K猫のDENファン日記

NFLデンバーブロンコスのファンブログです! その他にもドラフトやFA、プレイ解説も行っています!

2019年01月


・今回はシニアボウル感想戦です。それからスーパーボウル関連にシフトしていきます

・SBオッズはLAR人気みたいですね。NEがアンダードッグなの珍しいですね


シニアボウル感想戦
   カレッジ卒業生だけが参加するシニアボウルが開催されました。実際のNFLチームが練習、試合の指揮を執るので、ドラフト生をじっくりスカウティング出来る貴重な機会です。

QBスカウティング
   将来のフランチャイズQBが欲しいブロンコスですが、誰でも良い訳ではありません。シニアボウルにも上位候補はいましたので、彼らをチェックしました
Will Grier
   ドライブの進め方とかは流石の経験値でした。ショートパスの精度もまぁ想定通りですね。気になったのはディープパス。元々弱肩なのもありますがコントロールは悪い、弾道が高いなどプロとして厳しい現実が見えました。
Drew Lock
   前に7巡とか言いますが訂正します。3巡、今年のメンツなら2巡ですかね。インタビューは好印象でアメフトIQはありそうですね。思ったよりプレッシャーに強いですし、決め打ちのパス精度、タイトウィンドウに投げる度胸も見れました。素材としては可能性ありそうです
Daniel Jones
   個人的にはシニアボウルでストックアップしたとは思いません。ラッキーな反則に助けられたなと思ってます。気になるのはバックサイドからのプレッシャーに鈍感なこと、判断が遅いことです。このタイプが成功するの難しいです
Tyree Jackson
   マイナーカレッジ出身でサイズが魅力的ですね。露出が少なかったので未知数でしたが、プレイ自体は可もなく不可もなく。肩は強いですね。ステップワークが悪いのと、チェックダウンに投げてばかりで伸び代は厳しそうです

Andy Isabella(N#5) & Keelan Doss(N#8)
   パッツの好きそうなシュアハンド系WRでした。今回WR陣が非常に良かったのですが、その中でも目を引きましたね。
   IsabellaはGrudenのおもちゃとして多様な使い方をされていました。RAC強いシュアハンドのスロットは強いですね。3日目の目玉かな
   Dossは最初のキャッチが上手かったですね。伸ばして取った後に抱え込むのが素晴らしい。これ出来るのは評価高いです。意識の問題です

Chris Lindstorm(N#75), Michael Deiter(N#63),Ben Powers(S#72)
   OG良かった3人です。Lindstormは機動力が高く、どんどん次のブロックに伸びていく意識の高さ、素のパワーで押し込めるのが魅力でしたね。コンバインの数値が楽しみです
   Deiterは安心と信頼のウィスコンシン産。やっぱり基礎がしっかりしてますね。充分な機動力とブロック判断見せました
   Powersはパスプロが良いですね。さすがOL最強クラスのオクラホマ大。2on強いの好感度高いです。ランブロック悪くないですし

Dalton Risner(N#71)
   カンザス州立大学で4年先発してかつチームリーダーと、うちのGMも好きそうな選手です。キックスライド早いですね。もう少し足が動けば先発として戦力になるでしょう。さすがに1巡はフロック


まとめ
   プレイメイカーだなというQBは特におらず。1巡で取るほどの選手はいなかったと思います。育てる前提にしても、1巡で取るレベルに無いと僕は考えてます。RBも微妙でした。良かったのはWRで他にもMcLaurinとかDeebo Samuelとか
  OLはOG/Cが比較的良かったです。CだとGarrett Bradburyです。
   DTの目立つ選手はだいたいパワー5カンファレンスでした。バク転したKahlen Saundersは3日目だったら欲しいですが、2日目には来ない気がします。CBだとRock Ya-Sinが頭抜けてますね。彼ゾーンカバーの方が得意でしょうけども
   結局3日目楽しみな選手が多くなった試合でした。2日目だったら挙げたOG勢欲しいです

このエントリーをはてなブックマークに追加


・プロボウル、シニアボウル終わりましたね。プロボウルは相変わらずの緩さですが、ご褒美ですし、前座がメインなところありますからね。まぁ楽しそうでした

・シニアボウルは動画ちゃんと見てから書きたいと思います。Drew Lockプレッシャー来なければ良い選手ですね


スーパーボウルにまつわるジンクス
   今回はスーパーボウルに関するジンクスをいくつか紹介したいと思います。これが結構バカにならない強さのジンクスなんですよね


開催地の呪い
    今年で53回を数えるスーパーボウルですが、開催地をホームとするチームが出場したことはなんと0です。どんなにスーパーボウルに近いと言われようとも、快進撃を続けようとも出れない強烈なものですね。
   最近ですと2017年MINが1番惜しかったですね。Case Keenum大活躍でシーズンを勝ち上がり、ミネソタミラクルで最高の状態でしたが、地力で勝るPHIに敗れました。

シーズンMVPの呪い
   最近かなり強烈なのが、シーズンMVPはスーパーボウルに勝てないというものです。13年のPeyton Manning, 15年のCam Newton, 16年のMatt Ryan, 17年のTom Brady。どれだけシーズンで素晴らしくても勝てていません。
   前回シーズンMVPがスーパーボウルに勝ったのは1999年のKurt Warnerまで遡ります。" Greatest show on turf"と言われた頃の最強ラムズですね。IMG_0287

ホワイトジャージのジンクス
   スーパーボウルでどの色のジャージを着るかは重要なことです。選べるチームは等しく白を選びます。それはなぜか?勝率に大きく関係しているからです
   ここ14年で白ジャージを来たチームの勝利は12チーム。12/14で86%もの勝率を誇ります。カラージャージで勝ったのは10年のGB(対PIT)と昨年のPHI(対NE)だけです。
   今年はNEが白、LARがカラーになります。そのLARはスローバックジャージ(黄色と青のやつ、DAL戦で着てました)を使用します。19年前に優勝した時の色ですね。お互い勝負ジャージにあやかった形になります

Nick SabanとBill Belichickの不思議な関係
   NFL最高のHCは誰か?多くの人がBill Belichickと答えるでしょう。NEが常に強いのは彼がいるからという説はかなり有力です。
   カレッジ最高のHCは誰か?こちらはもう少し難しいですが、絶対に名前が挙がるのはNick Saban(アラバマ大)です。CLE時代にHC Belichckの元でDCをしていました。
   この名将2人は仲が良いことでも知られています。オフシーズンにはよく意見交換などの交流をしているそうです。そんな2人には面白い関係があります。
   それはSabanとBelichickが同じ年にチャンピオンになっていないことです。この結果が続くのか注目ですね
2007年 Alabama(敗退)、NE(SB敗退 vs NYG)
2009年 Alabama (優勝)、NE(AFC決勝敗退)
2011年 Alabama (優勝)、NE (SB敗退vs NYG)
2012年 Alabama(優勝)、NE(AFC決勝敗退)
2013年 Alabama(優勝)、NE(AFC決勝敗退)
2014年 Alabama(敗退)、NE(SB勝利 vs SEA)
2015年 Alabama(優勝)、NE(AFC決勝敗退)
2016年 Alabama(準優勝)、NE(SB勝利 vs ATL)
2017年 Alabama(優勝)、NE(SB敗退 vs PHI)
2018年 Alabama(準優勝)、NE(?)
IMG_0289


春日の呪い
   NFL倶楽部でお馴染みのオードリー春日さん。応援するチーム、選手が悉く成績が悪化することで有名な方でもあります。彼の応援ターゲットになったチームのファンは悲鳴をあげているとか…
   そんな春日さんですが、実はスーパーボウル予想は5-4で意外にも勝ち越ししております (その前に負けるとか言ってはいけない)
   そんな春日さん今年はLAR応援だそうです。さてこの結果はどうなることか


まとめ
   21世紀のジンクス強力すぎない?と思いますね。NFLは割とジンクス多いので、気になった方は調べてみると面白いです
   今後はシニアボウル、チームごとのレビューをして、自分の予想を書いてスーパーボウル当日を迎えたいと思います。あと1週間待ちきれないですね
   
このエントリーをはてなブックマークに追加


・スーパーボウルまで少しだけ時間あるので今年のQB候補に関しての私見を書きます。ちょうどやっているシニアボウルの参考にもどうぞ

個人的なプロスペクト評価
   僕なりのプロスペクトを評価する基準も書きます。カレッジは色々なオフェンススタイルがあり、プロ向きからカレッジ特有のものまであります。プロでも成功する要素はだいたい共通なので、そこで評価します
①ポケットムーブ、プレッシャー耐性
   前者はプロ入ってからでも改善するのですが後者はかなり大事な要素です。プレッシャーを恐れてスクリメージラインから大きく下がるQBや、プレッシャーが来るとすぐ投げ捨てたり、安易なスクランブルに頼るQBは大成しにくいです。
②ロングやミドルパスの精度
   チェックダウンやアンダーニースといったショートパスだけでは通用しないのがNFLです。なのでミドルやロングパスの精度は注意して見ています。特にフィールド中央にしっかり投げ込めるかは大事ですね。投げたはいいけどINTされたりするQBはカバーリードが悪いので、そこも合わせて見ています。
③メンタルタフネス
   結局は勝負事なので、勝ち切るメンタリティーの強さが無ければ話にもなりません。Bradyみたいにここが強ければGOATと呼ばれるわけですし
   これが見れるのは点差が詰まった終盤ですね。負けている展開や競る展開で強靭なメンタルを見せれないQBは取るべきではないです。もっと厳しいNFLでは通用しません。
④カレッジ時代の成長 
   複数年先発している選手限定ですが、前よりも成長したかどうかはとても重要です。昨年でいえばBaker Mayfield, Josh Allen, Lamar Jacksonは成長を見せ、Sam Darnold, Josh Rosenは据え置きでした。
   成長するQBは自分の課題を認識した上で改善を行っているわけで、他人のアドバイスなどを受け入れたり、自身で考えて練習しています。これは結構差が出ます


Dwayne Haskins(Ohio State)
  暫定のQBプロスペクトトップ。近年のOSUのQBにしては珍しくディープに良く投げています。
   ボールプレイスメントが良く、タイトウィンドウ(守備と守備の間のうち狭い部分)に投げ込む度胸と自信を持っています。プレッシャーが来てもポケットに止まることが出来る
   アンダーニースへのパスが多いので、スタッツほどのパス精度はない。肩は平均的な強さしかなく、Sのカバーを読む力は高くないです。プレッシャーが来るとプレイ精度が著しく低くなる。
   即先発できる器だとは思いませんが、ポテンシャルはありますし1巡で行くチームがあっても不思議ではないです。今年のプロスペクトの中では数少ないプレッシャーきても立て直せるQBですから。ただOSUのスタイルからしてあまりNFL向きではないので、時間はかかると思います。トップ10はない


Kyler Murray(Oklahoma)
   ハイズマンウィナーで、MLBを蹴ってNFLにやってきました。ダイナミックなプレイスタイルが持ち味です
   足がめちゃくちゃ速いです。Lamar JacksonとかRG3とかそういうレベルです。パスも上手く、特にディープは良い球投げますね。プレッシャーから逃げてもパスを通すことが出来ます。メンタルが強く、逆境でもチームを勝ちに導けるQBです。下半身はしっかりしてます
   身長が小さすぎる。BreesとかWilsonが比較されていますが、彼らより小さいです。それよりもDoug Flutieに近いです。スクランブル比率が高く、足に自信あるのでパス投げることを諦めるタイミングが早いです。カレッジでもトップ10に入るようなWR2枚がいたのでフリーなWRに投げるだけの部分が大きく、ボールタッチに若干の疑問があります 
   特大のポテンシャルを持っていますが、サイズ不足がかなり足を引っ張っています。素晴らしいアスリートなのは間違いないです。Wilsonみたいなプレイスタイルなら成功すると思いますが、RG3系になったら壊れる気がします


Daniel Jones(Duke)
   最近評価が上がって1巡なんて話もありますね。それはさすがにやりすぎですけども
   デカイ割に足もあります。ポケットパサー系統で、アンダーセンター経験者。力強いパスを投げれます
   パス精度は良くない。ロールした時は割と壊滅的です。判断が遅く、プレイを決めれないことがある。WRの落球が多かった
   割と荒削りのポテンシャル買いです。このレベルを1巡で取るのは博打でしょう。育てられたら面白いですが、成功する確率はかなり低い


Drew Lock(Missouri)
   なーんで1巡指名あるのかさっぱりわかりません。強肩なのとTDパスの数だけで評価上がってます
   強肩。SECトップクラスのTDを決めてきた。ノープレッシャーなら割と良いボールタッチをしている
   プレッシャー来たらとっとと投げ出すかサックされる。つまりプレイが壊れて終わる。勝率とパス成功率は芳しくない。判断力が悪く、自分から悪い状況に突っ込むことが多いです。
   さすがに7巡あたりでは引っかかりそうですが、上位指名はするべきではないでしょう。見えてる地雷系


Will Grier(West Virginia)
   Floridaで先発していたFrの時から知っています。WVUという大学自体がなぁ…
   最初から強気で攻める。調子が良いと全く手をつける事が出来ない。フィールド中央に投げ込むことを躊躇しない。経験がある
   ボールタッチが怪しい。過去にステロイド違反をやってしまった。アフターフェイクをしない。ターゲットの判断が悪い
   オフェンスの駒の1つみたいなプレイスタイルです。能力はあるのでしょうが、あくまで駒なので状況をひっくり返せるほど特別な能力は感じません。ついでにWVUというオフェンス系不毛の大学なのが怖いですね。出世頭がWendell Smallwood(PHI)です。QBだと顎割れことGeno Smithさんです


Gurdner Minshew(Washington State)
   Eastern Carolinaから転校して活躍した1年でしたが、エアレイド系との相性が良かっただけとの見方が強いです。
   オープンWRにデリバリーする能力はある。ターゲットの切り替えは早い。それなりに走れる
   Sの動きを読んでパスを投げることはほとんどない。パスタッチが良くないのでRZで詰まる。後ろ重心でパスを投げる事が多く、肩も弱いのでパスの距離は短い。 プレッシャーに弱い
   OLの強さに助けられたカレッジグッドガイという見方が強いです。WSUという大学だから上手くいったけど、ECUみたいなパワーの落ちる大学で成功出来ない。周りのサポートがあってやっと勝負できるQBという評価です


まとめ
   今年指名しなくていけないならHaskinsかMurrayです。1巡で指名はしたくないですね。誰もMahomesなんかに勝てる気がしません
   GrierとかLockどうですか?と聞かれるのですが、Keenumよりアップグレードしているの若いことと将来性だけなんですよね。そんな不確かなものに上位使うのは遠慮したいですね
   2013年以来の不作だと思います。2017年の不作とは訳が違います(あっちは1巡候補はいたけど、全体1位クラスはいなかっただけです)。1巡の本命不在はドラフトで玉突き事故起こしやすいので、今年は荒れた難しいドラフトになりそうです
このエントリーをはてなブックマークに追加

↑このページのトップヘ