・ARIがJosh RosenをMIAに2巡指名と引き換えにトレードしました。ARIは11Mのデッドマネーを引き受け、MIAは3年で6Mのサラリーを払うだけになります。ARIの動きのまずさが招いたことですが、MIAは良い獲得になりました


1-20
TE Noah Fant(Iowa)
   トレードダウンしてニーズのTEを補強しました。今年のTEでは運動能力が抜けていて、事前予想通り身体能力を重視したピックになりました。先輩のGeorge KittleがSFで大活躍(OC Rich Scangarelloの前所属)したことも、期待を後押しします。
   Jake Buttと役割が被りますが、より大柄で速いタイプなので上位互換でしょう。先発のJeff Heuermanはブロッカーなので、使い分けされそうです。3WRセットより2TEセットが増えそうです

2-41
OT Dalton Risner(Kansas State)
   コロラドの田舎町生まれ生粋のブロンコスファン。1巡予想もあった選手で、RTとCの経験があります。ブロンコスではOG起用とされていて、本人は開幕先発への意気込みが強いです
   特徴は素晴らしいパスプロ。ランブロックの方が苦手ですが壊滅的ではありません。長いプルアウトなどでアジャストさせるなど横にも動けます。Munchakコーチのもとで成功して欲しいです。

2-42
QB Drew Lock(Missouri)
   指名の瞬間硬直しました。いや…まじかよって。でもその後ポジティブに考えたので今は将来が楽しみな選手ですね。トレードアップしたのはGBが狙っていたからとの話です
   素晴らしいスパイラルのパスを投げる選手で強肩です。強豪カンファレンスのSECで44TDする実力などが評価されてきました。シニアボウルでもSFオフェンスとの相性が良く、またインタビューはかなり好印象でした
   課題は中央からのプレッシャーの捌き方、左へのロールアウト、ディフェンスを読むこと。2〜3年控えに置くつもりでの指名なので、時間をかけて育てて欲しいですね。何気にこういう育て方は初めてです

3-71
DT Dre'Mont Jones(Ohio State)
   DT指名はやっぱりでしたね。少しアンダーサイズのパスラッシャーです。昨年8.5サックとDTながら良い数字を残しています
   パスラッシュが特徴で、Nick Bosaが負傷した後も良い活躍をしていました。本人も言っていましたが、アンダーサイズなのでバルクアップする必要があります。ラン守備は課題です
   Demarcus Walkerと役割が被ることになります。Walkerは今年ブレイクアウトしなければいよいよ危険ですね…

5-156
OLB Justin Hollins(Oregon)
   サイズと運動能力に優れた選手です。OLB/ILBで育てるとのことで、どんな選手になるのか注目ですね。このサイズでは素晴らしいスピードがあります
   直前にMack Wilsonが指名されましたが、この位置までスリップしてくるILBはほぼ外れるので指名しなくて正解だったと思います。というかスリップしてきた5巡ILBが開幕先発になる方が不安です

6-187
WR Juwann Winfree(Colorado)
   今年のPhillip Linsay枠と言われる素材型。Lindsayの後輩でもあります
   サイズ、スピード、ルートランの上手さを評価されていて、先発になれるだけのポテンシャルがあるそうです。懸念は数々の怪我で、指名順位を落としたのもその部分です。出場すれば活躍できる枠ですね

OLB Dekota Watson
   お帰りWatson!SFからトレードでかつてのOLBが帰ってきました。STもできるベテランでロッカールームのボーカルリーダーです。下手な選手を指名するより何倍も堅実ですね


まとめ
   全体的にサイズとスピードが優先されていますね。そしてマジで今年は不作と言うようなピックでした。そんな難しいドラフトの中でちゃっちゃっと欲しいポジションを上位で埋めれたのは良かったです
   ILBがどうなるかわかりません。Devin Whiteが指名されなければ無いかも?とは考えていたのでまだ予想の範囲内です。CBはそもそもChris Harrisを出さなければ取る必要ないですし
   3日目でスターターを取るのは甘い考えだと思っているので、ポテンシャルピックしたのは嬉しいですね。STで使える選手なのがまた良い
   このドラフトから分かったのは、TEのプレイメイカー、OGの先発に不安があった。DTのパスラッシュ不足は問題。意外と今のロスターに満足している。去年は活かし方が悪かったと考えてそう(実際それは正解)。ですね