・ドラ1候補を紹介していくこのコーナー。今回はWRとTEになります。今年は去年のような突き抜けたプロスペクトがおらず、数が少ないので纏めて紹介します。

・キャッチルールがオーナー会議で正式に承認されました。詳しいことはhttp://blog.livedoor.jp/kchalrotto1/archives/75439943.htmlこのリンクからご参照ください。明確化されたので、良い改正だったと思っています。

・ターゲティングのルールも改正されたようです。こちらは昨年から適用される例を見ていないので、どこまで効果があるか注目したいです。


WR・TEプロスペクト
   元から育つのに時間のかかるTEは層が薄いです。WRは上位レベルが小粒で、中巡くらいの欠点もあるけどポテンシャルの高い選手が多い印象です。1巡候補は4人だと思います。

Calvin Ridley(Alabama)
   Amari Cooper卒業後のAlabamaでFr(1年生)からエースとして活躍してきました。素晴らしいインパクトを残してきた選手で、今年はO.J.Howard卒業もあってターゲットが集中しました
   クイックネスを持つ素晴らしいルートランナー。細かいステップとバーストでCBを剥がしてキャッチする隙間を作る。外も中もセットできる器用さがある。トップCBとのマッチアップに勝利してきた
   ディープのターゲットとしては計算できない。フィジカルが弱く、ブロックに課題がある。オールドルーキー。エースになれるほどのインパクトはない
   中WRの方が活躍できると思いますが、外WRでも計算できますね。ショートやミドルでドライブを進めるキャッチを積み重ねるタイプです。ポゼッションタイプのWRとしては今ドラフト屈指の選手です。
似たタイプ   直線の速いJarvis Landry


Courtland Sutton(SMU)
   今年のバックショルダー枠WRです。とりあえずぶん投げる相手としては最適か
   フィジカルが強く、競合いに強い。このサイズにしてはスピードやクイックネスが高い。ルートランが上手く、RACに強い
   カレッジでは限定的なコースしか走っていない。補給範囲は決して広くない
   役割の限定的な大型WR。QBの影響もあったが、カレッジで無双した訳ではないですね。ただし、サイズとスピードのバランスは歴代でもトップクラスなので今後に期待できます。
似たタイプ  Kelvin Benjamin

D.J.Moore(Maryland)
   チームの方針が戦術ムーアだった。FBS中堅レベルでは戦術級WR。トップレベルでも充分活躍できるポテンシャルの持ち主
   サイズがあり、運動能力も総合的に優れている。カレッジではチームの中核として大車輪の活躍だった。投げておけば捕ってくれるタイプ
   ホームランバッターではない。複雑なルートランは走っていない。意外と競合いには強くない
   NFLでエースになれる素質はある。もっとコンスタントな活躍が求められるかもしれない。飛び抜けていないが、何でも出来るタイプ。この万能性は欲しいチーム多そう
似たタイプの選手  Stefon Diggs


TE Mike Gesicki(Penn State)  
   コンバインで評価を爆上げして、TEトップかつドラ1候補にまで飛び込んできました
   コンバインでトップ級の成績を残した。数値が軒並みWRとほぼ同じか上。ランブロで計算できる。中央での堅実なターゲットになる
   カレッジではあくまでサブウェポン。ハンドに疑問があり、タイトなパスを落球する。レシーバーとしては平凡だった
   PSUがBarkleyという強烈な個を生かすチームだったため、派手な成績ではないですが、将来性の高さが凄いですね。最近のTEにしては珍しくランブロックがしっかりしている方
似たタイプ   Zach Ertz

まとめ
   WRは中巡で豊富ですが、TEは不作です。上位もトップ10級のドミネイトしていた選手はいないですね。エースよりも、2番手やスロットが出来る選手を探すのが良いと思います。
   この4人に関してはRidley以外が2巡になっても不思議ではないです。まだニーズの把握が終わっていないので確かなことは言えませんが…