Buffalo Billsへの所感
昨年はついにSB制覇かと期待したシーズンでしたが、一昨年の方が強かったのでは?と思うシーズン終盤となってしまいました。OC Brian Dabollの栄転やVon Millerの離脱がかなり響いたシーズンでした。
BUFオフェンスにおける課題は不安定なOLとAllen頼みすぎたオフェンスです。OLは元から不安要素があったところに、両OTも今シーズンは不安定で余計に崩れていますね。Josh AllenもあまりOLを信用していなさそうなポケットワークをしていて、問題の根深さを感じます。昨シーズンを見てもわかるように、Allenが投げて、Allenが走ってを主軸にオフェンスが組み立てられています。確かに昨シーズンのAllenはキャリアハイに近いパフォーマンスを披露していました。しかし、肘の怪我をしても依存が激しいこと、失点に繋がる致命的なミスが多いなどの欠点も目立っていました。年間を通して30ターンオーバーを記録しましたし、あの判断は正しかったのでしょうか。
ターンオーバーを減らせるのか?
KCが強いのは、Patrick Mahomesの変態的なパスもありますが、それ以上にミスが非常に少ないチームであることが挙げられます。ターンオーバーは少ないですし、3rdダウンコンバージョンの成功率も高いです。
それに対して昨年のBUFはJosh Allenだけで年間30ターンオーバーをしています。ここに他の選手のターンオーバーも加算されると考えると、よく13勝したな…と思いますね。打倒KC、悲願のSB制覇に向けて最も改善したいポイントになるでしょう。
Von Millerが復活のキーマン
BUFのラストピースが本当にラストピースだった件について。Von Millerが離脱した残り6試合は、その前11試合と比較してプレッシャーのかからない場面が増えました。もちろん、同じ相手とやった訳では無いので統計的に有意とかではありません。しかし、プレッシャー率やサック数などの数字にも反映されるくらいには、大きな離脱でした。
Von MillerはSBにおける歴代最強Edgeの1人であり、PO・SBでの無類の強さを見込まれてBUFと6年120Mの大型契約を締結しました。優勝請負人である彼が復活する今期、BUF守備はどのようなパフォーマンスを見せるでしょうか?