K猫のDENファン日記

NFLデンバーブロンコスのファンブログです! その他にもドラフトやFA、プレイ解説も行っています!

2021年11月


・今週はちょっと余裕があるので文字起こし


IND@BUF 感想戦
   INDのJonahan Taylorが全てを破壊した試合でした。とにかく止まらない。32キャリー185ヤード4TDはかなりのものですね。彼が2巡指名だったのはパスキャッチが苦手だったから。なのが懐かしいですね(同様の理由で2巡だったのがDerrick Henry)。
   Taylor無双で片付けるのは簡単なのですが、INDのランアタックにも工夫が見られました。そのために前提を2つおさらいします
① INDのOLは強力である
② BUFのLBはOLでしっかりリードして、反応が早い

   この2つの前提を元にINDが採用したのはトラップブロック系のランでした。OGが右にプルアウトしたら、左側にランを展開するものですね。タイプとしては、カウンター系統になるのでしょうか?
公式にわかりやすい動画あるので、これを見て欲しいです。INDはそもそもプルアウトのランが強いので、その裏プレイまで対策するのは厳しいものでした。本来褒められるプレイリードの良さが仇になる珍しいパターンでもありました。
   BUFのオフェンスはJosh Allenの弱点を狙われました。弱点とは、ゾーンカバーのリードが得意ではないこと、球持ちが長いことです。
   AllenやMahomes, Lamar Jacksonはゾーンカバーのリードがそれほど得意ではありません。その分、モビリティーをもって時間を稼ぐことでプレイの成功率を上げています。これは裏を返すとモビリティーが発揮出来なければ、球持ちが長いということです。
   そして、この試合ではAllenをカバーで迷わせ、その間に4メンでプレッシャーをかけることに成功しました。その結果が2INTな訳です。特に試合の前半でターンオーバーから一気にモメンタムをINDが握ったのが大きかったです。


HOU@TEN
   INT4つは確かに悪いですが、それ以外の方が問題でした。それはプレイ選択とターンオーバーからの失点です。
   プレイ選択でいえば、3rd&2、4th&inchでランを選択して失敗した場面が挙げられます。RBはDerrick Henryではないにも関わらず、ランシチュエーションでランを仕掛けるのは、自分たちのOLに相当な自信があるか、HOUのD#を舐めていたかです。見え透いた状況でランを選択したのは果たして正解だったのか?
   この試合のHOUはトータル190ヤードしか稼いでいない訳ですが(TENは420ヤード)、ターンオーバーから良い陣地から攻撃を開始出来たことが大きかったです。格上に勝つにはターンオーバーを奪う典型的な試合でした


GB vs MIN
  ポイントを挙げるならば2つ。Justin Jeffersonと4Qの2pt成功でしょう。
   GBはよいプレッシャーをKirk Cousinsにかけていましたが、厳しい体制から投げられたボールでJustin Jeffersonに無双されました。エースCB Jaire Alexanderが不在とはいえ、ロングを何度も狙われて効果的なプレイされたのは良くないです。
   MINが4QにTD後の2ptコンバージョン成功によって7点差にしたのは大きかったです。5でも6でも意味無いタイミングだっただけに、しっかり7点、TD+キックでは負けない点差にしたことの意味は大きかったです。逆にGBは1発TDをとってからキックで同点にしたのは消極的でした。敵地であることまで考えれば、2ptコンバージョンでMINにプレッシャーをかけることも想定できるシチュエーションでありました。


DAL vs KC
   KCはMelvin Ingram加入によってChris JoensをDTに回せたのが全てですね。以前にスペースでも話しましたが、JonesのDE起用は消去法であったためマイナスの効果でした。しかし、Ingram獲得でDT起用になったことで、ランパスともにクオリティーが上がりました
   オフェンスは以前のようなテンポの良さがありました。しかし、Tyreek Hillのディープがないので派手さは減りましたね。より縦思考の強いオフェンスでしたが、そこまでDBを奥に釘付け出来ていません。こちらは依然不安も感じるパフォーマンスでした。
   DALは課題のラン守備がやられました。また、ターンオーバーが減ってくると得点力が落ちますね。DENにKCと近いタイミングでオフェンスが抑えられています。今後厳しい展開が予想されます


まとめ
   今週はアップセットが多くて面白かったですら。それぞれ理由は異なりますが、いくつかピックアップして話しました。それとほぼ同じ内容を書き起こしています。それではまた来週
このエントリーをはてなブックマークに追加


・エースWR Courtland Suttonとも契約延長を果たしました。Tim Patrickと時を近くしての朗報ですね

・OLB Bradley ChubbがIRから帰ってきました。数試合以内に復帰する予定です。怪我の癒えたLT Garett BollesはCOVID19リストで欠場になるかもしれません。


4年60.8Mで契約延長
   いや、安い。WRトップのDeAndre Hopkinsの27M/yは例外としても、その次は20M/yくらいになっています。彼らより一段階、実績で劣るSuttonならば18M/yくらいが予想されていました。
   しかし、ホームタウンディスカウントもあり15.2M/yと3Mも安くなっています。3Mあれば2巡指名選手の年俸2人分くらいですね。Von Millerトレードで2巡が増えているブロンコスとしては、Suttonのディスカウントによってこれを賄うことができることになりました。


WRカルテットは2023年まで確定
   Suttonが2025, Patrickが2024, JeudyとHamlerが2023(Jeudyはチームオプションで2024までの可能性あり)までになりました。
   それぞれタイプの違う選手が長くいるチームになりました。シーズンオフに移籍が噂されるAaron Rodgers, Russell Wilson, DeShaun Watsonへの大きなアピールになるでしょう。また、今後ドラフトするかもしれない新人QBの助けになることも間違いありません。


まとめ
   GM George PatonはSuttonとの契約延長を優先すると、Patrickとの契約延長で話していました。それから数日で決まったのには大きな驚きです。シーズンオフになるかもしれないと覚悟していました。
   これでD#側のベテランとの再契約を検討することが出来るようになりました。ILB, S, CBは先発がFAになります。ここら辺をどうするのか?が次の仕事になりそうです
このエントリーをはてなブックマークに追加


・嬉しいニュースが届きました。Tim Patrickと契約延長です


3年30M(18.5M保証)
   年平均10Mになりました。一昔前なら高く感じますが、時は令和。トップWRのサラリーが20Mを突破したことを考えると、これは割安となります。WRで22番目とのことです
   WR22番目ですが、ここ2年のドラフトはWR大豊作てあり、ベテランからルーキーへ転換を図ったチームも多かったです(ブロンコスもそうですね)。それも加味すれば順位ほど高くはないでしょう


Tim Patrickという男
   Tim Patrickはユタ大学を卒業して、2017年のUDFAでBALに入りました。しかし、キャンプ中にカットされて、SFのキャンプに参加しました。残念なことにSFの最終ロスターに残ることは出来ませんでした。その後DENのPSに拾われ、1度カットを経験しますが、再契約によりPSでシーズンを終えました。
   転機が訪れたのは2020年です。エースWR Courtland SuttonがACL断裂により、Week2でシーズンエンドとなりました。ドラフト1位のJerry Jeudyはプロのスピードに苦戦して落球が増えていました。その中で堅実なキャッチ力と高さを備えたPatrickがメインターゲットとなる機会が増えたのです。そうして800ヤードを稼ぎブレイクしました


Patrickの特徴
   とにかく落球しません。届く範囲のボールは全てとる集中力は素晴らしいですね。PFFに評価されているように、キャッチ力ならばNFLでも屈指の選手です。
   そして凄く献身的です。サイズを活かしたブロック能力、ルートラン全てで手を抜くことはありません。怪我もせず、スロットからワイドアウトまで対応できるのも魅力ですね


まとめ
   昨年のNT Mike Purcell, DT Shelby Harrisに続いてキャリアの崖っぷちから成長して、チームに貢献した選手と契約延長しました。安い給料でチームに貢献してくれたら、あとはサヨナラなんてことはよくあるNFLですが、こうやって大金を掴むサクセスストーリーには夢がありますね
   高額なFA選手が来るのも魅力的です。生え抜きのドラフト選手との契約延長も最高です。それらと同じくらい、苦労人が掴む契約延長は最高ですね
   これでオフシーズンはSuttonとの契約延長に全力を出せます。今年は先発のFAが多いため、Gm George Patonは大変でしょうが、頑張って欲しいです
このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ