K猫のDENファン日記

NFLデンバーブロンコスのファンブログです! その他にもドラフトやFA、プレイ解説も行っています!

Category:Denver Broncosまとめ > Broncosコラム


・マッチアップなど含めて少し解説します。

パスで狙うのはウィークポイント
   SEAはマンカバーとゾーンカバーを併用することでQBを混乱させるのが特徴です。その中でもウィークポイントがあり、DENはそこを狙いました。

1、新人CB Tre Flowers
   この日の先発CBはShaquill GriffinとTre Flowersでした。そのうちDENは右CB(DENから見て左側)にセットしたFlowersをかなり狙いました。ここにDemaryiusやSandersをぶつけることで、アドバンテージを作り、リズムを生みました。
  
2、中央のカバーゾーン
   CB Flowersを狙うとともに中央のカバーゾーンも狙っていました。
SandersのTDシーンですが、中央へのインルートからTDまで持っていきました。スロットに入ったSuttonがFS Earl Thomasを釣り、その背後を使っています。もし、E.ThomasがSandersに釣られていたらSuttonをセレクトすることになります。これに代表されるように、中央のゾーンを使う意識はありました(結果的に2つのINTに繋がっているんですけどね…)

3、Shaquem Griffin
   ルーキーLB Griffinをターゲットになっていました。その際たる例がこのLindsayのTDです。これは典型的なカバー3で、CBとSが奥を見て、手前のゾーンに来た選手をLBが見ます。
   この時、LindsayのカバーはGriffinでしたが、クロスしてきた外WRに被り行けていません。そのためLindsayはオープンでキャッチが出来ました。
   また、逆転ドライブ時のJake Buttへのパスではマンツーマンでやられました。パスコースから見ると、Buttを開けるためのデザインがされており、Griffinは狙われていたことがわかります。


まとめ
  昨年までのお湯につけた生米のようなものと打って変わり、二郎系ラーメンのようなインパクトのあるパスアタックでした。INT3つでデメリットまで搭載しなくて良いのに…
   K.J.Wright欠場の影響が大きかった試合でしたね。Griffinは経験の浅さを完全に狙われていて、それがTDまで繋がっています。まだルーキーなので今後に期待ですね。
   サック量産した原因については次戦以降、この結果がまぐれじゃないとわかったらやります。ネタは残しておかないと続かないのです
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〜怪我からの復活。7巡であること〜


  ブロンコスの2016年シーズンが終わって 3日後、シーミアンは左肩の手術のためにロサンゼルスに飛んだ。Week4のタンパベイとの試合で壊れ、 3ヶ月近くも痛みの中でプレイし、関節には酷いこぶが出来ていた。それは彼の分離された鎖骨を皮膚の下で押し上げていた。


   看護師のコリーンと、外科医のウォルターはトレバーに手術が必要で、手術の後の助けが不可欠だと知っていた。だから彼はフロリダのオーランドに帰って、1 ヶ月間彼らの助けを受けた。その時、シーミアンは本物のNFLの先発で、その証拠としてたくさんの打撲の痕があった。しかし、彼は目に見える証拠としてまだその痕を残していた。


「私が思うに、彼は常に7巡指名者としての聖痕を背負っているのだと思います。」

「彼は手術をしてから家にいる時に私たちに言うのです。"僕は7 巡の十字架を背中に負っているんだ。"


   彼が健康になって戻れた時、シーミアンは再び先発を勝ち取るための競争を持ちました。それを新しいコーチと違うオフェンスで行いました。そして地元のラジオに" 決断"という大袈裟なタイトルを付けられた、去年とは別の夏の狂騒の中に入りました。


   新しいシーズンが始まり、OCになったマイク・マッコイはデンバーのプレイブックを作り直すことを始めた。彼は QBたちに好みのプレイを聞いた。彼はQBの好みを把握して、システムをトレバー・シーミアンとパクストン・リンチにフィットするように仕立てようとした。マッコイがシーミアンに試合前にフィルムルームで質問をする時、シーミアンは赤ペンを自由自在に使いこなした。


「マイクは僕にときどき厳しい時間を与える。彼は僕たちにコールシートの好きなプレイに蛍光ペンで線を引かせるが、ときどき70%くらいがハイライトになっている状態で彼にコールシートを返すことになる。」

「僕は多くのスタッフたちとやるのが快適なのだと思う。僕が自分自身で喋らなくてもね。みんな本当に快適だと思う。誰が試合中に電話に出ても、時間を浪費することはないからね。僕たちは実行するために最善を尽くすだけだ。


   OLを改善することと、ランゲームを復活させることは、ブロンコスをここ2週間リーグ最高の 3rdダウンコンバージョンに導いた原動力だ。彼らはラン獲得ヤード(1試合 159 ヤード)でもリーグトップで、得点(33点)はリーグ3 位タイだ。


   そしてシーミアン。本当に7巡?彼はリーグトップタイの 6TDを決めていて、ブロンコスの歴史としてはフランク・トリップカ(50 60年代に活躍したQB )とペイトン・マニングしか達成していない、最初の 16試合で24TD以上を達成した。


「それは良いことだね。」

シーミアンは恥ずかしそうに言った。いつも彼を誇りに思うようにしている。

「これはWeek2。僕たちのチームはスキームの中で良い働きをしている選手が多い。僕は、ドロップバックして空いてるレシーバーにパスを投げるだけ。それが僕の仕事さ。」


   ブロンコスがダラスに勝った後、カウボーイの帽子と靴を履いてテキサス訛りの4人組がシーミアンの両親に一緒に写真を撮ることをお願いした。ある 1人は妻に試合の結果を電話して、お尻を蹴られた。

「でも、僕たちはとても素敵な人に出会ったんだ!」

ある1人は、トレバーがテキサスにある彼の広い牧場で、狩猟に加わることを申し出た。

コリーンはフレンドリーな冗談をいう彼らに、トレバーは狩猟と魚釣りを愛する古い良い男よ。と言いました。


     彼女はまた、ノースウエスタン出身の7巡指名を過小評価しないで欲しいとお願いした。


   ジョセフもその後、同様の忠告をした。

「これは僕の考えだが、彼は正しく全てのオフェンスを統率することが出来るよ。」


(了)

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永遠の大穴〜longtime longshot〜

   NFLドラフトのトレバー・シーミアンのページには何も情報がない。


   トップの写真は人の良さそうな顔で、その横に身長と体重があるだけ。エルウェイからのコメントは" バックアップQBとして競争できる人材を発見した。"

それだけだ。


   その時、ノースウエスタン大学出身の彼はACL (膝前十字靭帯)断裂によってまだ杖をついていた。シーミアンの将来は閉ざされたままだった。彼は試合からの移動中にずっと考えていた。どうやって NFLのチームに入るかを考えていた。


しかし、ブロンコスのHCゲイリー・キュービアックは何かを見ていた。


   元ブロンコスのQBジェイク・プラマーは、

「キューブ (キュービアックの愛称)はシーミアンの1 年目のキャンプで、私に彼を指摘してきたんだ。"あそこの彼をちらっと見てごらん。僕たちが 7巡で指名したんだ。 "

「キュービアックはタレントを見つける目が良いんだ。全てが少し良いQBを見つけ出すんだ。そしてそれが彼の最も高い能力なんだ。」


   大きな怪我によって多くのチームが諦めた結果、幸運にもデンバーは彼を獲得することが出来た。そこで、彼はザック・ダイザートに2015 年のプレシーズンで打ち勝ち、スーパーボウルへ進むマニングから学んだ。


   シーミアンは言った「僕は幸運だ。」

「僕はマニングから、どうやって1週間、そして日々を過ごすのか。どうやって試合のテープを見て過ごすのか。何を見るかを、どんな傾向を見るか、そういった知識を得ることが出来る。あなたが大学にいる時、あなたは何をするかわかっていると思っている。しかし、本当はそんなことはなかったんだ。」


シーミアンは2015年、フィルムルームを超えて勉強した。


彼は一度ペイトンに言った。

「試合の後に若いQBがベテランQB に握手しに行くの?どうすればいい?何が正しいの?」

コリーンは語った。

「そしてペイトンは言ったの"トレバー、僕が言いたいのは試合に勝った時、君は他のQB が自分に向かって来るのを待っているのかい?君が負けた時、君は他のQBに向かうだろう。 "


プレシーズンの間、マニングはユニフォームを全部着て、ヘルメットを持ってサイドラインに立っていた。彼はリポーターの質問を受けた。

「なぜ試合に出ない時でもあなたはユニフォームを着ているのですか?」

シーミアンは近くに立っていてそれを聞いていた。マニングは答えた。

「なぜなら、僕はフィールドに立っている選手たちをとても尊敬しているからだ。」


   スターターになった今、シーミアンはブロンコスの施設に朝の6 15分あたりにやってくる。そして毎日のスクリプトに従い、マニングのような辛いルーティーンをこなす。試合の日も、彼はいくつかマニングのようなやり方を採用している。


   DAL戦の1Q、シーミアンはプレイアクションからエンドゾーンの奥にいる WRエマニュエル・サンダースへ針の穴を通すようなパスを決めた。

「あれは正しい位置に投げ込んだとても大きなパスだった。」

HCバンス・ジョセフは言った。

「あれをやるのは難しい。」


   2Qにはシーミアンは3rd&9での DALのカバーのミスマッチを認識していて、内側にカットバックしてDAL SSジェフ・ヒースを置き去りにしたRB C.J.アンダーソンを見つけた。アンダーソンはパスをキャッチして、エンドゾーンに駆け込んだ。

「僕たちは彼らがレッドゾーン(自陣20ヤード以内)でマンカバーをするのは知っていた。トレバーは僕にバックフィールドを出てから小さくダブルムーブするパスコースをくれた。」

アンダーソンは言った。

「神様ありがとう。何回もあのルートを練習させてくれて。」


それから3Qでシーミアンは3rd&6 のコールを変えた。

「オマハ!」

と叫び、彼はアンダーソンにボールを渡した。アンダーソンはRG側から中央にスルスルと上がり、1st ダウンを更新した。

3rd&6でのランへのオーディブルは18 番(ペイトン)がやっていたものだったよ。」

アンダーソンは言った。

「このことを見てもわかるけど、明らかに彼が出来ることがわかる。"へい、それ18 番の時に見たぞ。"、そして彼は僕たちを正しい位置へ導いてくれるんだ。」


(第3章へ続く)

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