・OLB Bradley ChubbがACLを部分断裂してシーズンエンド。とても残念です。サックこそ1つでしたが、高いプレッシャー率にラン守備の強さと頼れる選手でした。来年レベルアップして健康な姿が見られることを楽しみにしたいです


後半ラン守備崩壊の原因を見ていく
 Week4のJAX戦、ブロンコスは後半だけで200ヤード近く走られた訳ですが、この原因を見ていきたいと思います。


その1、JAXの体型変更
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 これがJAXが前半に良く使っていたフォーメーションになります。WRを3人、TE1人でFBはなし。インサイドのブロッカーは5〜7枚程度になります。これに対してブロンコス側は常に6〜7人以上のディフェンダーをボックス内に配置しています。単純計算で1人は余るため、ミスが無ければタックラーが存在することになります。
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 続いて後半から2つ。上はFBなしですがTE2人を置いたダブルTEと呼ばれるもの、2枚目はTE2枚にFBを置いた、よりランに寄った体型です。これらは俗にジャンボパッケージと呼ばれるフォーメーションです。ブロッカーが8人以上いて、かつ距離感が狭いためDLを抜けるとフィールドを広く使えるのが特徴です
 ブロンコス側もボックスに9人置くなどの対策をしていますが、DLが押し負けてLBにブロッカーが到達する場面が多く辛かったです


その2、DLが弱い。ILBがブロッカーに勝てない
 昨年あたりからShelby Harrisのラン守備には疑問がありました(Domata Pekoも衰えが激しかったのでリプレイスの問題に反対ということではないです)。それだけならカバーする方法もあったのですが、今年は隣のAdam Gotsis、Derek Wolfeもパッとしていません。流石に3枚とも良くないのはどうしようもないです。おまけにうちのILBはブロック処理が苦手なのでOLが抜けてくると無力な場面が多いです。一番よかったJosey Jewellも怪我で離脱してしまったので万事休すという感じでした


その3、タックルミスが多い
 これも問題。確かにLeonard Fournettという選手はILBサイズなのにスピードもある厄介な選手ですが、それでも多すぎた。止めるべきところで止めれず、余計なヤードを稼がせてしまったのは全体の責任です。Will ParksDuke DawsonといったKareem Jacksonの代役のところだったりしたので、メンバー落ちの影響は大きいですね…


まとめ
 JAXはなぜ前半からジャンボパッケージにしないのか。謎すぎる。そしてラン守備がちょっとまずいです。DLは補強しているポジションなのですが…あとKareem不在が結構まずい。いなくなってわかる存在の大きさってやつです。早く帰ってきてくれ
 来週はここまでランが好調かつMelvin Gordonが帰ってきたLAC。さてどうするのか?考えたくないです…