K猫のDENファン日記

NFLデンバーブロンコスのファンブログです! その他にもドラフトやFA、プレイ解説も行っています!

2022年11月


・今日からNFC編に突入


Philadelphia Eagles
   ここまでNFL唯一の無傷の8連勝を達成しています。FAで補強したベテランが軒並みチームにフィットしたことで、守備の強さが一気に上がりました。
   攻撃ではQB Jalen Hurtsがパサーとして成長しました。自慢のスクランブル能力はそのままに、スクランブルに移行してからもターゲットを探してパスを通す場面が増えました。ディープをバンバン決めれる選手ではないですが、ポケットを出てからスクランブルor パスの2択を守備に突きつけれるのは強いですね。またWR A.J.Brownがキャリアハイのパフォーマンスを見せています。強靭なフィジカルを生かしたRACや集中力の高いタフなキャッチは、オフェンスの新たな強みになっています。
   守備はOLB Haason Reddick, ILB Kyzer White,CB James Bradberry, SS CJ. Gardner-JohnsonとFA, トレードで獲得したベテランが大活躍をしています。ここに加えてCB Darius Slayがオールプロ級の活躍と既存のベテランも好パフォーマンスを維持しています。懸念は先発と控えの実力差が大きいことでしょうか。MLB T.J.Edwards, CB3人+S2人は怪我をすると一気にチームが弱体化する恐れがあります。


Dallas Cowboys
   オフシーズンは選手の流出が多く、上積みが少なかったため今年は厳しい戦いになると予想していました。しかし、予想に反してここまで6-2と好調です。
   攻撃はRB Tony Pollardが昨年より出番を増やして活躍しています。RB Zeke Elliottの酷使を避けることも出来ますし、フレッシュなRBが常に出てくるのは厄介ですね。パス攻撃はQB Dak Prescott抜きでも機能したりとポジティブな要素はあります。あとはCooper Rushでは勝てなかった、ビハインド展開でDakが勝つことで価値を証明することが重要です。
   

New York Giants
   「2022のNYGは8試合を終えて6-2だぜ」そんなことを去年の自分に言ったら何と返すでしょうか?「なんの冗談?」「もっとマシな嘘をつけよ」。しかし、これは冗談ではありません。紛れもない事実です。NYGの雰囲気が変わったことは察していましたが、すぐ結果に表れるとは予想していませんでした。
   オフェンス最大の変化はRB Saquon Barkleyの復活でしょう。CMC, Chubb, Henryなど素晴らしいRBは他にもいますが、Barkleyは彼らと比較しても明確に上のレベルのプレイをします。圧倒的なフィジカルに、飛ぶようなカットバック、スペースが開けば一気に守備を置き去りにする爆発力は彼が2位指名された理由を雄弁に語っています。
   守備は集まりの早さが上がったと思います。元よりDLが強く、ラン守備を得意としていましたが選手の集まりが早くなったことで、よりランを止めるシーンが目立ちます。逆にパス守備はあまり改善されていないので、明確な弱点となっています。それでもヤードを稼がれても粘ってTDではなくFGに抑えるなど、曲がるけど折れない守備に変化しています。


Washington Commanders
   オフシーズンにベテランQB Carson Wentzを獲得した時は驚きました。昨年のWentzを見てなお2巡を出した判断は、現時点では悪い判断となっています。
   とにかくQBが致命的です。Carson Wentzはかつての神通力を失い、ひどく凡庸なQBになってしまいました。WR Terry McLaulin, Jahan Dotsonと良い選手はいても、彼らに投げられるパスが良くなければ意味がありません。長らくフランチャイズQB問題が解決しませんね。
   守備は偏向投資の影響がでています。ここまで20失点以下は2試合。相手はCHI, INDと得点力で悩むチームです。1, 2巡をDLに多く投資しすぎたことにより、LB, DBなど能力不足の選手を使わざる得ない状況が起こっています。ドラフト順位が全てではないですが、WASの守備はマンパワーが重要なだけに、偏向的な指名は批判されますね。


まとめ
   PHIが強いのは知っていました。さすがに相手チームに対策されはじめたので、ここ数試合は厳しい試合が多いです。しかし、それでも勝つのだから強いチームですね。どこかで連勝は途切れるでしょうが、第1シードを獲得して、一気にSBまで駆け抜けた17年の再現をできるでしょうか?
   DAL, NYGは予想外に勝ち星を上げて驚いています。DAL守備の改善は全く予想していませんでしたし、NYGもチーム全体でミスが減り勝ちを拾えるようになるとは予想していませんでした。コーチングの賜物でしょう。NYGはHC交代の成果が顕著に表れていますね。
   WASは迷走が続きます。目先の勝利欲しさにQBトレードを敢行しましたが、ここまでは結果に結びついていません。オフにHC, QB同時交代も有り得るでしょう。タレントのある選手はいますが、上手く力を発揮できていません。


このエントリーをはてなブックマークに追加


・お休み挟んで第4弾


Baltimore Ravens
   何だかんだで地区首位にいます。大きな要因は同地区対決2-0なところでしょうか。またK Justin Tuckerがいますので、試合終盤の接戦に無類の強さを誇っています。
   オフェンスはWR Hollywood Brownを放出しました。代わりにエースとなったRashod Batemanですが、6試合で285ヤードとその期待に応えることなく怪我でシーズンエンドとなりました。また大黒柱のTE Mark Andrewsも怪我で数週間の離脱となりそうで、更に苦しい状況に追い込まれています。スキルポジションが全体的に手薄であり、今後のオフェンスに影響が出ることは必至です。
   ディフェンスは長らくBALのアイデンティティでしたが、今年はそうではありません。DL, DBを初めベテランが多く、また今年はDLがバトルに負けることでラン守備の悪化が起きています。CB陣も一時期のパフォーマンスと比較すると陰りが見えるなど、悪い要素が増えています。トレードでILB Roquan Smithを獲得しましたが、根本的な解決にならない可能性が懸念されています。


Cincinnati Bengals
   昨シーズンのAFC王者ですが、ここまで5-4と苦しんでいます。5勝のうち3勝はNFC南のNO, ATL, CAR、2勝は控えが出ていたNYJとMIAです。相手が弱いのは懸念ですね
   オフェンスは補強したOLが苦しんでいます。特にRT La'el Collins, LT Jonah Williams共にパスプロテクションで苦戦していて、これがJoe Burrowのパフォーマンスに悪い影響が出ています。しかし、WR Ja'Marr Chaseが凄いのでChaseでなんとかした試合もたくさんあります。
   ディフェンスは昨年からの上積みはなく、流石に平凡なマンパワーが苦しい展開もあります。平均的に失点を20ほどに抑えていますが、ビッグプレイが多いわけでもなく、強みも見えにくいです。


Cleveland Browns
   オフにDeShaun Watson獲得でリーグに激震を与えました。しかし、そのWatsonは10試合不在であり、その結果かなり苦しんでいます。出だしは良かったですが、その後負けが増えています。
   RBにNick Chubb, WRにAmari Cooperと基準となる選手はいますが、彼らに続くスキルの選手が弱いですね。RB Kareem Huntは良い選手ですが、Chubbの後ではランのインパクトに欠けます。WR, TEの方が問題ですけども
   課題は守備ですね。7試合で20失点以上、30失点超えは4試合目です。DE Myles Garrettは安定した活躍を披露しますが、それ以外のメンバーは物足りない活躍です。タックル数トップにSの両先発がいるのは、DL,LBだけでランを止めれていないことを示しています。DLはGarrettに次ぐ選手が不振のためパスラッシュが弱く、CB Denzel Wardは昨シーズンほどの支配力を失ってしまいました。ルーキーのCB Martin Emersonの奮闘は救いです。


Pittsburgh Steelers 
   QB Ben Roethlisbergerが引退し、新たな局面に入りました。ドラフトでは地元ピッツバーグ大学のKenny Pickettを指名しました。開幕戦はDLの圧でCINを粉砕しましたが、昨年の最優秀守備選手T.J.Wattが胸筋断裂で離脱してしまいました。現在2-6で苦しい戦いが続きます。 
 オフェンスはOLがかなり厳しいです。C Pouncey, OG DeCastroのプロボウルコンビが引退してからかつてのアイデンティティを取り戻せていません。FAでC Mason Cole, OG James Danielsの補強を行いインサイドは強化されましたが、両Tが不安定なままです。ルーキーPickettもリリーフした試合こそ上々の出来でしたが、5試合で2TD8INTとチームの足を引っ張ています。元よりカバーリードは不得手な選手なので、NFLの壁にそのまま直面していますね。RB Najee Harrisもスペースがあるときは良いですが、密集地帯でヤードが伸びません。ポジティブな要素はレシーバー陣に選手が揃っていることです。ドラフト2巡のGeorge Pickensは素晴らしいキャッチをいくつも見せていて、エースDionte Johnsonとダブルエースになれそうです。
 守備は20失点前後の試合も多く悪くはないです。昨年の不振から復活したFS Minkah Fitzpatrickの存在感は大きく、またFAで加入したLB Myles Jackもタックル数トップと貢献しています。問題はDLでDE Alex Highsmithが6.5サック、DT Cam Heywardが3サックしていますが、その次が1サックが複数人となっています。先発頼りの現状が表れていますね。Watt離脱の影響を大きく受けています。


まとめ
 世代交代が進み、全チームが若いQBを擁しています。最年長の先発QBがDeShaun Watsonになります。今後も実力の拮抗した地区になりそうですね。優秀なQBとWRをルーキー契約で確保しているCINが頭一つ抜けた印象です。QBとの高額契約をしたCLE、オフに発生するであろうBALはチーム作りやコーチの組閣部分でも方針の変化が必要になるかもしれません。PITはPickettを獲得したものの、来年のドラフトでは上位の指名権を取る可能性があります。その際にC.J.Stroud, Bryce Youngに行く可能性もあります。動向には注目ですね。  
 

このエントリーをはてなブックマークに追加


・第3弾


Tennessee Titans
   現在5連勝の5-2で地区首位に立っていますが、悲観的な意見が多いですね。5連勝もLV, IND, WAS, IND, HOUとリーグワースト5に近いチームが相手でした。地区が弱いので地区優勝はすると思います。まだJAX, HOU相手に3試合残しています
   ラン&PAというスタイルがメインだったはずですが、ランの生産性が落ちたことで3rd&longのシチュエーションが増えてオフェンスの継続性に問題が生まれていました。連勝中はRB Derrick Henryの平均獲得ヤードが5ヤード近くと、ランでアドバンテージを獲得できたことが勝因になったと考えています。QB Ryan Tannehillが怪我で離脱しましたし、WR A.J.Brownも放出したレシーバー陣は全く振るっていないのは誤算でしょう。
   守備はDLというかDTが強いですね。オールプロのJeffery Simmons, 3rdダウンで中にも入るDenico Autryだけでなく、NT Teair Tartがラン守備を支えています。逆に苦しいのはCBで、Kristian Fulton, Roger McCrearyのドラ2コンビは頑張っていますが、一流WR相手に無力です。パス攻撃を得意とするチーム相手には厳しい戦いを強いられそうです。


Indianapolis Colts
   どこから歯車がずれてしまったのか?そう嘆きたくなるほど、今年のINDは上手くいきません。成績こそ3-3-1ですが、極度の得点力不足からQB Matt Ryanが降格となりました。
   だいたいの問題はオフェンスです。RB Jonathan Taylorは昨年ほどの支配力を失い、QBもSamEhlingerに交代。チームとしてアイデンティティーを失って苦しんでいます。根本にあるのはOLが昨年と比べて劣ることだと考えています。開幕LTだったMatt PryorはLT→RT→RGとポジションを転々とし、ルーキーBernhard RaimannはLTとして実力不足、結果的にLT Dennis KellyにRT Brandon Smithの形を取っています。それに釣られたのかLG Quenton Nelsonは彼らしくない精彩を欠くプレイが散見されています。OLはINDにとって強固なアイデンティティであり、信頼のおけるユニットだっただけに崩壊は危機的な影響を与えています。
   守備は奮闘しています。LB Shaquille Leonardの欠場の影響は大きく、トレードで獲得したDEYannick Ngakoue, 2年目のKwity Payeは存在感が薄いです。その中でDT DeForest Buckner, CB Stephon Gilmoreが気を吐いています。特にGilmoreはオールプロも狙えるほどの、かつてのようなパフォーマンスを披露しています。


Jacksonville Jaguars
   開幕3戦で2-1。しかもINDに完封勝ちと今年は強いのでは?と思わせましたが、そこから5連敗で半ば定位置になっているワースト5圏内にいます。大型契約を連発するなど、積極的に動きましたが結果には反映されていません。
   オフェンスの原因はTrevor Lawrenceのパス精度です。ポケットワークの大幅な改善に成功し、ショートパスに限れば素晴らしいパス精度と判断力を披露しています。しかし、10ヤードを超えた途端にガクッと下がり、特に3rdダウンではパスを通す方が稀です。それに加えてターンオーバーも多く、攻撃の勢いを大きく削いでいます。RB Travis Etienneがエースとして素晴らしい活躍なだけに悔まれます。
   守備は補強したほどの効果が表れていません。DLはランで押し負ける場面があり、LBも期待ほどの存在感はありません。DB陣も今のDENにやられる程なので質が高いとは言えないですね。総じて普通です。


Houston Texans
   開幕前にDeShaun Watsonを放出した時点でこの結果は半ば予想されたものでした。多くのドラフト指名権と共に再建に入っています。
   QB Davis Millsは事前に指摘されていたようにNFLの先発として充分な力量を持っていませんでした。そんなHOUにとって朗報はRB Damon Pierceが頭角を表したことですね。4巡指名と期待値が高かった訳ではないですが、強靭なフィジカルでタックルを振りほどき、ゴリゴリと進む一昔前のランスタイルが特徴です。
   守備はランもパスも止められません。単純に人材不足です。昨シーズンからベテランの整理をしてきたので、残念ながら当然です。見どころは着々とNFLに適応してきているCB Derek Stingley Jr, SS Jalen Pitreのルーキーコンビでしょうか。Sauce Gardnerがクローズアップされますが、StingleyはSauceを上回る才能があるので今後に注目です


まとめ
   TENの地区優勝は固いと思います。しかしTENはBUFやKC, MIAにはかなり運がないと勝てないため、中堅チーム特有のRSはそれなりに勝つがSBには到達できないジレンマが生じています。DT Jeffery Simmonsの契約延長もそろそろ来ることを考えると、閉塞感を打破するにはまだ時間が必要そうです。
   INDはAndrew Luckの電撃引退以降、毎年のように先発QBが入れ変わっています。Phillip Riversは当たりでしたが、Carson Wentz, Matt Ryanは失敗と言える状況です。費やしたドラフト指名権も安くないですし、来年の先発は白紙ですし厳しい状況はまだ続きそうです。
   JAXは大型補強が有効打となりません。オーバーペイと選手の選択があまり良くないと感じます。また高順位にも関わらずドラフト外しすぎですね。
   HOUは今年かなり厳しいシーズンになりそうです。しかし、来年のドラフトでC.J.Stroud(Ohio State)かBryce Young(Alabama)に着実に近づいています。春はすぐそこかもしれませんね


  
このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ