K猫のDENファン日記

NFLデンバーブロンコスのファンブログです! その他にもドラフトやFA、プレイ解説も行っています!

2021年01月


・SB前に大きなニュースが入ってきました。DETとLAR間で大きなトレードが決まりました。


LAR獲得
QB Matthew Stafford

DET獲得
QB Jared Goff
2022年1巡
2023年1巡
2021年3巡
   
   両チームの意図が見えるトレードになりました。LARはQBを変えることで、何としても短期間でSB制覇する。DETは1巡を増やすことで将来を見据えた、チームの核になれる選手を取りたいです。
   LARは2年前にSB、今年はDRまで到達していますが、両試合ともJared Goffは低調なパフォーマンスであり、彼でSBを勝つのは難しい。そういう印象を与えました。また、プレッシャーをかけられた試合では活躍しておらず、並のQBという域を脱していません。Matthew Staffordはパスゲームで試合をつくれるQBであり、そこがGoffとの大きな差になったと考えられます。
   DETはQBに加えて1巡2つを獲得しました。Goffの価値が低いのもありますが、それ以上に彼の契約が足を引っ張っています。かなりの大型契約ですし、加えてコロナ禍によってサラリーキャップがダウンしたことにより、維持するのが難しいということです。そのサラリーキャップを引き受け見返りも、このトレードに含まれています。2021年の1巡がないのは、CB Jalen
RamseyのトレードでJAXに渡っています。


まとめ
   LARはSB制覇すれば勝ち。DETは1巡で将来NFLを代表するプレイヤーが取れれば勝ち。そういうトレードになりました。現時点ではDET優勢ですが、この結果は数年後にならなければわかりません。
   LARはこれで7年連続で1巡指名権がありません。その状況でFAを超えなくてはいけまけん。かなり難しいミッションになりそうです。
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・明日にはCCという現実。リハビリ兼ねて頑張って書きます


BAL@BUF レビュー
   前半はあまり見所なし。名手Tuckerが2本外すくらい風が荒れてるくらいか。3-3なんて展開予想もしてなかったですわ
   書くことないので、BALのタイトスプレッド(OLの間隔が狭いこと)問題について書くとします。BALのランが苦戦するのは先週のTEN戦でもわかっていたことです。Marshall Yandaの引退、LT Ronnie Stanleyの不在、C Patrick Mekhriのクオリティー不足。悩む原因は多いですね。それでもタイトスプレッドを採用しているのは、BALのランコンセプトがプロスタイル(Iフォーメーションタイプ)と同じだからです。ただ、これは別の問題を引き起こしています。それはパスプロでのポケットが狭く、Jacksonのポケットワークと相性が悪いことです。Jacksonはプレッシャーに対して前に上がって躱す癖があるのですが、狭いポケットでのステップアップは綺麗なカップが出来ていない限り難しいものです。LT不在でパスプロが弱い今のBALOLでは荷が重いですね。結果逃げれず、投げれずという悪循環に…本来なら後ろに逃げるMahomesのようなポケットワークが良いのですが…肩の強さとスクランブルへの出方を考えたらステップアップになるのですかね
   後半はショートパス繋いだBUFがTDまで持っていきました。BALも反撃を…と思ったらPick6更にはJacksonが脳震盪でロッカールームへ。んーBAL厳しいですね。BUFはDiggsが凄いですね。ルーキーの頃からフェイクとルートランは素晴らしかったですがBALは手を焼いてます
   Tyler Huntley決して上手では無いですが、QB変わってもパス成功率以外のオフェンスの生産性が変わらないことを考えると、必要なのはモビリティーがあってパスがそこそこ上手なQBですね。つまりLamar Jacksonでなくてはいけない理由が薄いですね


雑感 
   BALの限界を見た。結局のところ「カレッジレベルのパスアタックはNFLでは対策されてしまう」ですね。将来的にLamar Jacksonなのか別のQBなのかは分からないですが、BALはパスアタックがもっと脅威にならなければ、この先は難しいです。RSで猛威を振るったランアタックが止まったらおしまい。これではSBにはたどり着かないです
   BUFはランがほぼ出ない中でパスで勝ちを運べました。最大の貢献はBALのOL破壊したDLとカバーの良かったDBですけども。LB陣も縦横無尽に顔を出していますし、これは強いですね。昨年のように用意した札を使い切ったらおしまい。という雰囲気はないです


まとめ
   BALスタイルは維持が難しい。結局良いQBを見つけることがPOを勝ち抜く条件である。こう言える試合でした。ランで勝てる、守備で勝てるはほぼないからこそ特別なのでしょう。やっぱりQBの影響こそがアメフトがアメフトたる理由なのですね
   BUFのように優れた守備相手にはBALは手札が少なすぎました。これを受けて来年をどうするのか。オフシーズンに注目ですね。
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・Phillip Rivers引退。オンフィールドでは激情家ながら、オフフィールドで見せる顔は非常に素朴で人の良さを感じさせる選手でした。17年間お疲れ様でした


LAR@GB レビュー
   4-2-5を選択してGBのパスを止めたい意図が見えるLARの立ち上がり。CB Troy Hillのクッションが深いところでやられはしたものの、7メンゾーン故にRZではGBパス攻撃を封殺することに成功しました。LAR4-2-5なのにWRのモーションでLBがスライドするのはやばい。結局ボックスの人数が足りずにランを出されてます。
   LAR2SFセットの使用よりも、NCBとSFのランサポートの方が問題か。ボックス内が同数である以上、その外の選手がタックラーになりたいが出来ずにランを出されてしまっている。1番の問題はLB2人がランに強くないところ。ブロッカーの餌食になり続けてます。割り切りで作っている同数勝負の局面で負けてるのが辛い
   LARはプレッシャーがきついので速いタイミングパスとAkersのランで前進してますね。モーションで2列目の人数をずらして、逆サイドへのゾーンのランを仕掛ける。お手本のような攻撃だけれども効果的です。
   2Q30秒くらいでGBがFGまで持って行ってしまった。時間ないからか最後のパス2つはコンサバ過ぎるけれども、Rodgersのヤバさが炸裂
   Aaron Rodgersの60ヤードランが出てしまう。LB2枚がボックスから消える4-2-5とは…
   反撃したいLARだがLT Andrew Whitworthの足が動いていない。さすがに衰えを隠しきれなくなってきたか。それでもランブロックの強さで押し切ってLARはTD返して1ポゼ差にします。
   PAからRodgers→Lazardへのロングボム通って点差がまた広がりました。ラン守備解決するためにDBにランサポート責任追加した結果ですかね。試合中のアジャストとしては正しいけれども、結果として1番警戒していた形でやられてしまった。
   

雑感
   GBのパスが強く、LARはCBが弱いことから4-2-5を選択したしたが、GBはランも強いという…CB弱いので2ディープで見る範囲を狭くするというのはコンセプトとして正解ではありますが…LBにアンダーゾーンの責任を与えると必然的に4-1-6のような形になってしまいますね。ボックス5ならランでやれるわ!となるのは当然ですので、ランパス共に強いGBが勝つのは必然でありました。それを支えたOLは流石ですね。  
   LAR守備もNCB, SSをランサポートに加えることでGBのランを止めようとしましたが、タスクが増えたことによる迷いがロングTDを許してしまう結果になりました。ここの問題は2ディープを採用したことではなく、そもそもLB2人がランに対して弱いことなんですけどね。鎖は弱いところから壊れる理論ですよ。LAR守備でいうとCBとLBです。
   GB守備に目を向けるとパスラッシュが機能したのが大きかったです。Goffはプレッシャーに弱いですから、ああなると厳しいです。代役LGのBobby Evansがかなりパスプロの穴でした。先発David Edwardsがいればまた違ったかもしれませんね。GBのラン守備は前半止めていたものの、後半は穴になっていました。キャッチアップ展開でランが減ったことは幸いでした。


まとめ
   シーズン通してCBとLBの弱さを補ってきたLARでしたが、全ユニットがハイレベルなGB相手では隠しきれなかったです。特にDLだけでランを止めれないと、ずるずるとやられるのは課題ですね。LARはCB, LB, LTは補強ポイントになるでしょう。
   GBはOLが勝ったことでランを多用して戦うことが出来ました。近年はRodgers依存で負ける展開も多かっただけに、そうなっていない今年は期待できますね。守備はLBが弱いので、そこをいかに隠せるかが大事でしょう。
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