K猫のDENファン日記

NFLデンバーブロンコスのファンブログです! その他にもドラフトやFA、プレイ解説も行っています!

Category:ドラフトまとめ > 2018NFLドラフト


・放置していた企画を復活


1-15 OT Kolton Miller
68試合(68先発)
   指名された時はリーチだと騒がれました(当時の評価だと、20位以降の予想が多かったです)。結果的にはプロボウルに選出されて、契約延長も果たしたので成功ですね。Jon Gruden HC最初の指名選手でした。
   1年目からLTの先発となり、当初は苦戦していました。段々とレベルアップをして、4年目の昨年が最も良いパフォーマンスでした。今年は開幕戦でKhalil Mackに圧倒され、心配されましたが、それ以降は大きなミスなくプレイしています。


2-57 DT P.J.Hall
30試合(18先発), 48タックル, 8TFL, 1.5サック
   3~4巡予想もあったDTを2巡で指名されました。彼の指名も驚きをもって迎えられました。2年しか在籍できず、またMINへのトレードもフィジカルテスト失敗で実現しませんでした。
   NFLで成功しなかった原因はサイズ不足が言われています。6-1, 300lbsとDTとしては小さく腕も短い選手でした。小さくても、Donaldのようにテクニックで何とか出来る選手もいますが、Hallはそういう選手ではありませんでした。


3-65 OT Brandon Parker
54試合(32先発)
   Millerと同時に指名されてRTとして期待されました。1年目は大苦戦で、RT Trent Brown獲得に繋がりました。その後も定期的にRTの先発候補を獲得されますが、何だかんだ先発に返り咲く選手ですね。
   今年はRTの先発だったのですが、8月に怪我してIRに入ってしまいました。成功なのか失敗なのか何とも言えませんが、ドラ1でRT指名されたりする程度には信用ない選手だと思います。


3-87 OLB Arden Key
37試合(10先発), 49タックル, 8TFL, 3サック
   LSUの高速パスラッシャーですね。Barkevious Mingo(元CLEの全体6位指名選手)に類似していることから、指名が躊躇われた選手です。
   LVでは芽が出なかったのですが、その後SFで控えのEdgeとして大活躍し、今はJAXに在籍しています。プレッシャー率に対してサック数が少ないのが評価されにくいポイントですかね


5-140 DT Maurice Hurst
40試合(17先発), 76タックル, 8TFL, 8サック
   ドラ1評価もありましたが、心臓についての懸念から5巡まで落ちました。指名された時はスティールピックと評価されました。
   ルーキーでは前評判通りの活躍を見せました。先発としてラン守備の強さを発揮し、パスラッシュでもプレッシャーをかけることができていました。
   しかし、そこからは成績が右肩下がりとなり4年目を前に解雇されました。SFでも2試合に出てシーズンエンドとなり、再契約もないです。


まとめ
   Kolton Millerは当たりですが、それ以降は外れが多いですね。LVのドラフトは19年からがインパクト強いので忘れられがちですが、18年の時点で問題を抱えていることがわかります。上位が当たらないのは厳しいですね…
   

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1-14 DE Marcus Davenport
48試合(23先発), 113タックル, 23TFL, 21サック,7FF
   2019年の1巡を放出してまで獲得したDEです。マイナー校のフィジカルフリークで、荒削りなパスラッシュスキルと、強力なラン守備が特徴の選手でした。18年ドラフトのDEはBradley Chubbが頭1つ抜けていて、その後の選手はかなり評価が下がっていました。本来ならばDavenportは1巡の20位以降で指名されるレベルの選手ですが、上位層の薄さから14位まで大きな犠牲を払ってジャンプアップして指名されました。
   プロ入り後ですが、まず13試合が最多と毎年怪我で小規模ながら離脱しています。昨年はキャリアハイの9サックと17試合出ていれば2桁サック決めれるレベルになっていることは示しました。しかし、キャリアで怪我が多いため2桁サック出来るのか?という疑問は残ります。5年目オプションを行使されましたが、NOのキャップ状況が良くないこと、Payton Turnerをドラ1で指名きたことから、来年にはチームに在籍していないかもしれません。


3-91 WR Tre'Quan Smith
51試合(29先発), 112キャッチ1486ヤード17TD
   キャリアハイは448ヤード4TDと500ヤードを超えたこともありません。しかし2年契約でNO残留を決めました。高くないか?
   ドラフト時はディープスレットとして一定の評価をされていましたが、持ち味のディープアタックはほぼ披露されず、落球ばかりが目立ちました。キャリア通算で平均13.2ヤード/キャッチなのもそれを裏付けています。  
    現状4~5番手なのですが、STでの貢献度が大きい訳でもなく普通にバストですね。


まとめ
   2巡は前年にAlvin Kamaraを指名するために放出しています。これは素晴らしいトレードになりましたが、Davenportのようにわかりやすいニーズを残しておくと大きな出費を伴ったトレードをするしかありません。今年もWR, OTを1巡で指名するために、2023年の1巡を放出しています。サラリーだけでなく、ドラフト指名権もこね回していますね。勝たないとデメリットしかないですが大丈夫なのでしょうか。
   2017年が強烈に当たりだった分、2018年は全然だめですね。Davenportも1巡2つかけて獲得したDEと考えればバストです。Smithもバストですし、この年で誰かしら戦力になっていれば、Brees引退前にSB獲得という目標が達成できた可能性は否めません。
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1-14 NT Da'Ron Payne
64試合(58先発), 227タックル, 22TFL, 14.5サック, 4FF, 1INT
   素晴らしいルーキーイヤーを過ごしましたが、2, 3年目は低迷。しかし、4年目の昨年はキャリアハイに迫る素晴らしい活躍を見せました。ラン守備の強さはVita Veaに劣るものの、代わりにパスラッシュでの貢献度があります。無事に5年目オプションを行使しましたが、チームと再契約するかは不透明です。
   3年目の時点ではバストの予感もありましたが、4年目の昨年に巻き返しました。5年目の今年は恐らくWASでの最終年になるでしょうが、大型契約のためにも重要な1年になります。怪我が少ないのはプラスですね


2-59 RB Derrius Guice
5試合(1先発), 42回245ヤード2TD
   LSUではLeonard Fournette以来の逸材として1巡指名予想もありました。結局素行不良で2巡まで落ち、その後のNFL生活でも更生しませんでした。
   彼が活躍出来なかった理由は怪我と素行不良の2つです。ルーキー年はACL断裂、2年目には半月板損傷にMCL捻挫とほぼ怪我で居なかったです。また2020年にはDV問題を起こし、それも相まってチームから放出されました。才能はありましたが、活躍するための努力は足りていなかったですね。


3-74 OT Geron Christian
24試合(8先発)
   ドラフト当時から批判され、評価通りバストだったという悲しい選手です。彼は悪くないのですが、WASの指名位置が狂っていました。
   そもそもこの時期のWASはLT Trent Williams, RT Morgan MosesというNFL屈指のブックエンドを形成していました。なので、上位でOTを指名しても控えかOG起用でした。更にWASの首脳陣はChristianを優秀なスイングタックルと評価していました。スイングタックルとは、左右問わずプレイできる控えOTのことです。なんと3巡で控えOT獲得という余裕の指名を行ったのです。
   確かにLT Williamsは怪我を良くしていたのでクオリティーのあるOTは欲しかったですが、だからといって5巡評価とかの選手を3巡で取るのは理解し難い評価ですし、そもそもそのような余裕のあるチーム状況ではありませんでした。このピックは誰も幸せにしないものでした。


まとめ
   素行リスクをとったGuiceはきっちり素行問題でチームを去り、スイングタックル評価で獲得したChristianはきっちり評価通りの活躍でした。ある意味では正しい評価でしたが、悪い意味で正しい評価では意味がありません。
   この年は大型契約をしたAlex Smithが足の開放骨折の大怪我を負ったこともあり、チーム状況が更に悪くなってしまいました。
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