・今年のSenior Bowlは粒ぞろいです。DLはちょっと物足りないですが、各ポジションに注目選手が揃ってるのはいいですね。


・今回はブロンコスの各ポジションでドラフトするならどのタイプの選手か?これについてです。指名順位は度外視してタイプだけで選んでますので、上位候補多めです


QB
Josh Rosen(UCLA), Baker Mayfield(OU)
   なぜこの2人なのか?簡単に言えばパサーとして成熟しているからです。AllenやDarnoldはそのフィジカルツールと反比例してパサーとしては初年度から通用する。とは言い難いです
   しかし、この2人は初年度からNFLでもある程度出来るだけのパス能力があります。可能であれば1年目からルーキーを先発させたいブロンコスとすれば、この2人の方が合うと思います。


RB
Sony Michel(UGA)
   今年のPOに出ていたチームの多くは、RBによる速い外展開を有効に使うチームが多かったです。具体例としてはNEのWhiteとLewis、NOのKamara、CARのMcCaffreyのような選手です。彼らはただのレシーバーではなく、そのスピードを生かしたランでオフェンスの幅を広げる役割があります。
   ブロンコスのRBはニーズが低いですが、このタイプはいません。Michelの獲得によって今まで使えて無かった速い外展開を使うことが出来ます。これはQBを補助することにも繋がり、オフェンスにとって大きな効果をもたらすでしょう。


WR
DaeSean Hamilton(PSU),Deontay Burnett(USC),  Anthony Miller(Memphis), Calvin Ridley(Bama), Braxton Berrios(Miami FL)
   ブロンコスはWes Welkerの退団以降3番手WRに悩まされています。あまりドラフトもしていませんし、芽が出なかった選手も多かったです。今回は3番手WRまたはスロットWRとして活躍できる選手をピックアップしました。
   MillerとRidleyは万能型で外WRとしても活躍出来ますが、バーサイタルにセットしてミスマッチを狙える選手たちです。大エースというより超頼れる選手というポジションに収まるのでは無いかと思います。
   HamiltonとBurnettはフェイクの使い方が上手いスロットWRになります。高いクイックネスとスピードを活かしてDBからセパレートし、相手の守備を切り裂くタイプです。
   BerriosはWelkerのようなタイプの選手です。小柄な白人WRですが、高いキャッチ力で潤滑剤としてチームに貢献します。PRとしてもドラフト有数の選手ですので、PRの弱いDENとしては下位の指名候補に挙がる選手でしょう。
   昨年Carlos Hendersonを上位指名しましたが、本来スロットの選手ではありません。デプスも薄いですし、今年も上位指名することで新しいQBの補助役と考えることも出来ます。
   ここ数年のWRのデプスは薄く、DT、Sanders以下は頼りになっていません。ここらでドラフトしてでもデプスを補強する価値はあると思います。今年はスロットタイプが豊作です。


OT
Mike McGlinchey(ND), Martinas Rankin(Miss State)
   Ryan Clady以降不在だったLTはGarett Bollesをドラフトしたことで解決しました。しかし、RT問題は未だに解決していません。
   McGlincheyは最も贅沢なRTの解決手段です。ランブロック能力が高く、動ける選手であり、左右のOTとして多くの試合に出場してきました。パスプロも完璧ではないものの、標準以上ですからランをメインにしたいブロンコスとしては素晴らしい補強になるはずです。
   RankinはMcGlincheyほどのパワーはなく、安定感にも欠ける選手ですが、1年間で大幅なバルクアップを果たした努力の選手です。動画でも明らかにわかるほどサイズを上げました。こういう自己管理の出来る選手はプロに入ってからも成功しやすいです。Rankinの性格には将来性を感じます
   とはいえ、RTはIRに入ってしまったWatsonとTurnerに期待している部分が多いと思います。FAでの3年連続は無いでしょう。パスプロ能力、そして機動力という部分を注視するかと思います。


OG/C
Quenton Nelson(ND), Billy Price(OSU), Will Hernandez(UTEP)
   RGのRonald Leary、そしてC Matt Paradisはリーグでもトップクラスの選手です。問題はLGにあり、特にパスプロにおいてQBに多くの負担をかけています。
   Nelsonはトップ5評価がされるほどのOGで、パワフルなブロックと高い機動力が評価されています。対面の守備をしっかり捉えて押し込むことが出来ます。
   PriceはNelsonほどのパワーはありませんが、非常にクレバーでしっかりと走路を開けることが出来ます。Cとしてプルアウトできるスピードもあり、またパスプロの安定感は群を抜いています。
   Hernandezはマイナー校の選手でまだ知名度が高くなってはいませんが、シニアボウルでも識者を唸らせるパフォーマンスを随所で見せています。分厚い上半身はDTをロックして離さず、笛が鳴るまで足を動かす執念はどのチームも欲っするものでしょう。
   今年からOG/Cコーチが出来たわけですが、Hernandezは大学の教え子になります。より熟知しているでしょうから、タイミングがあればブロンコスがドラフトするかもしれません。


DL
Vita Vea(Washington), Da'Ron Payne(Alabama)
   ブロンコスはNTにDomata Pekoがいますが、そのPekoも高齢。後継者を確保するのは遅くありません。
   Veaは重心が低く、分厚い体をしています。OLに対してかなり強く、ランではコントロールをし、パスでは重さを活かした当たりからポケットを潰すことが出来ます。2ダウンプレイヤーに近いですが、ラン守備改善に大きく貢献するでしょう。
   Payneは破壊力のあるNTで、ワンギャップ式の守備を敷いてるチームなら喉から手が出るほど欲しい選手だと思います。体型はアスリートでダブルチームへの強さは平均的ですが、1on1なら高確率で制することが出来ます。常に手を張りながら足を前に出すのでポケットを潰せます。アラバマのDTは伝統的にラン守備にも強いです
   Gotsis、Harris、Kerr、Walkerと期待の若手が多く、Wolfe、Pekoという頼れるベテランもいます。ここ数年の補強がうまく行っているポジションです。優先度は低いですが、名コーチKollarのお眼鏡に叶う選手がいるなら、ぜひ指名して育てて欲しいです。


OLB
Uchenna Nwosu(USC), Harold Landry(BC)
   Nwosuは派手ではないものの、コンスタントな活躍を見せるOLBです。ポジションの動きに対する理解度が高く、身体能力任せではない、基礎のしっかりした選手です。
  Landryは逆に身体能力に多くを頼っている選手ですが、その出足の鋭さはかなり魅力的です。今年は成績を落としましたが、下半身に粘りが出れば、懐の深いラッシュが出来る嫌らしい選手になるでしょう。ポテンシャルは高いです
   ボンちゃんという最高の選手はいますが、BarrettもRayもイマイチ伸びてきません。4番手がいないことも含めると3巡までに1人は指名したいです。


ILB
Roquan Smith(UGA), Tremaine Edmunds(VT)
   Smithは今年のバトカス賞ウィナー。フィールドの端から端まで走れるスピードと、正確なプレイリードが持ち味です。特にプレイリードの嗅覚は素晴らしく、オプションなどでもしっかりと見分けてタックルを決めます。
   Edmundsは大型アスリートLBという夢のある選手です。パワーがあり、OLBも出来る器用さがあります。タックルの上手さは特筆すべきものがあり、お手本のようなタックルを見せてくれます。
   DENは伝統的にLBの上位指名はしていません。最近のスターターもほぼ下位指名出身者です。たぶん今年も上位を使う余裕はないでしょうが、スピードのあるLB欲しいです。Trevathanの穴は埋まってませんよ。


CB/S
Minkah Fitzpatrick(Alabama), Tarvarus McFadden(FSU), Derwin James(FSU)
   Minkahは万能型DBであり、SSとニッケルCBに特に適性を見せています。彼を獲得すればターンオーバーが増え、3rdダウンで信頼できるマッチアップが増えるでしょう。リーダーとしても評価されていますから、次世代の守備の顔としても申し分ありません。
   McFaddenは大型CBですが、密着カバーを得意としています。特にフィジカルCBに対して強く、またこのタイプとしては珍しく、フィールドを横切るパスコースに対してもしっかり付いて行けます。
   Jamesは全米トップFSの座を取ると思われましたが、怪我してからその動きに陰りが出ています。FSよりもCBの即戦力として活躍するかもしれません。フィジカルとスピード、マンカバーは高いレベルにあります。ゾーンカバーでの嗅覚はまだ向上しないといけません。
   Talibが三十路を迎え、Harrisも片足を突っ込んでいます。Roby、Simmons、Parksといった選手たちはいますが、世代交代を意識する時期に来ました。Minkahを取れれば大きく解決するわけですが、そうも行かないと思います。CBの補強はまたすると思います。



まとめ
   ブロンコスのニーズと言いながらも一通りの紹介になりました。コンバイン明けなどでまた評価が固まってきたらしっかり取り上げたいと思います。今年はOGとWRに良い選手が多いので、ブロンコスはここの補強はしたいですね。外したくないです。外して来たのがElwayなんですけどね…
    逆にクセのありそうな選手の多いDE、OT、CBなどがニーズのチームは上位での指名を検討すべきだと思います。