・長く続いたこのシリーズも最後です。前編http://www.kcatfootball.net/archives/81411410.html


NEのアジャスト1
体型の変更
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 NEは立ち上がりからDL3人+LB4人を固定として使っていたのですが、NT Sheltonが押し負ける問題やアラインの関係からスキームを変更してきました。それが上のものです。
 DT2人、DE2人、ILB2人のよく見る4-2ディフェンスになりました。DTもOTの正面からOG, OT間(ギャップセット、3テクセット)に変更しています。別のオフェンス体型の時も見てみます。
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 ボックスに人数を集めた時はLBが増えていますが、DL4人は変わりません。これがNEによるセット位置の変更です
 DTは#93, #71, #70のローテーション、DEには#53, #55が入っていました。CollinsのDEが良くないのでDEは負担が大きかったです

NEのアジャスト2
マンツーマンを増やす
 試合序盤はゾーンカバーで入ったNEでしたが、モーションやジェットなどのプレイで責任が曖昧になったことで1Q途中からマンツーマンの比率を増やしてきました。コミュニケーションが取れているゾーンカバーがNEの強みでしたが、それを活かせないならすっぱりと捨てる。こういう思い切りの良さ、判断は素晴らしいですね。ゾーンカバーは使っていましたが、割合を大きく減らすことになりました

NEのアジャスト3
LBブリッツによるNTの代用
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 4WRなどのパス体型ならば4DL+2LBでも良いのですが、TEやFBを使われると人数負けするという問題がNE側にはありました。そこで採用したのがILBをCにブリッツさせることで、NTの代役にしよう!というものでした
 上の写真ではLB Jamie Collinsが突っ込んでNTの代役になりました。この試み割と成功していました。CollinsとDont'a HightowerはNFL屈指のブリッツァーで、Cにも当たり負けしてませんでした。
 C周辺へのブリッツは試合直後から使用していましたが、5DL+ブリッツ→4DL+ブリッツにしたことで、ILBが2人残り、タックラーが増えたこともランストップに貢献しました

NEのアジャスト4
アンバランスの解消
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 この体型に対してアンバランスでセットしたのでやられたNEですが、5DLは維持したままSの位置を弄りました。残念ながらこのプレイはやらなかったので、その全貌を見ることが出来なかったのですが、何かしらの対策をしたようです


まとめ
 NEはこれらのアジャストを2Qの残り3分辺りで行いました。ハーフタイムを前にアジャストしてくるのは優秀な証拠です。さすが
 アジャスト後は守備による失点は13点と、アジャスト前と比較して減らすことに成功しました。アジャスト前に取られた17点が致命傷だったわけですけども…
 前半はスピード感のあったBAL守備ですが、後半にバテ始めノーハドルで完全に止めを刺されていました。NEとしては4Qまでくらいつけば勝てる!そういう手応えを得たかもしれません。あとはToP(Time of Possession)でBALは2倍くらいの時間を使いました。これの影響でキャッチアップ出来ませんでしたので、やっぱり強いOL持ち相手のラン守備は課題ですね
 NEのDL陣の層の薄さはPOに向けて不安要素ですが、どう対処するのか2ヶ月後を楽しみにしたいです