン+PAスタイルを更に強化するのならば納得のピックです。どうやら現地ATL界隈でもBijan指名説はあったようですが、記事書いた頃にはビの字も見かけぬ頃でした...Murphy絶対トップ10じゃないよなぁ...と思いながら選びました
② 普通に守備だと思っていました。2年連続でトップ10で攻撃側の選手を指名しましたし、そもそも直近5年で1巡を守備に使ったのはCB Terrellだけです。だからといってMurphyの選択は無理がありました...反省です

9位 DT Jalen Carter(PHI)
K猫ピック: OT Paris Johnson(CHI)
① 才能はトップ10でしたけど、あの素行不安で10位は無理。僕には無理でした。
② PHIのニーズにDLがあることはしっかりと把握していました。その上で(素行不安のあるCarterを除けば)めぼしい候補がいないとしていますね。リスクを恐れずバリューを取りにいくピックでした。
③ Philadelphia Bulldogsつくって素行リスク抑え込むとか思わないじゃないですか...このドラフトだけでUGA出身者4人も獲得ですよ。去年も2人ですから6人もいる大派閥になりました。リスクはあれど、才能のある選手をとったということですね。

10位 OT Darnell Wright(CHI)
K猫ピック: CB Devon Witherspoon(PHI)
① WrightはカレッジでRTだったことが色々と難しい選手でした。LTなら文句無しに今年のトップ2OTかなぁという選手です。自分は26位まで残していましたね。候補自体はもう少し早くから入っていましたが、うーん...
② OTは正解でしたね。Skoronskiのスルーはサイズの懸念からでしょう。
③ 本命はParis Johnsonだったのでしょうが、ARIに先を越されたため下げてWrightをとったのでしょう。LT Braxton Jones, RT Wrightで行くのでしょうか注目です。Fieldsはあまりポケットワークが得意ではないので、パスプロの向上はプラスに働くでしょう。


まとめ
   31全部は多いので、3部作にします。なるべく早めに仕上げる予定です。
   トップ10は基本的に堅実でしたね。INDのAR-15, ARIが6位でJohnsonを指名したことで、下のチームの戦略にも影響を与えた気はします。また、Carterの素行リスクを重くみすぎていました。Carterいたらなぁ...モックもう少し楽なんだけどな...と何度思ったことか。ここら辺のアウトセーフの判断はすごく難しいです。CHIのDarnell Wrightを読むのは無理でした。確かに上手いけど、身体能力の制限がある選手でしたからね
   教訓としては、素行リスク判断は非常に難しい。初期のモックの評価を信じるくらいなら自分の判断を信じるべき(Myles Murphyとか)。SEAのピックはやっぱり読めない。このあたりでしょう


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・2日目も結構動きましたね


2-63 WR Marvin Mims(Oklahoma)
   指名の瞬間には驚いたものの、KCに勝つためには必要な選手です。またWRかよ!と思われますが、ブロンコスのWRは生産性低い選手も多く、また契約の関係から長期的にチームに残る選手は限られます。新しい選手をとるのは合理的です。
   Mimsは5-11, 185lbsの小さなWRです。しかしスピードがあり、ディープで脅威になる選手です。キャッチ力もあり、守備にヒットをされても簡単にボールを落とさない手の強さもあります。外もできるK.J.Hamlerみたいな選手です。
   一方で、走ってきたルートが限られるとか、フレームの外のパスをキャッチするのは得意ではない(腕を伸ばしてとるパスですね)、スキームの恩恵を受けた側面も強いという評価もありますね。
   Russell WilsonはPAからのディープを得意とする選手ですが、そのターゲットとして理想的な選手です。ハム太郎とは違って怪我せずにいてください。


3-67 LB Drew Sanders(Arkansas)
   大学名はアーカンソー。謎英語ですね...昨年のAll SECだったLBです。身長とスピードのあるアスレチックな選手です。
   OLに当たることを厭わず、スピードがあり、ブリッツが得意な選手です。それでいながらパスカバーの意識も高く、守備範囲の広さが特徴です。タックルも結構上手ですね
   一方で、6-3に対して235lbsと軽い(245lbsくらい欲しい)選手ですし、それ故にパワー不足、バランスの悪さが目立ちます。プレイリードもミスをする時があり、こちらはLB経験の浅さが原因とされています。総じてNFLのLBとしてはまだ時間がかかりそうです。
   ドラ2指名評価もありましたが、残っていたので指名したとのことです。まだ粗い部分はありますが、スケールの大きなLBに成長する可能性はありますね。Singleton, Jewellのコンビは安定はしていますが、いかんせんスピード不足を痛感しますからね。彼らから学んで立派な先発になって欲しいです。


3-83 CB Riley Moss(Iowa)
   今どき白人のCBなんて珍しいな〜と思っていたらブロンコスにきた件。もうピックないやん!と生放送を切って油断していたら指名されていました。それは聞いてないぜ。ついでに来年の3巡は尊い犠牲となりました。
   40ヤード4.45も、10ヤードは1.48と加速力は通用しそうなレベルにありますね。かなり身体能力が高く、それでいてボールホーク、タックルも得意でフィジカリーなプレイのできる大型CBです。
   ただアイオワ大学は基本的にゾーンカバーを使用していたため、マンカバーのスキルは高くないです。加速力はあれど、クイックネスについては未知数なため、CBとして成功するかは懸念が残ります。
   ボールスキルを活かしてSにコンバートするのは?と言われている選手です。Sean PaytonはCBとして見ているらしいですが、果たしてどうなるでしょうか?PS2の逆サイドはまだ未定なので、Damarri Mathisと先発の座をかけて争うことになるでしょう。


まとめ
   MimsもMossは絶対にとると決めていたそうです。一説にはKCに指名されたWR Rashee Riceが欲しかったとの噂もありますね。とにかく現状のWRルームに不満があったのは事実なようです。OBJやAllen Lazardにも接触していましたし
   その後はLB, CBとニーズの2ポジションを埋めました。4巡はお得意の素材型DTで、5巡はOLかなぁなんて思います。昨年の試合を見ていて、KCに勝つには選手層、クオリティーが非常に重要だと痛感しました。とりあえず怪我せず、それでいて活躍できそうな選手の指名を待っています

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・なぜ当日の朝までかかったのか。アマゾンの奥地を調査するしかないですね


チーム分析
   昨年はTyreek Hillを放出しながらもSB制覇を再び成し遂げました。守備は不安があったものの、Mahomes擁するオフェンスの圧倒的な火力が全てを解決しました。ハイスコアゲームで負けない強みはやばいですね
   オフェンスはKelceがいる限り強いです。QBはMahomesですし。RB Pachecoという心強い選手が出てきたのも嬉しいですね。パフォーマンスの悪かったLT Orlando Brownの後釜にJawaan Taylorを据えるという話が出ています。ニーズとしては、RTの方になりそうです。
   ディフェンスは悪かったですね。DT Chris Jones, LB Nick Boltonの個人能力頼みであり、他の選手は微妙でしたね。チームスキームもだいぶバレてきて、止まりづらくなったなどの側面もありそうです。


Chiefsの指名予想
   WR DeAndre Hopkinsのトレード候補にあがります。確かに可能性はありますが、先に守備ではないでしょうか?とも感じます。
   KCの守備は割とフィジカル重視で、サイズだけでなく身体能力も見ています。それ故に未完成な選手をとっては失敗もしているんですけどね。今年もそういう選手を狙うのではないでしょうか?
   残念ながら当モックではサイズのあるドラ1候補のDEはほぼ売り切れています。そうなるとRTまたはLTが候補ですね。最近人気のOT Anton Harrisonは残っています。


31st Pick, Anton Harrison, OT, Oklahoma
IMG_2475

まとめ
   Harrisonこんな位置で残っている気がしませんね。この1ヶ月でだいぶ変わってしまいました...実際の結果はどうなるでしょうか
   8位でMyles Murphyになっていますが、もっと下だと思います。それ以外にもいくつか絶対違いそう...という部分があります。時間が無いので、実際の指名と照らし合わせながら言語化したいと思います。
   ギリギリになりましたが、今年も当企画を読んで頂きありがとうございました。


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