・年の瀬というこので、とりあえずの第一弾。今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。目指せ定期更新
2022ドラフトQBクラス
まじもんの不作。2013年に並ぶかもしれませんね。悪いことは言わないのでQBがニーズでも1巡はスルーしましょう
Kenny Pickett(Pittsburgh)
Sr(4年生)で頭角を表したQB。今年のトップ候補と言われています。
長所
・デザインされたプレイを決める能力は高い
・スクランブルが好き
・長短で苦手なパスが少ない
・ランニングスローもできる
短所
・プレイが崩れると立て直せない
・モビリティーは高くない
・スクランブルで頭からダイブするし、スライディングフェイクする
・サックレーダーは低め。WRガン見する
・4Qの2minで試合を決めるプレイをしていない
総評
Kyler Murrayを幻視するようなプレイスタイルです。Murrayほど身体能力は高くないし、肩も強くないです。もしくは、肩を弱くしてパス精度を少し高めたDrew Lock
デザインプレイでの遂行能力は高いものの、NFLでそれは当たり前。崩れたり、プレッシャーがかかった時のリカバリー能力が求められる現代NFLにおいては、活躍する姿を想像するのが少し難しいです
Matt Corral(Ole Miss)
たまに上位候補に出てくるQBですね
長所
・身体能力がかなり高い
・肩は強い
・走れる
短所
・QBというより、パスの投げれるRB
・プレイが崩れたらとりあえずスクランブル
・パスルートが3つくらいしかない
総評
近年のモバイルQB(Lamar Jackson, Kyler Murray, Trey Lance)よりも、パスの意識が低いです。中身がダイヤモンドかもわからない原石を磨く余裕はないですね
Malik Willis(Liberty)
こちらも今年伸びてきたQBですね。マイナーカレッジの雄です。
長所
・危険なランナー
・決め打ちから強いパスを投げることができる
・身体能力が高い
短所
・サックレーダーが低い
・ポケットワークが良くない
・モビリティー頼みの場面が多い
・投げるメカニズムが最適化されていない
総評
カレッジでのDak Prescottに少し似ています。ただ、Prescottはより落ち着いていて、洗練された選手でしたので、Willisの方が評価としては低くなります。まだ身体能力でQBやっていますね
Sam Howell(North Carolina)
開幕前のドラ1候補。最近は評価が落ちてきていますね。
長所
・力強いパスを投げ、近くに守備がいても投げることができる
・充分なモビリティーがある
・強いフィジカルがあり、なかなかサックされない
短所
・Sのカバーはあまり見ていない
・プレッシャーが来ると走る
・今年は不安定
総評
パサーとしてはよいポテンシャルがありま。しかしながら、プレッシャーかければ走るだけと分かりやすい弱点もありますね。タイプ的にランとPAでオフェンスのリズムを作るのが得意なタイプです
Desmond Ridder(Cincinnati)
今年はカレッジのランキングで2位になるなど、大躍進のシンシナティ大学のエースです。
長所
・肩が強い
・リリースが早い
・走れる
短所
・決め打ちのパスばかりで、カバーのリードは出来ていない
・スローイングメカニズムに問題がある
総評
可能性は感じるものの、かなり荒削りであり、かつパサーとしての意識が低いです。こういう意識の差は後に大きな結果に繋がり兼ねません。Pickettより大成する可能性はありますが、本人の意識次第ですね
まとめ
デュアルスレット系が多いのですが、パスがあまり上手でないデュアルスレットなんですよね。今のNFLの先発は、パスで試合をある程度組み立てることが求められます。そう考えると、今年は即戦力とは言い難いです。
また、プレッシャーなしで良いパスを投げることは、NFLでは当たり前です。前提条件になりますので、そこで評価を上げることはしません。崩れたプレイ、プレッシャーのかかる場面でどれだけやれるか?そこが大事だと考えています。なので、Pickett含めて1巡で指名したい選手はいません。
個人的にワンチャンスを感じるのはRidderですね。サイドラインで1年は勉強させたいですけどもね