・この記事はネタバレを含みます。まだ見てない方はブラウザバックを推奨します。

・凄い試合でした。大味な試合ではなく、お互いの準備したこと、試合の中でのアジャストを上手く引き出しての結果でした。素晴らしかったです。お疲れ様でした


パス→ラン→Zach Ertz
   大方の予想を裏切ってPHIはパスから入りました。NE側は先発にJames Harrisonを出してますので、予想していたとは思います。最初はCB Eric RoweにAgholarやJefferyをぶつけてミスマッチを作りました。最初のドライブはパスカットからFGに抑えましたが、次のドライブで47ヤードのロングパスTDを決められてしまいました。NE側はJefferyにGilmoreをマッチアップさせ、2ディープを3ディープにすることでサポートを厚くしました。
   ミドルパスを封殺されたPHIは次にパワーランを織り交ぜました。プルアウトを使いながらの遅めのラン、インサイドゾーンが多かったです。OLがLBまで伸びるのを待ってRBが走るシーンが多かったです。NEはDT Guy、BrownがOLとの1vs1を勝つことで、ランを封殺するようになりました。
   最後に使ったのが「戦術Ertz」です。ショートパスで組み立て、困った場面はErtzとSS Chungのミスマッチを使っていました。最後のTDのシーンが象徴的でした。
   これにRBへのパスを織り交ぜることで、NE守備の的を散らし、アジャストに時間をかけさせました。それもOLが終始イニシアチブを取れたことが大きかったです。


Cooksの離脱、戦術Gronk
   NEはいつも通りショートパスで的を散らすオフェンスを展開します。しかし、FG失敗からリードが広がると積極的なキャッチアップオフェンスに移行しました。
   プレビューでも挙げたCooksの奥は脳震盪による離脱で使うことが出来なくなってしまいました。前半はGronkowskiもほぼキャッチできず、Hogan、Whiteに多くを依存する形となりました。
   後半開始からは「戦術Gronk」全開でした。ミドルでトリプルカバーだろうがお構いなくキャッチをし、TDで締めくくります。ここからGronkを使い、囮にしながらの3連続TDと反撃を開始しました。


アジャスト出来ないNE守備
   NE守備は3rd&longを作るという、基本は出来ていましたがそこからのパスを止めることが出来ませんでした。2度の4thダウンでも成功を許すなど、シーズン中とは大きく違う出来でした。
   後半でのアジャストに定評があるNEですが、この日はできず。DLがOLに負けていて、Folesに時間を与えてしまいました。それにより、余裕を得たFolesが素晴らしいパスを多く通しました。元からコントロールには定評がありますから、Folesにとって最高の環境でした。
   さらにPedersonはアジャストされ始めると、次々とプランを変え、Patriciaに負担をかけました。60分間を戦い抜ける数のプランがあったことに脱帽ですね。


QBキャッチ、4thダウン
   NEとPHIの数少ない差だったと思います。落球したBradyとキャッチしたFoles。Bradyへのパスは優しくなかったですが、あの状況は取らなくてはいけなかったです。
   また4thダウンを2度成功させたPHIと失敗したNE。PHIは2つのTDに繋げたことを考えると、NEは成功させなくてはいけなかったです。



雑感
   書きたいことが多くてまとまりません。また分けて書くと思います。
   素晴らしい準備、素晴らしい実行力、高い実力、駆け引き、布石など多くのことがありました。本当に面白かったです。
   PHIファンの皆様おめでとうございます。本当に強かったです。
   これにてNFLの試合はお仕舞いになります。皆さまお疲れ様でした。また来年もNFLを楽しみましょう^ ^