K猫のDENファン日記

NFLデンバーブロンコスのファンブログです! その他にもドラフトやFA、プレイ解説も行っています!

Category: NFL契約関係


・合法タンパリング期間スタート。とりあえずベテランが大量にカットされています。

・DENはChris Harrisのオプションを行使。来週にはDemeryius Thomasの分も行使される予定です。

・C Matt ParadisとOLB Shaq Barrettに2巡テンダーが出されました。1年2.91Mになります。WR Fowlerには適用されずFAへ

・RB C.J.Andersonはトレードブロックに乗っていますが、オファーが良くないのか残留の見込みです。緊急で売る必要もないですしね
MIAのRT Ju'Wuan Jamesとのトレードが噂されています。

・Adam Gotsisが大学時代の婦女暴行で逮捕されました。今後のチーム声明、NFLの対応などを待ちたいと思います。


FA解説
  現在NFLを賑わせるFA期間となりました。今回はそんなFAの制度について見ていきます。意外と別れているのですよFAも


UFA(無制限FA)
   一般にFAと言われるとこれを指します。
   UFAは4年以上の経験があり、チームとの契約が満了した選手、チームからオプションを破棄された選手が該当します。また、補填ピックの計算はこのUFAの選手が対象になります。

RFA(制限つきFA)
   UDFA契約選手または、ドラフトされたが4年以内にウェーバーを通過した選手、ドラフトされたがPS(プラクティススクワッド)を1年以上経験した選手の契約4年目に発生するチームオプションです。
   これらの選手の4年目はチームオプションになっており、3段階のオファーを出すことが出来ます。簡易版フランチャイズタグだと考えてください。
   オファーの違いは、他のチームに取られた場合の見返りと契約金額になります。上から1巡テンダー、2巡テンダー、オリジナルピックテンダーとなります。1巡テンダーは流出した場合の対価が一巡となる代わりに4M弱のサラリーになります。2巡テンダーは2巡が対価になり、3M弱になります。オリジナルテンダーで流出した場合はドラフトされた時の順位になり、2Mほどのサラリーとなります。
   RFAを引き止める場合は2巡テンダーを出すとほぼ流出の心配はありません。たまに1巡が行使されます(昨年のMalcom Butlerとか)。オリジナルテンダーは、UDFA (ドラフト外)選手だとチーム側への見返りはありません。
   上から松竹梅テンダーと呼ばれたりもします。RFAは他チームとの交渉が可能で、他チームからオファーシートをもらった場合は、自チームがそれにマッチするか決めることが出来ます。ここら辺の仕組みはフランチャイズタグと同じになります。

ERFA
   RFAの1年前がこれの対象になります。選手側に拒否権はなく、0.5〜0.7M程度のサラリーでチーム側に拘束されます。
   保証された契約ではないので、チーム側はデッドマネーなく選手の取捨選択が出来ます。しかし、ほとんどの選手は安価なためこのオプションは行使されます。

UDFA
   ドラフトで指名されなかったルーキーがチームとキャンプ契約した場合、これになります。2年契約+ERFA+RFAの契約になります。
   ERFAの3年目までは安価な契約ですが、活躍するとRFAで高額になる仕組みですね。1回でもチャンスの欲しい選手側と、低リスクで良い選手を確保したいチーム側の利害が一致したものになっています。

補填ピック  
   FAで流出した選手の数が、FAで獲得した選手の数が多い時にもらえる余分なドラフト指名権です。3〜7巡まであり、契約額が大きいほど順位が高くなります。FAで流出した選手の契約額とFAで獲得した選手の契約額がほぼ同等の場合は、相殺されて貰うことが出来ません。
   この補填ピックの対象となる選手は
1、契約が終了したUFAの選手
2、契約条項に付随されたオプション(RFAやドラ1の5年目オプションを含む)を行使されなかった選手
   となっており、解雇された選手に関しては補填ピックの計算外になります。そのため、カットされた大物はまだ活躍できるなら人気銘柄になりやすいですね。


まとめ
   FAと一括りにしていますが、少し複雑ですね。RFAのテンダーオファーはよく出ますので、覚えておくと便利ですよ。松竹梅どれが出るかでチームからの評価もわかりますし
   サイトによってはERFAもRFAもUFAも一括りにされていることありますので、気をつけてください
   
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・CLEがNT Danny SheltonをNEにトレードしました。トレード4連発。まだシーズンオフなんですけどねぇ…FAもまだなんですけどねぇ…

・Richard ShermanがSFと3年39Mで契約しました。保証は多くないようですが、地元SFなので選んだと思います。SEA、SF戦の楽しみの1つになりそうです


トレードとは
   NFLの補強方法の1つで、相応の対価を払うことで選手の権利を獲得することが出来ます。FAのように制限はないので、ニーズをピンポイントに補強できます。
   その代わり、FAと違いドラフト指名権や選手を失うことになります。ドラフト補強がチーム作りに大きな影響を与えるNFLでは、乱発することは少ないです。

トレードが起こる場合
1、SBを狙うために、最後のピースとして契約の残りが少ない実力者を獲得する場合
2、契約が高額な選手を引き取る場合
3、ドラフト順位を上げる場合、下げる場合

1の場合
   1番最近ですと、PHIがMIAのRB Jay Ajayiをとったトレードになります。PHIはご存知のように、AjayiとBlountのパワーランでSBを勝ちきりました。ここまでピンポイントに成功することも珍しいですが、ラストピース補強は効果も大きいことが多いです。
   その代償として、翌年はドラフト指名権が減って弱体化しやすいです。ラストピースになるような選手の多くが残り契約が1年で、FAになってしまうというのも原因だと思います。


2の場合
   つい先日あったJarvis Landryのトレードや、Aqib Talibですね。これの珍しいパターンはBrock OsweilerがCLEに行った形ですねw
   カット濃厚だったTalibは5巡でLARに行き、Landryは1年早くドラフト指名権が欲しかったMIAによってトレードされました(FAで貰える補填ピックは翌年のドラフトになります)。
   Osの場合は面白く、HOUがサラリーキャップを空けるために2巡をつけて引き取ってもらいました。これは衝撃的なトレードでしたね

3の場合
   欲しい選手のためにトレードアップすることは良くありますね。逆にダウンする場合は、指名権の数を増やしたい場合に行われます。
   これ以外にも、1年間で10近い指名権を持つチームは、トレードに翌年の指名権を絡めることでドラフトする選手の数を調整しますね。


トレードの決まり事
   トレードの決まり事はそこまで多くないですが、等価交換が原則ですので、それを破ることは出来ません。Osの例を使うと
(例)
CLE獲得: Os+ 18年2巡+ 17年6巡
HOU獲得: 17年4巡
   この場合2巡が17年ではなく、18年なのはドラフトバリューを無視することが出来ないからです。同じ年のドラフトなら高順位の方が価値が高いのは理解出来ると思います。
   もし、CLEがもらう2巡が17年なら、HOUが一方的に損することになるため18年の2巡になっています。でも、1年遅れたところで2巡の価値が4巡より下がることはないと思うんですけどね…


ドラフト指名権の価値の考え方
   翌年のドラフト指名権は、今年の指名権より1巡分価値が低く計算されます。これはチームの成績がわからないため、不確かなものとして考えられるからです。
(例)  17年3巡=18年2巡
例のように試算されることになります。5年目オプションがつく1巡に関しては例外で、順位が確定していなくても、1巡下位くらいで計算されます。


まとめ
   トレードは基本的な等価交換です。トレードされる理由もチームごとにありますので、内部情報を調べるのが良いと思います。トレードされるには相応の理由があるからです。
   ドラフト指名権のバリューチャートもありますので、気になる方はネットで調べてみてください。わからないところがありましたら、お気軽にお聞きください。

   
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・契約はかなり複雑怪奇なので、要点だけ紹介します。


契約年数と総額
   よくFAなどで聞くのはこれでしょう。年数は最大在籍期間で、総額は契約が満了した場合に受け取れる額を表しています。これが枠の部分になります。
   サラリーキャップを概算する時に使うのはこちらになります。

保証額(guarantee)
   契約額のうち保証されている下限の金額です。デッドマネーと呼ばれる部分になり、この金額が多いほど早期に解雇されるリスクが下がります。
   サラリーキャップへの負担を抑えるために、この保証額を増やすことで総額を下げることがあります。

サインボーナス
   これは契約書にサインした時点で貰える額のことです。保証額のうち即金でもらえる金額です。
   最近はこのサインボーナスも派手になっています。Mattew Stafordは62Mという超高額であり、QBのサラリー加速の逃げ道すら潰した感じがあります

インセンティブ
   定められた条件を達成することで、追加のサラリーをゲット出来ます。
   有名なのだと試合出場 (アクティブ登録)、各種記録 (獲得ヤード、TDなど)、プロボウルやオールプロなどの褒賞系、PO勝利やSB勝利などですね。

ロスターボーナス
   開幕時点でロスターに残っていたら発生します。ロスター当落線上の選手についていることも多いですが、高額選手も契約内容を柔軟にするためにつけられていることが多いです。

チームオプション
   チーム側が行使を決定できるオプション契約になります。有名なのですと1巡ルーキーに付与される5年目オプション。
   他にも
①契約終了時に30歳を超えて衰えが考えられる選手
②怪我や素行のリスクに懸念のある選手を様子見するためのオプション
③1年契約で獲得した選手のサラリーを分割してキャップヒットを抑えるためのオプション
などがあります。

デッドマネー
   解雇した場合でもサラリーキャップに計上される金額を指します。この額とサラリーキャップを空けることの出来る金額のバランスによって、解雇される候補かどうかが判断出来ます。 
   基本的に総額は保証額になります。最近はサラリーキャップへの影響を抑える代わりにデッドマネーを前に寄せる契約が多いです。
 (例)
5年70M、40M保証の場合
FullSizeRender
これはかなり極端な例ですが、このような組み方も可能です。この場合、デッドマネー2Mに対してキャップセーブが16-2=14Mになる4年目以降が解雇候補になります。
   もし、4年目を迎えてもチームの主力で欠かせないと判断された場合は、契約の組み直しが行われます。

新契約と契約破棄
   ドラフトルーキーとFA選手は新契約 (次シーズンからの契約)になります。その他にも、現行契約を引き継いで、その翌年 (FAになる予定の年)からに継ぎ足す場合があります。
   再契約の場合、もう1パターンあります。それは現行契約を破棄して、今シーズンからの契約を結び直すことが出来ます。このパターンは、上記の例のような負担が大きくなった時 (例だと4年目)に行われます。
   この2つの違いはFAになる違いです。 1年FAになるタイミングがずれます。この1年は大きな意味を持つことが多いので、どちらの契約なのかでチーム設計の戦略などに大きな影響が出てきます。

ルーキー契約
   ドラフト指名されたルーキーはルーキー契約を結びます。今の制度だと4年契約で、1巡選手のみチームオプション (5年目オプション)が付きます。金額もほぼ定められており、細かい保証の受け取り方しか話し合う部分はありません。
   この制度は2011年から制定されたもので、それ以前の高騰しすぎた契約を抑制し、戦力均衡を保つ目的があります (2010年1位のQB Sam Bradfordは6年72Mでした)。
   ルーキー契約は全額保証になっています。高順位のルーキーがなかなかカットをされないのは、巨額のデッドマネーが発生することも一因ですね。 
   5年目オプションは、1〜10位の選手はサラリーがポジショントップ10の平均額、11位以降の選手はサラリーがポジション4〜25位の選手の平均がオプションの金額になります。

まとめ
   細々したことを知らなくても、https://overthecap.comhttp://www.spotrac.com/nfl/といった専門のサイトがありますので、こちらを確認していただきたいです。
   サラリーキャップは重箱の隅をつつくような抜け道を狙う契約内容などもあります。また、53人のサラリーをコントロールしてチームを作るため、数年後に意図が見えるなんてこともあります。 契約年数、総額、保証額を抑えれば大抵わかりますので、そこは覚えておくと良いと思います。


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