・SNSで受けたお題の第三弾。元QB Jay Cutlerの紹介記事です


Jay Cutlerという男IMG_2844
 5-10, 260lbsの筋骨隆々の体、ついた異名は「The Ultimate Beef」(究極の筋肉、Beef=筋肉という意味のスラング)。ボディービルのチャンピオンにもなった男です。
 閑話休題。上の彼はGoogleで「Jay Cutler」を調べると出てくる方です。今回話題にするのは二番目に出てくるCutlerです
 Jay Cutler、6-3, 220lbsと標準的なQB体型の持ち主です。大学はバンダービルド大学で2006年の1巡11位でデンバー・ブロンコスに指名されました。


Denver Broncos Era
 1巡指名QBのCutlerは1年目の途中から先発になります。とはいえ、荒削りなルーキーにとってNFLは簡単ではなく、平凡な成績で終わります。続く2007年は7-9でPOを逃しました
 2008年、チームのオフェンスキャプテンに就任したCutlerは中々の記録でチームを牽引します。結果的にPOは逃したものの、プロボウルに選出されました
 2009年シーズンにMike Shanahanからの交代が発表されます。そう、ブロンコス暗黒時代その1 Josh McDaniels政権の発足です。マクダニはわずか2年ながら大きな足跡をブロンコスに残していったわけですが、その一歩目にCutlerは絡みます。マクダニが画策したとされる三角トレードに気を悪くしたCutlerはコロラドの自宅を売却して、ブロンコスにトレードを志願したのです。
 まさかの事態でしたが、オーナーPat Bowlenはこれを飲み、シカゴ・べアーズへトレードしました。


Chicago Bears Era
 09年、10年の2つの1巡指名権をCHIは放出し、Cutlerという若いフランチャイズQB候補を獲得しました。
 1年目の09年は26INT投げるなど荒れていたものの、2年目の10年にシーズン11-5で地区優勝を達成します。せっかく出場したPOは怪我により途中退場します。これでチームメイトからかなり批判されました。
 その後も鳴かず飛ばず、POに出場することもなかったCutlerは2013年の契約切れでCHIを退団すると思われました。と こ ろ が
 なんとなんとCHIは7年126M(年平均18M)という大型契約をCutlerと締結したのです!2014年当時なんて今と比べてまだまだQBが安かった時代(怪我明けとはいえPeyton Manningが年平均19.5Mです)です。しかも7年契約。これには多くのCHIファンがブチギレました
 そんなCutlerですが、結局3シーズン後の17年に引退を表明しました。


Miami Dolphins Era
 引退して解説者に転向したCutler。意外にも声質も良かっことで、かなり評判が良かったです。そんな感じのオフシーズンを過ごしていたのですが、急遽現役復帰となります。次の仕事場はマイアミ・ドルフィンズでした
 MIAは先発QB Ryan Tannehillが怪我でシーズン全休が決まりました。そこで白羽の矢がCutlerに立ったのです。MIAのHCは元CHIのOC、Adam Gaseだったが故であります
 1年だけの登板でCutlerは再度の現役引退を表明しました


Cutlerの評判
 端的に言うと物凄く悪い。単純に性格が悪いらしいですね。2013年には嫌われているスポーツ選手ランキング(全米)で4位にランクインしたほどです。このランキング、ダーティープレイヤーだとか、強すぎる選手だとか、スキャンダラスな選手が選ばれるものなのですが、そういうのとは無縁なCutlerが選ばれたあたり、相当に性格悪いのでしょうね…
 DEN時代にHCと喧嘩したように我が強く、かつ不真面目。責任感も特に感じられないとか言われてます。CHI時代はシーズン終盤の大事な試合に決まって欠場するようなキャラでした(もうちょい頑張れよ…)。
 そんなCutlerですが、MIA時代は結構評判がよく、悪い噂が出てこなかったです。35歳にして大人になったのか?


近況
 そんなカトちゃん。この春はバカンスに行っていたものの、コロナの影響でなんとアメリカに帰国できず!更に更に10年連れ添った奥さんクリスティン・カヴァラーリ(女優)と離婚するなど踏んだり蹴ったりのようです(´;ω;`)


まとめ
 偉大なるカットラーいかがだったでしょうか?ザ・平凡みたいな選手でしたが、昔は結構期待されてましたね。Cutlerのトレードで加わった指名権の1つはDemaryius Thomas指名に繋がったので、ブロンコスとしてはそこまで嫌いではないです。シカゴ?それ以上はいけない
 この春は踏んだり蹴ったりのカトちゃんですが、解説としては良いので、また復帰してほしいです。