・DT Haloti Ngataが引退しました。BAL時代から素晴らしいDTで、良いキャリアを築いてきました。キリマンジャロ山の頂上から引退発表という粋な方法でした

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全体2位 SFの場合
   正直FAでもチーム成績同様に迷走の見られるSF。4-3チームでありながら3-4にフィットする選手を集めているのは理解し難いものがあります。今回は目先の勝利ではなく、近い将来起こるであろうコーチ陣の入れ替えも想定して考えたいと思います


49ersのニーズ  
DE, WR, OT, FS
   今のSFはオフェンスがShanahan HCによるWCO派生のスタイル、ディフェンスがSEA式4-3(以後4-3Leoとする)を採用しています。ちぐはぐな補強になるのは後者があるからですね
   FAでDee Fordを獲得しました。Leo(パス守備におけるエッジラッシャー)としての獲得だと思いますが、1年で切ることの出来る契約なのでDEの優先度は高いままと考えることが出来ます。Arik Armstedも来年にはチームを去る可能性が高く、枚数が欲しい実情があります
   WR, OT, FSに関しては2位という高順位に値する選手がいないので、優先度は下がるでしょう

それを踏まえてプロスペクト紹介
DE Josh Allen(Kentucky)
   昨日も紹介したAllenです。Bosaよりは劣るものの、「サックを取れる」選手は貴重なので評価が高いです。今の49ersだと使う場所が無いというのが本音

DT Quinnen Williams(Alabama)
   Allenはサイズの問題から4-3DEは厳しいとなると、もう1人のインパクトプレイヤーであるWilliamsに目がいきます。しかし、Quinnenの指名はロスターにおいて過剰な戦力となるのです
   SFで1番「価値のある」プレイヤーは現在DT DeForest Bucknerになります。DTながら年10サック近い数字を出すこの至宝とQuinnenは同じポジションになるのです。QuinnenをNTで使う案もありますが、この順位で指名した選手の実力を最大限に発揮できないポジションで使うのは「歪な」ことなので、推奨は出来ませんね


その他のポジションを考える
   他にはトレードダウンをして…という可能性はありますが、今回はそのままの順位でニーズを埋めると考えます

OT Jonah Williams(Alabama)
   今年のトップOT候補になります。Joe Staleyの引退が近いことから、OTは必要になります。Jonahは左右のOTが出来る選手でもあります。
   特徴は強いランブロッカーです。アラバマ大学はランの良いチームであり、それを支えた選手なので鍛えられたランブロッカーです。反面パスプロでは翻弄される場面があり、成長が必要となります。
   全体2位で指名するにはバリューが大きく低いです。また、全体2位OTは比較的バストの多いポジション(Tony Mandarich, Luke Jockel, Gerg Robinsonなど)なので、指名をするにしてもこの順位は避けるべきでしょう

WR D.K.Metcalf(Ole Miss)
   コンバインでトップWR評価をもらったのがこのMetcalfですが、49ersの求めるタイプではないでしょう。
   縦に速い身体能力お化けということで、Marquise Goodwinとタイプが似ています。どちらかと言えば、ショートやミドルでターゲットになれる(George Kittleの助けになる)WRが欲しいはずです。なので、彼の指名はないと予想されます


結論
SF 49ers select DE Josh Allen
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まとめ
   ぴったりと合う選手がいないなら最も価値のある選手を指名するBPA(Best Player Available)方式を取りました。DTは前述のようにDEより優先度が落ちるのでAllenになっています。
   とはいえ、ポジションがないからQuinnenという可能性は否定できません。でも4-3→3-4に変わればAllenのポジションも出来るんですよね。戦力的にもそちらの方がよりマッチします。それも考えてのAllenにしました