K猫のDENファン日記

NFLデンバーブロンコスのファンブログです! その他にもドラフトやFA、プレイ解説も行っています!

Category: FAまとめ


・久しぶりのランキング。OTのランキング難しいですね

・試合数は重要視しています。QBと同じくローテーションすることが少なく、個人の能力依存の大きいポジションだからです。あとは試合を見た印象で決めました。


10、Brian O'Neal(MIN)
17試合(17先発)
   MINはインサイドに問題があるものの、OTはかなり優秀です。O'NealはRTとしてチームに貢献しています。17試合出場したタフネスも込で10位としました。軽量ですが、スピードがありパスプロの安定感が頼もしい選手です。

9、Kolton Miller(LV)
17試合(17先発)
   1年目から先発していましたが、なかなか苦戦続きだった選手です。4年目の昨年にようやくブレイクアウトし評価が高くなりました。
   2021年に3年54Mの契約延長をしたことで、結果的に安価に保持することが出来ていますね。まだ評価が高まる前でしたが、チーム、選手両方にとって良い結果となりました。


8、Lane Johnson(PHI)
13試合(13先発)
   2013年から在籍するベテランOTですね。昨年は13試合の出場でした。PHIの強力なOLを支える屋台骨にして、Mailataと共に強烈なブックエンドを形成しています。年々欠場が増えているのは気がかりですね。


7、Dion Dawkins(BUF)
16試合(15先発)  
    開幕時は不安定なパフォーマンスでしたが、シーズンが進むに連れて安定したパフォーマンスになりました。ブラインドサイドでBUFの躍進を支える活躍でした。


6、Andrew Whitworth Jr(LAR)
15試合(15先発)
   昨年は40歳、16年目のシーズンを戦った大ベテランですね。SB制覇をもって引退しました。
   PBに選ばれたのが7年目と遅咲きの選手でしたが、かなり寿命が長かったですね。36歳になるシーズンに年齢を理由に所属していたCINを離れましたが、LAR移籍1年目にオールプロに選出され、そして5年間プレイしました。近年はパフォーマンスの低下こそあれど老獪な動きでチームに貢献しました。


5、Orlando Brown Jr(KC)
16試合(16先発)
   BALとの契約延長交渉がもつれた結果KCに1巡指名権との交換でトレードされました。KCはOLが全員交代したシーズンでしたが、早い段階からLTとしてMahomesを支えるパフォーマンスを発揮しました。OLが安定した10月からはリーグ屈指の強力ユニットのLTとして素晴らしい活躍を披露しました。


4、Jordan Mailata(PHI)
14試合(14先発)
    PHIが発掘したオーストラリアの巨漢OTですね。NFLの海外プログラムで選抜され、7巡指名でPHIと契約しました。本格的なブレイクアウトをする前に4年64Mの大型契約を結んで驚きをもたらしました。
   昨年はその金額に見合うだけの選手であることを証明しました。でかいのに早く、更に強いという人類の到達点のような選手ですね。怪我が多いのが難点ですが、出れば支配的な選手です。


3、Rashawn Slater(LAC)
16試合(16先発)
   ルーキーながらオールプロ、プロボウルに選出されました。LAC長年の課題であったLT問題を解決にもたらしたのは大きいですね。
   カレッジ時代から腕は短いもののスキルとクイックネスに優れた選手との評価を受けていました。確かに腕の短さ故に苦労する場面もありましたが、それ以上にテクニックとクイックネスで相手を完封するパフォーマンスを披露しました。


2、Tristan Wirfs(TB)
17試合(17先発)
    正直に言えばNFLでこんなに早くRTとして通用するとは思いませんでした。OGなら即オールプロだとは思っていましたが、RTでも即オールプロになるとは…
   歴代でもトップレベルの身体能力をもったフィジカルエリートです。初速のスピード、爆発的なパンチ、ミーンなブロック。彼が欠場したTBは全く別のチームになると評価されるほど変えの効かない選手になっています。


1、Trent Williams(SF)
15試合(15先発)
   WASで支配的なLTとして君臨し、30を超えてからも移籍先のSFでリーグ最強の座を確立しています。プロボウル9回、オールプロ2回と実績も完璧です。OTは印象で賞が決まるのでTyron Smithに実績では負けますが、パフォーマンスでは互角の選手です。
   POではオフセットして、プルアウトしてくるという恐怖の戦術が実行されました。人間ミサイルすぎてめちゃくちゃ怖かったですね。


まとめ
   ランキングあるあるですが、10位あたりは難しかったです。この手のランキングに毎回いるDavid Bakhtiari(GB)は怪我で欠場が多かったです。昨年は怪我による欠場をした選手が多かった印象を受けました。
   その中でもトップ3は特に安定したパフォーマンスだったと思います。シーズン最初から最後まで一貫して良かったです。Mailataも食い込むだけのプレイでしたが、少し及ばずといったところでした。彼は怪我が1番の敵ですね
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・OLのランキング作成が終わりません。そこで閃きました。別のポジションを先にやってしまおうと。インテリジェンス炸裂です


10、Haason Reddick(CAR)
16試合(16先発), 68タックル, 11サック, 12TFL, 2FF
   ランにもパスにも対応できる高速LBとしてドラフト上位での指名をされたのも過去の話。結局3-4Edgeとして才能を開花させました。CARのスキームは4-3でしたが、使われ方は3-4OLBでした。
   スピードラッシュでしっかりまくる能力があり、OT相手に先手を取れていました。一方でテクニックなどの面で優れた部分が多いわけでもないのでこの位置です。


9、Matt Judon(NE)
16試合(16先発), 60タックル, 12.5サック, 14TFL
   NE移籍で本格開花した選手ですね。BAL時代にもプロボウルに選出されていますが、あれはファン投票でBALばっかり選ばれるミーハー票でのブーストがあった側面は否めません。その点、今年はスタッツ的にもプロボウラーに相応しい説得力のあるものでした。
   NE移籍で変化したのはプレイ判断の良さですね。BAL時代はスタートからOLに突っ込むことも多く、それを逆に取られる場面もありました。しかしNEでは正しいリアクションを取る場面が増えていました。


8、Harold Landry(TEN)
17試合(17先発), 75タックル, 12サック, 14TFL
   個人的に推しの選手です。4年目でついに開花してプロボウルにも選ばれました。出足の鋭さにハンドテクニックの向上が合わさり、安定してプレッシャーをかけるようになりました。もちろんDT Jeffery SimmonsやDenico Autryの存在も大きいです。
   他に注目すべきはタックル数75ですね。Edgeは60いけばかなり多いのですが、75はブロックを外してプレイに絡む回数が一定以上必要です。それがTFL14にも関係しているのでしょう。



7、Cam Jordan(NO)
16試合(16先発), 59タックル, 12.5サック, 13TFL
   The安定。5年連続7度目のプロボウル選出でした。彼もあの2011年ドラフト指名選手であり、もう数少ない同一チーム所属選手でもあります。
   毎年2桁近いサックを安定して稼ぎますね。振れ幅が少なく、ベテランになってもコンスタントな活躍を見せるのでチームとしても計算できる戦力になっています。


6、Trey Hendrickson(CIN)
16試合(14先発), 34タックル, 14サック, 12TFL, 3FF
   CIN守備躍進の立役者ですね。シブちんで有名なCINのオーナーがFAで人気選手を獲得した珍しいパターンです。そして、期待通りの活躍を見せました。
   CIN守備はサックできる選手が居なかったので、Hendersonがその問題を解決したのは大きかったですね。ラン守備は普通です。


5、Robert Quinn(CHI)
16試合(16先発), 49タックル, 18.5サック, 17TFL, 4FF
   スタッツの暴力ですね。これで5位なのはBALやCLEなどOTの弱いチーム相手にスタッツ稼ぎをしていたからです。雑魚狩りってやつですね。上4人が内容も良いために、このサック数でも5番目になります。
   定期的に復活してきますが、トータルで見ると良い現役生活を送っていますね


4、Micah Parsons(DAL)
16試合(16先発), 84タックル, 13サック, 20TFL, 3FF, 3PD
   MLBかと思ったらOLBで、更にはEdgeでした。個人的にここまで1年目から弾けたスタッツを残すとは微塵も思っていませんでした。
   ルーキーの13サックはもちろん凄いのですが、20TFLはレベチですね。LBからのブリッツもDEからのラッシュも両方ハイレベルでした。またパスカバーも出来るため、相手攻撃陣はいかにParsonsをプレイから遠ざけるか?という工夫を要求されました。DROYとオールプロに選出されています。


3、Nick Bosa(SF)
17試合(17先発), 52タックル, 15.5サック, 21TFL, 4FF
   近年のカレッジでは最強のテクニックを持ったDEでした。上手すぎてびびります。彼はDE版Aaron Donaldです。
   特に言うことは無いです。怪我しなければずっとオールプロ選ばれます。たぶん殿堂入りもします。


2、Myles Garrett(CLE)
17試合(17先発), 51タックル, 16サック, 17TFL, 1FF
   フィジカルフリークとしてNFLに入ってきて2年目から4年連続で2桁サックを記録しています。圧倒的なパスラッシュスキルに加えて、圧倒的なランストップ能力を持っています。
   今年のオールプロであり、プロボウラーです。全体1位になった理由を遺憾無く発揮していますね。今では珍しいLTとマッチアップし続けるEdgeの1人だったりします。


1、T.J.Watt(PIT)
15試合(15先発), 64タックル, 22.5サック, 21TFL, 5FF, 7PD
   何も言うことは無い。15試合出場でMichael Strahanのサック記録に並んでしまった。あと1試合多かったら超えていたのではないだろうか?
   とりあえず毎試合ランもパスもぶっ壊していました。文句なしのDPOY、オールプロにプロボウラーです。現在通算サック数72なので、殿堂入りも視野に入っています。


まとめ
   上5人の成績が異次元すぎますね。Quinn以外の4人は何もなければ殿堂入りしそうですし、2020年代を定義していくエッジラッシャーになるのではないでしょうか。
   Edgeは良い選手が多いですが、飛び抜けた選手は少ないです。今年のドラフト上位で指名されたWalker, Hutchinson, Thibodeauxなどがどのような活躍をしていくのか今後が楽しみです。

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・RSのスタッツと出場試合数を重視しています。しかし、POで活躍した場合は加点する方式です。最後は好みで決定します。


10、Mike Gesicki(Miami Dolphins)
17試合(9先発), 73キャッチ780ヤード2TD
   今年フランチャイズタグを貼られました。身体能力抜群のTEです。
   ヤードの割にTD数が少ないですが、MIAというチームが得点不足に泣いたシーズンなので、仕方ないのでしょう。SFからMike DanielがHCに就任しました。George Kittleと同じ役割を担うポテンシャルはあるので、ブレイクアウトシーズンになるかもしれません。


9、Dawson Knox(Buffalo Bills)
15試合(14先発), 49キャッチ587ヤード9TD
   もっとキャッチをしていると思っていましたが、600ヤード弱だったのですね。一方でTDは多いので、RZの頼れるターゲットとなっています。
   Knoxはハイライトキャッチが多いので、スタッツよりインパクトがあります。しかし、ブロックまで含めてトータルでバランスの良い選手です。


8、Zach Ertz(Philadelphia Eagles, Arizona Cardinals)
17試合(14先発), 74キャッチ763ヤード5TD
   PHI生え抜きのベテランですが、TE不足に悩むARIにトレードされました。ARIでは、TEの1stオプションとして期待通りの活躍をしました。
   かつてはプロボウル常連でしたが、さすがに年齢による衰えが見られます。それでも頼れるターゲットですが、ブロックでの貢献が低いのであと何年トップフォームで居られるか。


7、Dallas Goedert(Philadelphia Eagles)
15試合(14先発), 56キャッチ830ヤード4TD
   PHIがErtzを放出できたのはGoedertの存在がかなり大きかったです。TE1としてプレイタイムが増えた結果、しっかりスタッツも伸びています。しっかりと実力がある証拠です
   TEで800ヤードは一流です。あとはTDが増えてくると良いのですが、HurtsがTEにパスを通すイメージがあまりないので、どうなるでしょうか。


6、Rob Gronkowski(Tampa Bay Buccaneers)
12試合(12先発), 55キャッチ802ヤード6TD
   今年で2度目の引退を発表しましたが、ラストシーズンも一流のTEでした。衰えてこのスタッツですから、史上最高TE論争に名前が上がるのも当然ですね
   デカくて速いキャッチも出来るTEでした。Tom Bradyとのホットラインは破壊力抜群で、2010年代初頭は全く止まりませんでした。度重なる怪我で悩む時期もありましたが、キャリアを重ねるに連れて怪我も減りましたね。TB移籍後はNE時代ほど支配的な選手ではありませんでしたが、間違いなく脅威にはなりました。


5、Dalton Schultz(Dallas Cowboys)
17試合(15先発), 78キャッチ808ヤード8TD
   Jason Witten退団からTEに悩んでいたDALがやっと見つけた先発TEになります。今年がブレイクアウトイヤーでした。
   Jason Wittenが強すぎて、その後継者にかかる期待値は必然的に高かったです。しかし、やっと納得される選手が現れました。とりあえずフランチャイズタグ指定をされましたが、このレベルのTEの契約が近年はないため、新契約のオファーは慎重に行われそうです。


4、George Kittle(San Francisco 49ers)
14試合(14先発), 71キャッチ910ヤード6TD
   レシーバーとしても優秀ですが、それ以上にブロッカーとしてのレベルが高いです。OTに匹敵するランブロッカーで、SFのランアタックというアイデンティティに大きな貢献をしています。
   なんとまだ5年目と若い選手です。怪我が多いのが玉に瑕ですね。


3、Kyle Pitts(Atlanta Falcons)
17試合(15先発), 68キャッチ1026ヤード1TD
   勝利寄与度で言えばKittleの方が上でしょう。しかし、まともなWRがゼロになったATLで、最も警戒されながら1000ヤードレシーブを達成しました。あと少しでルーキーTEのレシーブ記録を更新する歴史的な活躍でした。
   長い手、WRレベルのスピード、抜群のキャッチ力でボールを取りました。長短問わずに活躍しましたが、何よりも平均15.1ヤードとビッグプレイメイカーの片鱗も見せています。PittsはTEという枠に収まらない選手という評価も間違いではなく、ATLオフェンス次第ですが2020年代のTEのトップに君臨するでしょう。


2、Travis Kelce(Kansas City Chiefs)
16試合(16先発), 92キャッチ1125ヤード9TD
   6年連続で1000ヤード突破しました。オールプロ2ndに7年連続のプロボウラーです。オールプロも1st, 2nd問わなければ6年連続ですね。
   将来的な殿堂入りも確実にしている、現在最も安定したTEです。スタッツに隠れていますが、欠場しない耐久力は素晴らしいですね。TEという肉体的にダメージの多いポジションで、これだけ鉄人なのは珍しいです。


1、Mark Andrews(Baltimore Ravens)
17試合(9先発), 107キャッチ1361ヤード9TD
   4年目で初めての1000ヤード突破、そしてオールプロ1stに初選出されました。長らく続いたKelce, Kittleの天下を打ち破ったのは素晴らしいことです。
   Lamar Jacksonがミドルレンジのパスが得意なため、メインターゲットになりました。BALとしてはWR Rashod Batemanとボールをシェアする予定だったのですが、怪我でシーズンの大半で不在だったため、Andrewsにボールが集まりました。



まとめ
   TEはその多彩な役割から評価の難しいポジションです。その中で800ヤードレシーブは一流、1000ヤードレシーブは別格の数字です。
   長らくAFCのトップTEはKelceでしたが、今年はAndrewsがその座を奪いました。来年以降もこの2人を中心にTEトップの座は推移しそうです。オールプロは、Kelce, Andrews, Kittle, Pittsから選ばれるので、ほぼ確定という流れになってきています。通常はWRの3枠目扱いのFlexにTEから1人選出なんてことも起こるかもしれません。
  

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