K猫のDENファン日記

NFLデンバーブロンコスのファンブログです! その他にもドラフトやFA、プレイ解説も行っています!

Category: 2020Playoff


・3回に渡って行うSBプレビューの2回目。今回はSF視点から
  • SFオフェンスの特徴
 基本はアウトサイドゾーンとPAという典型的なシャナハン系WCOなのですが、そこにモーションやらスペシャルプレイを組み合わせることで非常に厄介なオフェンスとなっています
 軸となるのはアウトサイドゾーンです。Raheem Mostert, Tevin Coleman, Matt BreidaとRB3人をローテーションすることで常にフラッシュなRBによるランアタックを展開します。
 またパスプレイではWRによるRACを狙ったプレイが多く、スピードのあるEmmanuel Sanders, Deebo Samuel, Kendrick Bourneでスペースを攻略します。FB Kyle Juszczyk、TE George Kittleはブロック、キャッチすべてに優れた選手です
 スペシャルプレイはカレッジでも見かけないような斬新なものが多く、またそれらが高い確率でロングゲインに繋がります。虚を突いたタイミングでコールするのもまた天才です

  • SFディフェンスの特徴
 DLがつんよい。それもそのはず、Nick Bosa, Dee Ford, Arik Armsted, DeForest Buckner, Solomon Thomasと1巡指名が5人います。これだけ質を高めれば強くなるのも納得です
 DLがフォーカスされていますが、LB, DBも粒揃いです。特にLB陣はスピードがあり、ランストップに大きな貢献を果たしています。
 全体的な特徴としてはタックル力が高く、RACをあまり許さない。ハイモーターで笛が鳴るまでプレイをさぼらない守備です。非常に訓練されていて、意識の統一がなされています

  • SFオフェンスのやりたいこと
①アウトサイドゾーンを機能させる
②WRへのショートパスからRACを稼ぐ
③反則、ターンオーバーをしない
 PO2試合で出来たことをSBでも出来るか?これが全てです。Kyle Shanahanという人は完璧な準備をしてくるでしょうから、あとは選手たちが雰囲気の飲まれずプレイ出来るかです
 KCのDLはCCでTENのOLにコントロールされる場面が見られました。ベースが同じのTENが出来たことは、SFにしてみれば同様の結果を出せると自信を持つことに繋がります。また幸いにもGB戦で負傷したTevin Colemanが間に合いそうであり、またRBのローテーションが出来そうです
 TEN戦を見るにクイックスラントのパターンは警戒されるでしょう。守り方にもよりますが、空きそうなのはディープミドルでしょうか。ここにWRを走り込ませてパスを通せば、RACを稼ぐことは可能です。タックル1つ外せばロングゲインのチャンスにもなります。このゾーンで勝負するのが得意なのはKittleなのですが、彼を囮にWR陣で勝負というパターンも見られそうです
 SFが苦戦した試合は自陣深くでのターンオーバーがあった試合です。反則も自分たちの首を絞めます。こういう大舞台でこそ、減らせるミスを少なくしたチームが勝ちます。あくまでもクリーンに。ボールは大事に

  • SFディフェンスのやりたいこと
①試合を通してプレッシャーをかける
②Mahomesに走るスペースを与えない
③Travis Kelceを封じる
 Mahomes対策で最も肝心なのはプレッシャーをかけて時間を奪うことです。短い時間なら出来るチームは多いですが、それを試合通してやり切るのは至難の技です。また、無秩序にラッシュしたのでは逃げられるので、ポケットを潰す意識で追い込むのが肝要です
 それでもポケットの外に出てくるMahomesですが、LBが早めに2c(2nd contain: LBがポケットから出てきたQBに早くチャージすることで、スクランブルするスペースや余裕を奪うこと)に出ていきたいです。2cが上手くハマれば投げ捨てなどでダウンを消費させることが出来ます。
 Tyreek Hill, Sammy Watkinsという優秀なWR陣もいますが、Mahomesが困ったときに1番頼りにするのはTravis Kelceです。彼をマークするのは難しいミッションですが、ダブルカバーやゾーンカバーなどで早めに寄り、投げる隙を与えないのが大事です。彼が空かないとKCオフェンスも停滞してきます

  • まとめ
 攻撃陣はいつも通り得点できると思います。問題は守備陣で、あのMahomesをどこまで抑えられるのか?という一点に集約します。これまでやったきたどのチームよりもタレント力は高いですし、何よりクラッチなQBです。少しでも時間を残せばTDにいかれる恐怖はディフェンスを段々と疲弊させていくでしょう。鍵を握るのはDL。次にDBですね
 
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・ついに来た第54回SB。3回に分けてプレビューを行うSB特別版でお送り致します。初回はKC視点から


  • KCオフェンスの特徴
 Patrick Mahomesが最大のストロングポイントであり、彼を活かすTravis Kelce, Tyreek Hill, Sammy Watkins, Damien Williamsなどタレントを揃えているのが特徴です。またOLもオールプロRT Mitchell Schwartz、プロボウルLT Eric Fisherをはじめ粒揃いです
 KCオフェンスはアンストッパブルかつ華麗な空中戦がイメージされますが、最大の強みはマイナスゲインとなるプレイが少ないことです。被サック25、INT5つ、ファンブルロスト8と驚異的な少なさです。相手に攻撃権を簡単に渡さない、後ろに下がらないからドライブ継続率が高い。これがKCオフェンスの特徴です
 MahomesはMVPをとった昨シーズンより洗練されたプレイをします。持ち前の回避力と肩の強さを活かしたパスはそのままに、適切なタイミングで繰り出されるスクランブルは相当守りづらいです。レシーバー陣もスキルとスピードに優れており、ミスマッチを作り出してキャッチするスペースを作ります
 唯一の弱点がランゲームで、これはKareem Huntがいなくなった影響が大きいです。Huntがいればより攻撃力が高かったのですが…CがMitch MorseからAustin Reiterに変わったことで中央は去年ほど押せなくなりました

  • KCディフェンスの特徴
 長らくDCだったBob Suttonと袂を分かちSteve Spagnuoloを招聘しました。結果全ての項目で成績は良化することに成功しました。
 SpagnuoloはNYG時代にNEを破ったことで知られるコーチです。彼の守備は4-3をメインとしてQBにプレッシャーをかけることで、パス失敗に追い込むことを得意としています。今年はそこに加えてタイミングの良いヘビーブリッツを併用することでより効率的に相手のパス守備に打撃を与えています。Frank Clark, Chris Jones, Terrell Suggsというリーグでも上位のパスラッシャーを揃えています
 またKC守備は失点が平均で19.2点(リーグ7位)とかなり良いです。KCの得点力が高いためキャッチアップでパスばかりの展開が多い影響ですね。パス守備は喪失221.4ヤード(リーグ3位)なので、パスを多投する展開に追い込むのが必勝パターンと言えます
 一方苦手なのがラン守備で128.2ヤード(リーグ26位)の成績です。1キャリー平均でも4.9ヤード喪失で、POでも平均4.1ヤード喪失なので本格的に苦手なのでしょう。


  • KCオフェンスのやりたいこと
①Mahomesに自由を与える
②レシーバー陣がオープンになる
③点の取り合いになる
④リードを奪ったら突き放す
 Mahomesの自由を奪われるのがKC攻撃にとって1番やりにくい形です。プレッシャーが厳しい&ILBがスクランブルに対して早く反応してくる。AFC CCでは前半のTENがこの形でパス失敗に追い込みました。モーションやjet、RBを動かすことでLBを操りたいです
 同時に大事なのはレシーバー陣がオープンになることです。昨年よりはタイトウィンドウに投げ込むMahomesですが、やはりオープンなWRに投げる癖があります。SFはゾーンカバーを多用すると予想されていますが、シームを意識したルートランが必要になるでしょう
 KCが勝つためにはSFにランアタックを捨てさせてパスゲームに持ち込む必要が出てきます。前半からTDを重ねてハイスコアゲームにしたいです。同時にリードを奪ったら常に点をとって点差をつけるように振る舞う必要もあります


  • KCディフェンスのやりたいこと
①LBがランに絡む
②パスでRACを稼がせない
③RZでFGに抑える
④敵陣深くでターンオーバーをゲットする
 SFの驚異的なオフェンスを支えるのがランアタックにあることは明白です。そしてSFに敗れたチームは一様にLBがランに対して絡めなかったです。逆に数少ない勝ったチーム、善戦したチームはLBがランに絡めていました。とはいえKCはDTのラン守備に不安があります。特にDerrick NnadiはTEN戦で終始押されて穴になっていました。Chris Jonesが万全の状態なのか、TEN戦の後半は良いラン守備を見せたMike Pennelの奮闘が期待されます。
 またSFはパスをキャッチした後のRAC(Run After Catch)でヤードを稼ぐことも特徴です。George Kittle, Deebo Samuel, Emmanuel Sanders, Kendrick Bourneとそれを得意とする選手が揃っています。DBやLBが取られた後にどれだけ早くタックルを決めれるかで1つ展開は変わるでしょう
 FGは3点であり、TDは7点。この4点という差は大きいです。それだけ
 BAL戦、ATL戦、SEA戦。負けた3試合では全て自陣深くでターンオーバーを喫していて、それがTDに結びつきました。ここまでPOではターンオーバー0ですが、強くモメンタムを持ってこれるプレイが必要になりそうです


  • まとめ
 当たり前ですが、かなり難しい戦いになります。1つのミスが負けに直結するような試合ですからね。守備陣よりもOLが辛い試合になるのかな?と予想しています。その中でMahomesがどれほどのパフォーマンスを出来るのか?が重要です。Mahomesのハイパフォーマンスありきで組み立てられていますし、それに縋りたくなるほど彼の能力は高いです
 同時に守備陣にとってもチャレンジです。今年1番効率的なオフェンスを展開してくる相手です。DLの頑張りが1番重要であり、DBは個々人の能力が試される試合になります。またトリックプレイをはじめとする多彩なアサイメント、初見プレイに対してどれだけ気付けるか?阻止できるか?ここも1つの見どころです
 最大の不確定要素はMahomes。それでも分の悪い戦いに違いないです。さて、どんなゲームプランでどれだけ実行できるのか
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・力を発揮したSFと発揮できなかったGB。GBはもう少しやれると思っていたので残念でした


GB@SF レビュー
 先制したのはSF。ランとパスを上手く組み合わせてTD、続けてFGで加点して2Q開始で10-0とします。更にTD追加して17-0。エクスチェンジミスから2minでFGを追加したのも束の間、GBのリターンミス→INTという悪い流れに乗じて7点を追加して前半を24-0と圧倒して終えます
 後半GBがTDを返すも、SFはランだけで進んでTDを取り、点差を詰めさせません。その後ランで時間を潰すSFにパスで追いすがりましたが、反撃はTD2本で終了。37-20でSFが勝利しました。


SFのランアタックとGBのラン守備崩壊
 想像以上に差がありました。戦術ではなく、マンパワーの部分の問題です。それだけ圧倒的な差であり、どう頑張ってもそれを埋めるのは試合中では不可能だったと言えるでしょう
 SFは合計で42回285ヤード。平均7ヤード近いゲインと圧倒的でした。主戦RBを担ったRaheem Mostertは29回220ヤード4TDでした。終始DLをコントロールし、LBにブロックが伸びていました
 GBはフロント7が相手OL+TEに対してほとんど勝てず。基本的な部分の差がありました。ILBも問題ですが、DT,DEの方が深刻です


GBのミス
 アンダードッグ側が勝つには「ターンオーバー、反則、タックル」この3つでミスをしないことが必須条件なのですが、GBはターンオーバー3つ、SFは0でした。そこにSTのミスが重れば勝てる可能性など万に一つもないです
 1番痛かったのはエクスチェンジミスです。スナップなんて基礎中の基礎であり、そこでミスが出るというのはかなり嫌な流れです。またINTも自陣深くでやった1つ目は失点につながりました
 そのINTはキックオフリターンのミスで自陣8ヤードから攻撃開始となったのが原因です。パントでもシャンクパントでSFに有利な位置でボールが渡る展開もありました。これらのミスが前半に出たので一気にSFがモメンタムを持って行きました


まとめ
 元よりSFがだいぶ有利と見ていましたが、GBがここまでなす術なく負けるのは想像していませんでした。今年のSFの強さが頭ひとつ抜けていた。そう言えば終わりですが、それで済ませていいものなのだろうか?
 GBは貧弱すぎるWR陣の補強は勿論ですが、DL, ILBも強化したいです。またFAでお金を使うのでしょうか?ドラフトでフロント7に行く気がします
 SFはもう1試合あります。12年には届かなかった頂きへ。Shanahan HCは51回SBで残した悔いを晴らすために
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