K猫のDENファン日記

NFLデンバーブロンコスのファンブログです! その他にもドラフトやFA、プレイ解説も行っています!

2021年12月


・年の瀬というこので、とりあえずの第一弾。今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします。目指せ定期更新


2022ドラフトQBクラス
   まじもんの不作。2013年に並ぶかもしれませんね。悪いことは言わないのでQBがニーズでも1巡はスルーしましょう


Kenny Pickett(Pittsburgh)
   Sr(4年生)で頭角を表したQB。今年のトップ候補と言われています。
長所 
・デザインされたプレイを決める能力は高い
・スクランブルが好き
・長短で苦手なパスが少ない
・ランニングスローもできる
短所
・プレイが崩れると立て直せない
・モビリティーは高くない
・スクランブルで頭からダイブするし、スライディングフェイクする
・サックレーダーは低め。WRガン見する
・4Qの2minで試合を決めるプレイをしていない
総評
   Kyler Murrayを幻視するようなプレイスタイルです。Murrayほど身体能力は高くないし、肩も強くないです。もしくは、肩を弱くしてパス精度を少し高めたDrew Lock
   デザインプレイでの遂行能力は高いものの、NFLでそれは当たり前。崩れたり、プレッシャーがかかった時のリカバリー能力が求められる現代NFLにおいては、活躍する姿を想像するのが少し難しいです


Matt Corral(Ole Miss)
   たまに上位候補に出てくるQBですね
長所
・身体能力がかなり高い
・肩は強い
・走れる
短所
・QBというより、パスの投げれるRB
・プレイが崩れたらとりあえずスクランブル
・パスルートが3つくらいしかない
総評
   近年のモバイルQB(Lamar Jackson, Kyler Murray, Trey Lance)よりも、パスの意識が低いです。中身がダイヤモンドかもわからない原石を磨く余裕はないですね


Malik Willis(Liberty)
   こちらも今年伸びてきたQBですね。マイナーカレッジの雄です。
長所
・危険なランナー
・決め打ちから強いパスを投げることができる
・身体能力が高い
短所
・サックレーダーが低い
・ポケットワークが良くない
・モビリティー頼みの場面が多い
・投げるメカニズムが最適化されていない
総評
   カレッジでのDak Prescottに少し似ています。ただ、Prescottはより落ち着いていて、洗練された選手でしたので、Willisの方が評価としては低くなります。まだ身体能力でQBやっていますね


Sam Howell(North Carolina)
   開幕前のドラ1候補。最近は評価が落ちてきていますね。
長所
・力強いパスを投げ、近くに守備がいても投げることができる
・充分なモビリティーがある
・強いフィジカルがあり、なかなかサックされない
短所
・Sのカバーはあまり見ていない
・プレッシャーが来ると走る
・今年は不安定
総評
   パサーとしてはよいポテンシャルがありま。しかしながら、プレッシャーかければ走るだけと分かりやすい弱点もありますね。タイプ的にランとPAでオフェンスのリズムを作るのが得意なタイプです


Desmond Ridder(Cincinnati)
   今年はカレッジのランキングで2位になるなど、大躍進のシンシナティ大学のエースです。
長所
・肩が強い
・リリースが早い
・走れる
短所
・決め打ちのパスばかりで、カバーのリードは出来ていない
・スローイングメカニズムに問題がある
総評
   可能性は感じるものの、かなり荒削りであり、かつパサーとしての意識が低いです。こういう意識の差は後に大きな結果に繋がり兼ねません。Pickettより大成する可能性はありますが、本人の意識次第ですね


まとめ
   デュアルスレット系が多いのですが、パスがあまり上手でないデュアルスレットなんですよね。今のNFLの先発は、パスで試合をある程度組み立てることが求められます。そう考えると、今年は即戦力とは言い難いです。
   また、プレッシャーなしで良いパスを投げることは、NFLでは当たり前です。前提条件になりますので、そこで評価を上げることはしません。崩れたプレイ、プレッシャーのかかる場面でどれだけやれるか?そこが大事だと考えています。なので、Pickett含めて1巡で指名したい選手はいません。
   個人的にワンチャンスを感じるのはRidderですね。サイドラインで1年は勉強させたいですけどもね
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・POはほぼ絶望的になりました。この試合では無理ですね


オフェンスいい所なし
   Drew Lockはそこまで酷くなかったです。自分に出来ることを最大限やっていました。能力の限界と、いくつかのドロップが問題でした。そのプレイを去年見せてくれれば…と思ってしまいましたが
   やはりランを止められると何も出来ませんね。16回18ヤードで徹底的にメタられました。強いDL相手にC Cushenberry抜きではきつかったか。


大健闘のディフェンス
   3ターンオーバーに17失点。13-17という接戦になったのは全て守備が良かったからです。3つのターンオーバーから10点しか取れないオフェンスが…
   Bradley Chubb今日は良かったです。プレッシャーにINT。今年はノーインパクトの試合も少なくなかったですが、来年に向けて朗報ですね。


まとめ
   近年ずっとパスでオフェンスを組み立てれないことが問題になっていますね。だからこそフランチャイズQBが求められますね。今年のドラフトは不作なんですけども
   FangioはPat Schumerの解雇を示唆していますね。Fangio自身がどうなるかまだ未定ですけども。全試合終わったら今シーズンの振り返りして行きたいと思います。
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・スペースで話したことを文字起こしする不定期企画。気が向いたので今週は開催です


LAC@KC 

LACのギャンブルは支持されるのか?
   答えはYesです。これは明確な理由がありますので、それも踏まえて。

大前提 KC相手に引いたら負ける
   対KCにおいて攻めの手を緩めたら負けるというのは、ここ数年ではっきりしたことであり、同地区からすれば当たり前なのです。なので、ゲームプランとしてRZの4thダウンショートは全てギャンブルする。こういう考え方をしていて、それを貫いたのでしょう。失敗したのは結果論です。ゲームプランを遂行した姿勢は最大限の評価であり、最も正しい勝つプランだと思います。


理由1  FG選択は基本的に相手の得点をコントロールできるのが前提
   FGで少しずつ得点を積み重ねるのは、相手の得点をコントロール出来る守備力があってこそ成り立つものです。常にTDを取られる試合でコツコツFG重ねて反撃しよう!とはならないのです
   今のKCオフェンス相手に、失点を抑えれるディフェンスはなかなかないです。なので、常にTDを目指して攻める必要があります。この観点からも、ギャンブルすることは支持されます
   因みにですが、FGを狙う選択が推奨される状況はあります。それは13, 14点差などFGで更に3点を入れることで、相手に要求値の高い得点状況を押し付けれる場合です。16,17点差は3ポゼッションの差に相当しますからね。こういう場合はFGが推奨されます


NOはどうやってTBを完封したのか
    Tom Bradyはキャリア初完封だったそうです。それを成し遂げたNOのアプローチを見ていきます
   1、4人でラッシュをする
これは過去にも書いたことがあります。Tom Brady相手には4人ラッシュが唯一の正解です。ただし、ラッシュする4人はDLである必要はありません。LBがブリッツするならば、DLがパスカバーに回る。これが条件です。

   2、クロス、ディレイブリッツを使わない
Bradyはリリースが早いです。そのため、どうしてもQBへの到達速度が遅くなる、クロスやディレイブリッツは効果が薄いです。NOはスタートの速さでBradyにプレッシャーをかけました

   3、中央は縦に速く、コンテインはしっかり
Bradyはエッジからのラッシュよりも、中央を潰されることを嫌います。こういう場合は早くパスを投げます。これの対策は後述します
そのため、中央からのプレッシャーは縦に早く押し込むことが重要であり、NOはブリッツでもDTのラッシュでもこれを狙っていました。
   
   4、RBを捕まえる。アンダーゾーンは手厚く
BradyはチェックダウンでRB投げることを好みます。NOはディレイで出てくるRBを捕まえることに成功していました。出てくるところを捕まえて、カバーするのは対Bradyの常套戦術です。そしてアンダーゾーンを厚く守りました。上で述べたように早いタイミングのパスが増えることを見越して、ショートパスを通されてもすぐにタックルできる状態を作っていました

   これらのことを1試合通してやり遂げたことでNOは完封を達成しています。次に上手くいくかはわかりませんが、ヒントとなる試合だと思います。


まとめ
   PO見据えた試合も増えていきます。これからもスペースで話していきます。文字起こし出来るかはわかりませんが、頑張ります。
   
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