・全8回の4回目。今回でAFC編は終わりになります。コンバイン前には終わります

・Antonio BrownがPITに対して正式にトレードを要求しました。今年はデッドマネー20MがPITに降りかかり、かつ3年契約が残っています。すでに30歳の大台にも入りました。今までの実績からは1巡クラスですが、ここまでのトラブルを見るとそう高く売れないでしょうね

・HOUがWR Demaryius Thomasを解雇しました。次のシーズンは14Mでデッドマネーなしなので既定路線でしたね。本人はまだやる気あるようです


Baltimore Ravens
10-6
   長く遠ざかっていたプレイオフに復帰し、シーズン後には解雇が予定されていたHC Harbaughも残留となりました。そしてQB交代もありました
   QBをJoe FlaccoからLamar Jacksonに変更しました。そのLamarは周囲の期待を裏切るように5-1でチームをプレイオフに引っ張りました。プレイオフではLACの対策を前に沈黙しましたが、ホームでブーイングされる環境の中2TD決めるなど、メンタリティーの強さも披露しました。守備陣は知名度こそ低いですが、リーグで最も強力でした。らしいBALでしたね
   来シーズンの浮沈はLamarに大きく委ねられました。単なる一発屋のモバイルQBではなく、真のフランチャイズQBになるための大事な大事な一歩です。守備は入れ替えもありますが、コアになるC.J.Mosleyの引き止めが必須です


Pittsburgh Steelers
9-6-1
   Le'Veon Bellのホールドアウトから始まり、Antonio Brownとの不仲で終わる最悪のシーズンとなりました。結果的に久々にプレイオフも逃しました
   Bellの代役でJames Connorが台頭しましたが、前任者と違いボールセキュリティーは頭の痛い問題で、彼のターンオーバーが負けに繋がった試合もありました。自慢だった守備はDBの整備失敗やILB Ryan Shazierが怪我で半引退状態なこともあり、安定感を失いました。
   Bellの流出は確定として、ABの処遇が問題です。残しても不穏分子、トレードするにも枷が重たいと首が回りません…他にも頼れる2番手WRだったり、CBの底上げだったりが必要になりそうです


Cleveland Browns
7-8-1
   長い長い冬が終わり、春が訪れました。フランチャイズ史上最大のバストHue Jacksonが解雇され、選手が躍動しました。そして彼らを解放したKitchensがHCになりました。
   Denzel Wardは予想された通りの活躍であり、Myles Garrettもそのモンスターっぷりを存分に見せつけました。オフェンスではBaker Mayfieldが歴代屈指の非常に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。Nick Chubbも一気にエースとなりました。
   ルーキー契約の選手が多いためキャップに余裕があります。悪かったラン守備のテコ入れなどに大物取り(Suhとか?)あるかもしれません。あとはルーキー達が来年も継続して活躍することです


Cincinnati Bengals
6-10
   途中でエースQB Andy DaltonにエースWR A.J. Greenが負傷して負けが込みました。長きに渡ったMarvin Lewisが解雇され、前LARのQBコーチだったZac Taylorが就任しました。
   オフェンスの柱2人だけでなく、期待の新人Billy Priceだったりも怪我するなどフルメンバーが揃わない試合が多かったです。守備は古くインパクトに欠けていました
   新体制になり、守備と攻撃どちらから手をつけるのか楽しみです。守備はDLを中心に若手の台頭が望まれますし、オフェンスはDaltonを生かすシステムを構築したいです


まとめ
   CLEが春を迎え、Lamar時代に入ったBALも新しいスタートを切りました。その一方で数年前までプレイオフ常連だったCINとPITは成績が振るわない対照的な結果になりました。
   未来の明るいCLEはもちろん楽しみですが、新体制になるCINにも注目したいです。BALはLamarの成長を促しながら勝つ模索に入るので基本は継続だと思います。PITはRoethlisburgerが現役の間に勝つというプランが揺らぎ始めました。どうやって修正するのか。そこが来年の見どころになると考えています