・今週はちょっと余裕があるので文字起こし
IND@BUF 感想戦
INDのJonahan Taylorが全てを破壊した試合でした。とにかく止まらない。32キャリー185ヤード4TDはかなりのものですね。彼が2巡指名だったのはパスキャッチが苦手だったから。なのが懐かしいですね(同様の理由で2巡だったのがDerrick Henry)。
Taylor無双で片付けるのは簡単なのですが、INDのランアタックにも工夫が見られました。そのために前提を2つおさらいします
① INDのOLは強力である
② BUFのLBはOLでしっかりリードして、反応が早い
この2つの前提を元にINDが採用したのはトラップブロック系のランでした。OGが右にプルアウトしたら、左側にランを展開するものですね。タイプとしては、カウンター系統になるのでしょうか?
公式にわかりやすい動画あるので、これを見て欲しいです。INDはそもそもプルアウトのランが強いので、その裏プレイまで対策するのは厳しいものでした。本来褒められるプレイリードの良さが仇になる珍しいパターンでもありました。
BUFのオフェンスはJosh Allenの弱点を狙われました。弱点とは、ゾーンカバーのリードが得意ではないこと、球持ちが長いことです。
AllenやMahomes, Lamar Jacksonはゾーンカバーのリードがそれほど得意ではありません。その分、モビリティーをもって時間を稼ぐことでプレイの成功率を上げています。これは裏を返すとモビリティーが発揮出来なければ、球持ちが長いということです。
そして、この試合ではAllenをカバーで迷わせ、その間に4メンでプレッシャーをかけることに成功しました。その結果が2INTな訳です。特に試合の前半でターンオーバーから一気にモメンタムをINDが握ったのが大きかったです。
HOU@TEN
INT4つは確かに悪いですが、それ以外の方が問題でした。それはプレイ選択とターンオーバーからの失点です。
プレイ選択でいえば、3rd&2、4th&inchでランを選択して失敗した場面が挙げられます。RBはDerrick Henryではないにも関わらず、ランシチュエーションでランを仕掛けるのは、自分たちのOLに相当な自信があるか、HOUのD#を舐めていたかです。見え透いた状況でランを選択したのは果たして正解だったのか?
この試合のHOUはトータル190ヤードしか稼いでいない訳ですが(TENは420ヤード)、ターンオーバーから良い陣地から攻撃を開始出来たことが大きかったです。格上に勝つにはターンオーバーを奪う典型的な試合でした
GB vs MIN
ポイントを挙げるならば2つ。Justin Jeffersonと4Qの2pt成功でしょう。
GBはよいプレッシャーをKirk Cousinsにかけていましたが、厳しい体制から投げられたボールでJustin Jeffersonに無双されました。エースCB Jaire Alexanderが不在とはいえ、ロングを何度も狙われて効果的なプレイされたのは良くないです。
MINが4QにTD後の2ptコンバージョン成功によって7点差にしたのは大きかったです。5でも6でも意味無いタイミングだっただけに、しっかり7点、TD+キックでは負けない点差にしたことの意味は大きかったです。逆にGBは1発TDをとってからキックで同点にしたのは消極的でした。敵地であることまで考えれば、2ptコンバージョンでMINにプレッシャーをかけることも想定できるシチュエーションでありました。