K猫のDENファン日記

NFLデンバーブロンコスのファンブログです! その他にもドラフトやFA、プレイ解説も行っています!

2018年02月


・同地区KCからCB Marcus PetersがLARへトレードされました。素行か規律違反かわかりませんが、チームへ少なからずデメリットが有ったのでしょう。売れる時に売っとけみたいな。結局CB はニーズに逆戻り。よくわからぬ

・JAXがQB Bortlesと3年54M、26.5M保証で延長。平均18Mが今の先発QBの相場の最低ってことですね。完全にOsのせいじゃねぇか


ニーズの洗い出し
   DEN関連は無風の話題なし状態。FAが始まらないとドラフトも絞れず、モックもそのせいでばらけてますね。とりあえず補強ポイントを軽くチェックします

QB:特大
  スペ体質のLynchにメンタルブレイクしたSiemian、控えが限界のOsという3人でいったら大崩壊。シーズン中にQBコロコロしたコーチの采配の問題とかでモチベーション下がってたかなぁと思います。16試合任せれる選手がいないのは問題ですね
   FAにしろドラフトにしろ、今後チームを引っ張っていける選手が欲しいですね。Osみたいに実力が伴わないのはダメです。重要なのはパス成功率、メンタル、怪我しないこと
   このオフ最大のニーズだったりします。ここが解決しないことにはコーチの判断もまともに出来ません

RB:小
   3番手をHendersonで行くなら必要ありません。個人的にSony Michel欲しいです。Terrell Davisと同じ大学ですし、GeorgiaのRBは歴史的にも良い選手多いです

WR:大
  補強を怠りすぎました。Latimerの次にドラフトしたのが去年のHendersonって…FAでも取ってませんし…DTとSandersがベテランになってきました。現行契約の切れる2年後に2人ともいない可能性あります。
   キャップが無いので、FAで取る余裕はないと思います。Sandersのような2匹目のどじょうを狙いたいところ。主眼はやはりドラフトです。2年連続で3巡使ってもいいと思います

OL:大
   去年は怪我人が多すぎて崩壊しましたが、グレードアップしたい選手はいても、何が何でもはいないと思います。
   Paradis、Learyは問題なし。Bollesもブルーワーカーでリーダーシップを発揮しています。手の使い方が上手くなれば良いLTになると思います。LG Garciaはパスプロが安定しません。ずっと課題ですね…RT Watsonはやはり怪我。契約もすぐに切れるので、ドラフト上位指名しても驚きません。
   FAならOG Norwell、ドラフトならOG NelsonやOT McGlinchey、Williamsが対象になります。トレードダウンした場合、何通りもの想定が出来ます。

DL:小
   楽しみな若手が3人、信頼のできるベテランが2人。デプス要員を補強したら完了です。Bill Kollarを信じて成長を楽しみにします

OLB:中
   4番手欲しいですね。怪我の多いRayと絶対的なクオリティー不足のBurrettで2番手争いです。契約延長した方が勝利です。
   去年のEdebaliの失敗から学んでドラフトしましょう

ILB:中
   Todd Davisをどうするのか。FAで動くなら引き止めるだけの余裕はないと思います。Nelsonも残したいです。補強しておけば…
   どのみちドラフトして欲しい。年齢もデプスの薄さもかなり問題です。単純にクオリティーアップもして欲しいです。Marshallを動かせる相方欲しいですね。

DB:小
   TalibカットでRoby契約延長した場合、ニッケルはWill Parksになると思います。Langleyは外CBとして成長に期待し、TEカバーにSimmonsを使うビッグニッケル(3Sニッケル)を予想します。
   質を考えればリーグトップクラスですし、楽しみな若手も多いです。Talibというプレイメイカーを失うのは痛いですが、大幅な弱体化はしないでしょう。

ST:小
   McManusと競わせるKを取るかどうか。復調に期待して待つのも手ですね。
   今年は例年と違い7巡が少ないので取るチャンスがあるかは微妙です。


まとめ
   補強失敗と軽視したポジションが穴になっていますね。一気には無理かもしれませんが、即戦力を狙って欲しいです。
   ニーズはQB、OT、WR、ILB、RB、OLBの順でしょうか。数日後のコンバインで注目しながら来月のFAを待ちたいですね。


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・Siemianもトレードブロックに乗りました。一度DENから出た方が成功するかもしれません。見守りたいと思います


DENの補強戦略
   GMはおのおのの哲学に基づいて補強戦略を持っています。今回はElwayの戦略をざっくりと紹介した上で補強に関して見ていきたいと思います。
   まずDENにはチームとしてのサイクルがあります。サイクルとは4〜5年を周期としてチームの主力が変わる (チームのアイデンティティーが変わる)ことです。1回目はPeytonを中心にSBを勝ち切った(12〜16年)、そして契約延長した守備陣を中心に勝とうとした(17〜20年)になります。このサイクルは主力がFAになる時期で大きく分類しています。
   Peyton時代は素晴らしいQBで勝ち切る短期決戦用でした。増大するキャップの後押しもあり、優秀なベテランを今と比較して破格の値段で獲得したことが成功の要因です。そしてポストPeyton時代として、No Fly ZoneとVon Millerという強力な個を擁する守備を中心とし、ラン攻撃と組み合わせて堅実に勝つことを選択しました。
   このプランはこの2年で失敗に終わったわけですが、それにはいくつかの理由があります。まずは今のNFLがラン一辺倒で勝てるほど単純ではないこと。2つ目に期待していた守備が2年続けて綻びが出たこと(去年のラン守備、今年のパスカバー)、3つ目にQBがパスでゲームを作れなかったことです。
   この失敗を受けてのオフシーズンになりますが、Elwayには2つの選択肢があります。
1、PHIやDALにならい、OLとRBをグレードアップしてラン攻撃を更に強くする
2、ランが機能しなくてもパスで試合を組み立てれるQBを獲得する
   今までの報道を見るに、後者を選択したように思います。これを念頭に補強戦略を考えます。

 
QB
   FAでランが出なくても試合を作れるQBはCousinsとBridgewaterになります。そして健康で実績があるのはCousinsです。問題は金額で、DENはキャップが厳しくベテランを何人か解雇しないことには30Mという数字は払えません(これについても後日取り上げます)。FAで高くなっても25Mが限界だと思います
   一方のドラフトはJosh Rosen(UCLA)、Baker Mayfield (OU)、Sam Darnold(USC)、Josh Allen(Wyoming)が候補だと思われます。彼らはそれぞれ欠点があり、また前の4つで1人以上は指名されるでしょう。残った中での選択になりそうです。
   QBに関してはSBで勝てるや、フランチャイズQBとして10年以上活躍できるといった高望みはできません。残り2年とその次のサイクルで軸となれる選手が欲しいです (最低限2024年まで)。現状のDENはPOに復帰するのが目標です。そのための軸になれるQBを取らなくてはいけません。だからといってマネーゲームに参加しては他を圧迫しますので、そこもジレンマです。


RB
   C.J.Andersonは解雇でデッドマネー無しの4.5Mを節約できますが、その代わりに2番手以降が不足するので、ドラフトでの指名が必要になります。そのため、CJが解雇されるならドラフト後になるでしょう。
   FAで狙うならLe'Veon Bellだけではないでしょうか?年15Mと言われていますが、オールプロRBですからね。市場に出ることすら稀です。RBも個の力が重要だと考えれば、Elwayなら取るかもしれません。
   

WR
   昨年の3番手がCody Latimerでした。Demeryius Thomasは頑丈ですが、Sandersは怪我が増えています。2人とも30歳付近ですので、新しい選手が必要です。
   とりあえずLatimerは再契約したいです。STがこれ以上弱体化するのは死活問題です。
   昨年Carlos Hendersonを取りましたが、過度な期待はできません。長らく補強していなかったので、またドラフトしても良いと思います。Deontay Burnett(USC)やAnthony Miller(Memphis)のようなプレイメイカー欲しいです。


TE  
   毎年のように指名していますが、ここまで期待通りにはいっていません。ブロッキングTEのGreenがFAになります。再契約したいですが、彼が1番手だとパスゲームでターゲットが減るのもまた事実。どうなるか
   理想はAustin Taylor、Jeff Heuerman、Jake Buttが活躍することです。しかし怪我持ちがいますので過剰な期待はできません。FAになるのはJimmy Grahamですが、彼もまたブロック出来ないのでニーズではないです。
   4年連続でドラフト指名権使うほどの余裕はないです。まぁ関係ないでしょう


OL
   LT Bolles、RG Learyの加入で昨シーズンよりは好転しましたが、まだ通用しない場面も多かったです。問題はRTとLGですね。ここ数年来の問題がいまだに続いています…低迷の主要因
   FAで2番手、3番手クラスを狙った結果失敗していますので、もし取るならトップを狙って欲しいです。今年だとLG Norwellですね。とはいえOG2人に計20Mもかけれるのか…
  Nelsonは素晴らしい選手ですが、トップ5では指名したくないですね (ポジションバリューの問題です)。彼がOTだったら悩むことは無かったです。OGは粒ぞろいなので、OT McGlinchey取りたいです。


DL
   WolfeやPekoを解雇するようなことが無ければFAでベテランを安く取って終わりです。才能の片鱗を見せた若手に出番を多く与えて欲しいです。


OLB
   4番手問題あります。上位でとる余裕はないです。素材型かブルーワーカーを下位またはUDFAで取りたいです。RayとBarrettの先発争いの方が注目です。


ILB
   3年近く放置してきたツケが出ています。キャップかつかつなのに2人もUFAです
   Todd Davisと再契約するかどうか。2ダウンプレイヤーに先発級の金額を払うのは渋いです。パスカバーに難がありますし、ラン守備で格別な強さを発揮しているわけでもありません。FAで残ったら再契約だと思います
   ドラフトは逆に積極的に行きたいです。1巡ですとRoquan SmithやTremaine Edmundsなどですかね。スピードのある選手欲しいですね


DB
  Talib解雇となったらニッケルにSS Parks置く3Sになると思います。CBの4番手を指名する程度でさしたる補強はいらないでしょう。Stewartにマンカバーさせなければよし


ST
   McManusを競争させるかどうか


まとめ
   とりあえずキャップは数字以上にカツカツです。そしてQBへの動きは全くわかりません。ここ数年はおとなしかったものの、ElwayのFAは派手ですから、ここらで大物釣り上げやってもおかしくありません。とりあえず将来のQBは絶対に取ってください。勝てるQBだと嬉しいです
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・もう少しで大運動会が開催されます。今回はそんなコンバインで注目すべき種目、目安となる数字などを紹介したいと思います。
あくまで僕が個人的に注目しているものなので、完璧ではないです


QB
計測(手のサイズ)、ポジションドリル
   コンバインでのQBはチームとの面談がメインになります。身体能力は高いほうが良いですが、低くても問題ありません。
   その中でも見たいのは計測です。身長、体重、何より手の大きさは大事ですね。手の大きさはボールを握る深さに関係します。大きいに越したことはないです。目安は9.5インチ以上です
   ポジションドリルは一通りの基礎的なルートへのパスを確認できます。スラント、アウトパターン、縦、試合中に投げないルートのパスを確認できるので、参考にしたいですね

RB
40ヤード、垂直跳び
   RBは下位でもスターターになることの多いポジションですが、多くの選手に共通する結果が見られます。
   40ヤードは4.6秒が目安になります。これより遅い選手ですと、OLがそこまで強くないチームでは充分に力を発揮できないでしょう
   垂直跳びは30インチです。RBなのに垂直跳びが重要なのは驚きですが、活躍したルーキーのほとんどは30インチ以上でした。例外はJAXのFournetteですが、特殊なサンプルです…

WR
3コーンドリル、40ヤード、垂直跳び
   WRはオールラウンダーを除いては特定の数字が重要になります。スロットなら3コーン、ポゼッション型なら垂直跳び、ディープスプレッドなら40ヤードになります。このどれかが良い選手はNFLで活躍する可能性があります。器用貧乏な選手が1番厳しいですね
   3コーンはスロットやアジリティーに自信のある選手を見る指標になります。具体的な数字はないですが、WRのトップ10には入りたいです
   40ヤードはディープスプレッドを見る指標ですが、ただ速いだけの選手もいるので参考程度です。6-3、200lbsを超える大型WRで4.4秒程度ならエースになれる素質があります。こちらの方が大事かもしれません
   垂直跳びはハイボールの競り合いに直結します。良い方がいいですが、結局はプロ入り後の指導に左右されます。
   WRは一芸に秀でた選手の方が強いです

OL
40ヤード(10ヤード)、3コーンドリル
  現在はラインの高速化が顕著ですので、10ヤード(初速)と、3コーン(転換)が速い選手が活躍する傾向にあります。残りの種目は身体能力を見るものになります。
   OLは40ヤードが5秒を切ると速いですが、それよりも10ヤードのタイムが重要です。10ヤードで1.7秒前半〜1.6秒台の選手は評価を上げます。その後も活躍する選手がほとんどです
   とはいえ、パワー型とスピード型がいますので、選手の体重などにも大きく左右されます。また、OTよりOGやCの選手の方が遅くても活躍することが多いです。遅いOTの選手はコンバートを視野に入れて候補にすると良いかと思います

TE
3コーン、40ヤード、ベンチプレス、垂直跳び
   TEはレシービング型とブロッキング型に分かれますが、上位は総合力の高い選手になります。WRで重要な部分、OLで重要な部分。それぞれ見るところになります
   3コーンと垂直跳びはレシービング型で特に重要です。インサイドの密集地帯でオープンになれる小回りが利くのか、エンドゾーンでハイボールに対して強いのか。この2つの結果である程度得意なことを絞れます。
   40ヤードはOLより速い4.6秒台は最低限欲しいです。これより遅いと小柄なOTでしかなく、レシーバーとしては計算し辛いです。
   ベンチプレスは上半身のパワーを測るものです。DEなど自分より重い選手と当たることもありますので、上半身のパワーが弱いとブロックが上手くいきません。ブロッキング型は要注目です
   TEも多様化しているので一括りには出来ませんが、欲しいタイプの選手によって見るポイントは違いますので、参考にしてください


DL
40ヤード、3コーン
   DLもOLと同じく10ヤードが重要になります。特にDEは1.7秒切らないと1流にはほぼなれません。上位候補の10ヤードのタイムは要注目です。DTはサイズにもよりますが、パスラッシュを気にするなら1.8秒は切って欲しいですね。1.7秒台なら1巡候補レベルに速いです。
   3コーンはDEに大きく関係していて、7.4秒を切れない選手はプロ入り後も厳しいと言われています。
   3コーン(転換系)と10ヤード(瞬発系)が大事というのは良くわかると思います。ラン守備も重視されるDTはまだしも、DEはラッシュスキルが要求されます。かなり重要な数値です。

LB
ポジションドリル、40ヤード、垂直跳び
   LBはスキルが大きくものをいうポジションですが、身体能力が高いに越したことはないです。
   40ヤードは4.6秒台だと速いです。4.8秒だと遅いかな?という印象なので、4.7秒前半くらいから前の選手がドラフトにかかると考えられます。ATLのDion Jonesのように4.5秒とか出すと文句なしに評価上がります
   垂直跳びは運動能力に左右される部分で、生来のバネを見れます(幅跳びもそうですが、やる選手そんなに多くないです)。運動能力高いLBは最近人気なので、育成を前提に指名される選手もいると思われます。

DB
ポジションドリル、40ヤード、ベンチプレス
   DBは身体能力が如実に出るポジションなので、全種目参考にしてください。
   DBのドリルは基本的なバックペダルや腰の転換といったマンカバーに必要なスキルを見れます。膝や腰の使い方が上手い選手ほど切り返しが速いので参考になります。また、予測して動く選手もいますが、そのような選手は身体能力は普通でそれを補っていることが多いです。
   40ヤードは4.4秒台がギリギリです。4.5秒以降ですとスピードに不安があると考えてください。
   ベンチプレスはラン守備への潜在的な貢献度を測れます。ベンチプレスが強い選手は、ブロッカーに押し切られることが少ないです。また1年目はインサイドに入ることが多く、ラン守備の機会も増えるので、そういう意味でも重要な値でしょう。15回が目安になります。


まとめ
   最初にも書きましたが、あくまで僕個人が見ているポイントになり、初めてコンバインを見る人向けです。体重との関係もあるので、一概には言えませんが、目安となれば幸いです。
   
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