K猫のDENファン日記

NFLデンバーブロンコスのファンブログです! その他にもドラフトやFA、プレイ解説も行っています!

Category: Super Bowl 52


・Jimmy GaroppoloがSFと5年137.5Mのメガ契約を結びました。Cousinsの年30Mが現実味を帯びてきましたし、ディスカウントしても27.5Mになりそうです。最高額ってこんな簡単に出ていいものなのでしょうか…

・Cousinsの行き先としてCLEやNYJの名前が上がり始めました。やっとDENのキャップの少なさに気づいてくれたのでしょうか。30Mは厳しいです…

解説NE編になります

RBを警戒するPHIと裏を狙うNE
   序盤のPHIはRBのプレイを警戒していました。Gronkowskiとのマッチアップが予想されたSS JenkinsをRBスパイとし、両LBは中央のランにテンションを張っていました。
   それを数プレイで見破ったNEはアンダーセンターからのPAでLBの裏を狙います。HoganやGronkを走りこませ、RACを稼ぐパターンが成功しました。それでもゾーンが狭くなるとPAの効果が薄れてFG止まりになりました。


決まらないPAと焦り
   PHIはPA対策としてDBを増やし、Jenkinsの重心を下げることで裏のゾーンをカバーします。この弊害として早いランが出るようになりましたが、PHI攻撃陣の圧が強いためハリーアップを強いられており、これを軸に据えることは出来ませんでした。
   NEはJenkinsの重心が下がり、LBの裏が取れなくなったため、マンカバーのマッチアップを狙います。これはDLのプレッシャーでBradyのタイミングがずれます。CooksがDerbyをちぎってミスマッチを確立するも、脳震盪による退場が起こってしまいました。
   点差、Cooksの離脱、止まらないPHIオフェンス。これにより焦ったNEはスペシャルプレイをするもBradyが落球。さらに工夫のない4thダウンで失敗しました。後から見れば、このドライブの失敗が試合結果に大きな影響を及ぼしました。

DLの裏、ミスマッチの創造
   PHIは2Qに入ってからDE Longを中心に強烈なプレッシャーをかけます。NEはこれを回避するためにスクリーンを多用し、これがRB Berkheadのロングゲインに繋がりました。しかし連続で使ったスクリーンは2回目以降PHI守備の反応の速さによって不発に終わりました。
   得意の中央のゾーンの裏を使えないNEはマンツーマンでのミスマッチを使うことにしました。ストップ&ゴーからHoganがロングゲインをし、速いインサイドゾーンからWhiteがTDを獲得しました。
   前半はPHIの前への速さに苦しみましたが、要所要所でビッグゲインが出たお陰で10点差で折り返します。いくつかの敵陣でのミスが点差に表れました。

戦術Gronk
   前半はFS McLeodの速い上がりなどで思うようにキャッチをさせてもらえなかったGronkowskiですが、後半に入って主役に躍り出ます。LBの裏のゾーンが潰れ、CooksというCBに勝てる選手がいなくなったため、Gronkowskiがミスマッチのターゲットになりました。
   何か特別なことはしていません。単純にGronkowskiの個人技でセパレートして、Bradyが正確に投げ込むだけです。こんな雑なプランでもドライブは進み、Gronk警戒で手薄になったHoganなどを駆使して3連続TDをあげました。
   後半は立ち上がりからほぼ完璧でした。誤算は守備が止めれず撃ち合いが継続してしまったことでしょう。1度は逆転するも、再逆転されて残り2分強になります

唯一の綻び
   この試合PHIの速いラッシュに苦しめられましたが、終盤までサックはありませんでした。Bradyのクイックリリース、OLの奮闘によりヒットを受けた回数も少なかったです。それだけに最後のサックが最悪の結果になってしまったのは残念です
   件のFFですが、それまでDT2枚とDE2枚でラッシュしていたPHIが勝負所と見たのかDE3枚とDT1枚にしました。この4人はラッシュが得意な選手たちで、DEはオープンを捲ってくることからBradyはポケットの内側に入っていました。ここにDTの位置からラッシュしたGrahamが抜けてファンブルを誘発したのです。それまでほラッシュをブラフにした長い長い仕込みだったと思います。


まとめ
   NEとしては前半の結果は想定内だったと思います。プレッシャーはきつくても点は取れていたしたしBradyも絶好調でした。後半にペースアップして点数を重ねていましたし、素晴らしい組み立てでした。
   誤算はPHIも撃ち合いに応戦したこと、それとSTのミスです。結果的にNEらしくない余裕のないプレイが多くなり、それらの失敗が結果に直結してしまったと思います。あとはCooksを失ったこと、Edelmanの穴が最後まで埋まらなかったのは痛かったです。
   
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・NEのOC McDanielsが就任目前でINDのHC職を拒否。事の真相はわかりませんが、かなりの衝撃を与えています。数日以内に出るであろう真実を待ちたいと思います。なお、すでにINDが雇っていたアシスタントコーチたちは継続で雇うことが発表されています。

・今回は波紋を残すTDキャッチについて解説します。キャッチのルールは複雑すぎます(^^;;
記事が長いくなっています。申し訳ないです

Zach ErtzのTD
  PITの Jessie Jamesのインコンプリートと似た状況で起こりましたが、こちらは明らかなTDとなります。Calvin Johnsonルールの解説も交えて違いを説明します。


Calvin Johnsonルールとは?
    2010年のWeek1、CHI戦で試合終盤にTDを決めたCalvin Johnsonですが、倒れこむ際にボールが手から離れたためインコンプリートとなりました。これ以降、倒れた衝撃でボールが地面に着いたらインコンプリートとなります。これがCalvin Johnsonルールです。
   その後もDez BryantがPOのGB戦で同様の判定に泣き、Jesse JamesもこのルールでTDを逃しました。

キャッチの定義
   キャッチには3つのプロセスがあります。
1、体を使ってボールをコントロールすること
2、両足またはそれに該当する部分が地面と接触すること(片手や片足はダメです)
3、フットボールを行う時間ポゼッションを確保し続けること(よく聞くキャッチ後2歩や倒れて地面と接触する。がこれです)
    Calvin Johnsonルールは上の2つを満たすも、3つ目が満たされていないためインコンプリートの判定になっています。


ErtzのTD
   ErtzのTDを画像を使って解説していきます。
リンクからErtzのTDを見れます。動画の40秒あたりからです。
IMG_1457
画像が荒い場合があります。ご了承ください
   これはErtzがキャッチした瞬間です。しっかりとボールを両手で確保しています。これが1歩目です。
IMG_1458
こちらが2歩目。ここでMcCourtyと接触がありました。
IMG_1459
IMG_1462 
次の2枚は3歩目になります。更に横から見ると4歩目を引きずっています。ボールの確保はされています。
IMG_1461
そしてボールを確保したままゴールラインを超えました。この後ファンブルしたので、Calvin Johnsonルールが疑われたわけです。

ErtzとJamesの違い
   結論から言えばErtzが4歩歩いたことです。定義の時に「2歩歩く時間ボールを確保すること」というものがありました。Ertzはその条件を満たしたため、ランナー扱いになりTDが成立しました。
   つまり、キャッチする→2歩歩いたことでキャッチ成立でランナーになる→ゴールラインを超えたのでTD。このような過程を経ました。ランナーとはRBと同じ扱いだと思ってください。
   PITのJamesの場合は、倒れこみながらキャッチする→膝がつく→倒れた際にボールが手から離れて地面につく。最後のによって定義の3にあるポゼッションの継続に失敗しました。この場合ボールがゴールラインを超えていても、そもそものキャッチが成立していなかったためインコンプリートと判断されたのです。
   Ertzの場合はキャッチが成立してからゴールラインを超えたためTDになり、Jamesはキャッチが成立しなかったためTDが取り消されました。これがこの2つのプレイの違いになります。
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・今回から何回かに分けてSuper Bowlの解説をしたいと思います。

・NEのDC PatriciaがDETのHCに就任しました。SB52は図らずも新旧DETコーチ対決でした


Butlerの不出場、狙われるRowe
   国歌斉唱で泣いていたButlerがまさかの不出場でRoweが先発となりました。ことの真相はわかりませんが、これが序盤の攻防に影響を与えました。
   PHIは右CBのRoweのマッチアップを積極的に狙い前進します。2つ目のTDはJefferyとのマンカバーで破れたために起きました。
   そんなRoweですが、レッドゾーンに入ってからは良いカバーを披露し、PHIは避けるようになりました。

OLの奮闘とゾーンラン
   この試合で最大の差はOLとDLの実力差でした。Folesは常にクリーンポケットに止まり、充分な時間を得ることが出来ました。
   Roweとのミスマッチで得点を取ったPHIですが、この有利を攻めることを早々と辞めて次のプランに移行しました。それがゾーンランです。
   ショットガン体型からのゾーンランは珍しいのですが、Pedersonはこれをしっかり形にしていました。NEは4-2-5を使っていたのですが、LBがOLのブロックに捕まってしまい度々ロングゲインを許します。これが3つのTDに繋がりました。
   このプランはその後もPHIは使おうとしましたが、外のランは徹底したコンテインで、プルアウトはDEのロングアームにより外展開になり、インサイドのランはDTのBrownとGuyがOLに勝ってタックルするようになります。これにより効果的ではなくなり、PHIはこのプランを途中で捨てることになります。

狙われる控え陣
   NEはアジャストでランを止め、ゾーンカバーの比率を高めることでPHIを追い詰めましたが、要所要所でビッグゲインを取られてしまい、これがほぼ失点に繋がりました。
   ClementへのパスからのロングゲインはSS Richardsの良くないカバーからタックルミスが絡んだものですし、CB BademosiはAgholorへのタックルミスで1stダウンを献上。LB FlowersはClementにTDキャッチを許しました。
   彼らはスナップ数は多くないものの敗因の一端となってしまいました。今年のNEは全体的に層が薄かったです。
   それを見つけて、目敏く狙ったPedersonはさすがです。「ミスマッチを作り出す」これが出来ていました。


戦術Ertz
   軸に据えたかったゾーンランはDTの頑張りによって潰されてしまいました。さらにNEは強度の高いメンバーをフィールドに出すことでPHIの選択肢を奪いました。ここで活躍したのがTE Zach Ertzでした。
   キャッチに優れるErtzですが、Gronkowskiのようにカバーを無視してヤードを稼げるタイプではありません。Ertzを活躍させるためのコールの工夫が見られました。Ertzがパスコースに出るタイミングを遅らせることで、前に上がったLBやSSからセパレートする場面が多かったです。
   最後のTDは「戦術Ertz」の集大成でしょう。大外にセットさせてFS McCourtyとのマンツーマン。相手チームを打ち破る個の力を見せつけました。この試合はJefferyが徹底的にマークされていたので、ここぞという時に頼れる選手がErtzだったのでしょう。


総括
   最後まで臆せず攻めたPedersonが凄いですが、それ以上に有利に立てたプランを捨てて別のプランを使う決断力に驚かされました。なかなか勝っているミスマッチを捨てるのは勇気のいることですが、相手がアジャストしてターンオーバーなどの致命的なミスをすることを避けたのだと推測しています。彼がAndy Riedの元でOCやっていたのが信じられません。師匠は反面教師か
   60分間戦えるアイデアとプランをしっかり準備していました。要所でトリックプレイを決める勝負強さも素晴らしかったです。Folesにドロップバックさせないことで負担を軽減するなど、QBに合わせてプレイブックを変える柔軟性がありました。そこにゾーンランやプルアウトを使ったランを組み込むなど、従来なら採用されなかったこともやってのけました。
   そしてFoles素晴らしかったです。最初のドライブから冷静で、OLを信じてパスを投げていました。素晴らしいタッチのパスも多く、実力を十二分に発揮していました。
   このPHIの戦術、チーム作りはこれから多くのチームに参考にされるかもしれません。NEに対抗する戦術がまた一つ生まれました。来年からも楽しみです
   

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