・ニーズではないQBが売れていく美味しい展開でCINになりました。


2020年のCIN
   Andy Daltonに別れを告げてJoe Burrowを迎えました。Burrowは走力もありますし、良いパフォーマンスを見せていたのですが無念のACL断裂でシーズンを終えることになりました。


CINのニーズ
OG, WR, DL, CB
   OLはRT Bobby Hartが有名ですが、RG Michael Jordanもかなりやばかったです。RTにRyan Reiffを迎えたのでRGアップグレードに絞られるのではないでしょうか?
   WRは長年のエースA.J.Greenが去りました。Tee Higgins, Tyler BoydはいますがガラスのエースJohn Rossも去ることになり、陣容としては弱いポジションになります。
   DLは上位で指名しない。FAで取らないで結構穴だったのですが、ここ2年はFAで先発級を補強しています。ローテーションを回せるプレイヤーが欲しいです。
   CBは昨年のFA大補強が空振りに終わりました。今年はChidobe AwzieにEli Appleとかつての上位指名を取っています。彼らとTrey Waynesがどれだけ活躍できるか?それをどう見積もるかで変わってきます


それを踏まえてプロスペクト紹介

OT Penei Sewell(Oregon)
  デカくて速いアスリートOTです。ランブロッカーでは守備選手を軽く土ペロさせますし、パスプロでは素早いバックペダルで相手の正面を取ります。とにかく凶悪なハンドがあり、掴んだら勝ちます。負けません。ダンブロの速度もあります
   懸念されるのは簡単にバランスを崩す時があることですね。テクニックとしてまだ向上の余地があるのは恐ろしいです…前に突っ込みがちので、そこが修正されればオールプロいくでしょう
   

Ja'Marr Chase(LSU)
   昨年カレッジ敵無し大無双のWRでした。ゴールートで上位候補CBを軒並みしばき倒し、Joe
Burrowの歴史的な活躍をアシストしました。1800ヤード20TDはやばい。昨年のLSUの2番手はNFLで大活躍しているJustin Jefferson(MIN)です。
   デカい速い強い。なおかつシュアハンドで密集でも恐れないという怖い選手です。ディープも強いですが、ショートパスでも強いです。RACも上手ですね。ルートランは練習する必要があると思います。


Cincinnati Bengals select

Penei Sewell, OT, OregonIMG_4198

   以下にCINのOLとWRのドラフト傾向を書きます。
2006 2巡 OT Andrew Whitworth
2009 1巡 OT Andre Smith
2012 1巡 OG Kevin Zeitler
2015 1巡 OT Cedric Ogbuehi
2015 2巡 OT Jake Fisher
2018 1巡 C Billy Price
2019 1巡 OT Jonah Williams


2008 2巡 WR Jerome Simpson
2011 1巡 WR A.J.Green
2016 2巡 WR Tyler Boyd
2017 1巡 WR John Ross
2020 2巡 WR Tee Higgins

   お分かりいただけるだろうか?両者とも3年おきくらいに上位指名しているのです。昔は1人でしたが、最近は2人指名するようになったと傾向に多少の変化はありますが、これから考えればBilly Priceから3年経った今年はOL指名の年と考えれます。
   逆にWRはTyler Boydが期待通りの活躍をしたことで、John Rossの3年後である昨年指名しました。この傾向から見れば今年上位使わないのではないでしょうか?


まとめ
   もちろん、CINの首脳陣が交代しているのでこの通りとは限りません。Burrowの相性の良いChaseを引き込むなんて選択肢しても不思議ではないです。しかし、今回はデータに基づいて予想をしてみました。
   またChaseは役割がTee Higginsと被るんですよね。今のCINが欲しいWRはChaseよりもSmithな気がするんですよね。2巡ならKardaius ToneyとかElijah MooreのようなZタイプではないでしょうか。