・ブロンコスはTEチャールズ・クレイかジェームズ・ケイシーを獲得する可能性が高いそうです。両者ともにブロックが上手いHバックでキュービアックのオフェンスにマッチすると思われています。


Draftプロスペクト
本日は連投となります。今年のドラフトには所謂プロボウル級(初年度から)はいません。2巡レベルの選手が多いです。ブロンコスのニーズは低めなので上位候補を紹介していきます。


エリック・ケンドリックス
14年シーズンの最優秀LB賞を受賞した今ドラフト屈指のマルチLBです。パス、ラン共に強くボールに対する嗅覚があります。タックルも正確ですでにNFLのスターターを務めることもできるでしょう。兄はPHIのマイケル・ケンドリックスです。4-3だとMLBかWLBです。1巡下位から2巡でしょう。


シャック・トンプソン
LBだけでなくFS、RBまでこなすマルチな選手です。スピードがあり腰の動きもなめらかです。しかしそのタックルは軽く、LBとしては消極的です。ブロッカーの処理にも苦戦していますし、アンダーニースのパスカバーもそこまで良くないです。4-3だとWLBですがFSの方が合っているとは思います。2巡くらいです。


ポール・ドーソン
テクニックなら今ドラフトのトップでしょうが、鈍足です。サイズもなく素行問題まで出てきて評価を下げています。滑らかなパスカバーとボールへの嗅覚、正確なタックルは4巡以降で指名できればスティールでしょう。4-3だとWLBで予想だと2〜3巡です。ダニー・トレバサンに似ているタイプです。


ベナードリック・マッキーニー
完全なる素材型の大型LBです。パスカバーに難あり、タックルは軽く、ボールへの嗅覚が弱い、と上位候補らしくありませんが、LBサイズながらDB並みに動けるその身体能力は貴重です。もし育成に成功すればプロボウルも夢ではないでしょう。4-3だとMLBで2巡予想です。


ステフォン・アンソニー
電波ミングックがNFL DRAFTを語るブログの管理人さんイチオシの選手です。ラン守備の強さとスクリメイジを抜ける速さは今年のILB陣でトップのアスリートです。タックルもミスが少なく、サイズもあります。しかし腰の動きが硬いのでパスカバーには不安が残ります。今のところだと2ダウンプレイヤーでしょうね。4-3だとMLBで2〜3巡指名でしょう。


ダンゼル・ペリマン
正直2巡予想なのが信じられないくらい良くないです。5-11という低身長(クリス・ハリスと同じ)、軽い体重にスピードもなく、ブロッカーに消される。腰の動きは良いのにTEに張り付く技術はない。と、欠点が多いです。ブロッカーがいない時のタックルは強烈ですので活かし方によっては活躍できるでしょう。T.J.ウォードに似ているので2ndダウンまではSS、ニッケル体系でのLBとして使うなら活躍できると思います。
純粋なILBとして考えるのはかなりキツく無理があります。


LBとSは紙一重のところもあります。トンプソンは特殊ですが、ペリマンはSSとして考えた方がより良いと思います。サイズとスピードは補えませんから、あとは使い手の問題ですね。
MLBを出来る選手には難がありますが、ILBとしてなら面白い素材が多く揃っています。まぁ本当に3-4でその能力を引き出せるのはケンドリックスとマッキーニーくらいだと思います。あとは4-3向きでしょう。
もしケンドリックスにサイズがあれば1巡もありえただけに残念です。
途中に貼った電波ミングックさんのブログは参考になるのでドラフトに興味のある方は是非覗いてみてください。