K猫のDENファン日記

NFLデンバーブロンコスのファンブログです! その他にもドラフトやFA、プレイ解説も行っています!

2019年09月


・ハーフタイムにジャージでも交換したのだろうか?そう思うほど差のある前後半でした。そして最後。弱いですね…内容がどうであれ勝たなくてはいけなかった…


出だしは上々
 ランも出し、RBへのショートパスなどでミスマッチをつき、TE Noah FantはスピードをいかしたTEスクリーンで初TDを決めました。最後の余計なINTを除けば満点に近い出来でした
 守備側もランを止め、Minshewにプレッシャーをかけて乱し、パス失敗に追い込みました。6失点でこの流れなら勝てる!という状況だったのですが…

後半はラン守備崩壊、Minshew逃げるの上手すぎ
 後半だけで200ヤードとか走られたわけで、なんでや!?何があればそんなことになるのか…確かにタックルミスは散見されたんですけども、それだけでは説明できないものがあります。後日見返したら記事にしたいと思います
 そしてMinshewは逃げるの上手いですね。カレッジだとスクランブル初めてたのですが…あれだけ、粘られるとカバーは厳しいです。そこが最大の誤算です

不可解なラッフィングザパサー
 今年もQBに怪我人が出ているので厳しく取り締まりたいのはわかる。だが、あれを取られてはパスラッシャーは非常に厳しいです。これはこの試合だけでなく、各地の判定にも同じことを思います。もちろん対戦相手に出た厳しい判定も同様です
 NFL審判部は今一度ケースごとに確認して基準をしっかりして欲しいです。厳しくていいから理不尽な判定はやめてほしいです…


まとめ
 負けたのはブロンコスが弱いからです。その原因の多くは後半の入りの悪さかと思います。レベルの均衡した相手に気を引き締めることなく、惰性のように後半入ってしまったのが原因ではないでしょうか。淡白なオフェンス、局面で激しさが足りず、詰めの甘いディフェンス。そういった部分が勝ちと負けの差だと思います。
 Von Millerの通算100サック、全体で5サックなど良い兆候が見られただけに残念です。1試合通してやり切る力、それが成されたら勝てるようになってくるのではないでしょうか。タフな9月になりました。10月以降は明るく月曜日の朝を過ごせるようになりたいものです
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・CB Bryce Callahanがあと1ヶ月くらい出れないことになりそうです。FAで取ったのにこれは辛いです…

・ハムストリングを痛めたS Kareem Jacksonも欠場濃厚。SSは先発にWill Parks、ニッケルにCB Duke Dawsonが入りそうです。CBの先発はChris HarrisとDe'Vonte Bausbyになるか


JAX@DEN プレビュー
 3連敗のDENと1-2のJAXの対決です。JAXは先週、先発になったGurdner Minshewの活躍で初勝利と乗っています。えっぐいパスラッシュも戻ってきていますし強敵ですね。ホーム戦ですし4連敗は避けたいところ


DEN攻撃のやりたいこと
1、ターンオーバーをしない
2、ペナルティーを減らす
3、ランを出す
 ここまでの3試合は内容こそ期待がもてるものの、反則とターンオーバーによって自滅しています。まずはこの2つを減らす、無くすことで相手を助けることを辞めたいです。JAXは強力なDL陣によるパスラッシュが強烈です。ホールディングやサックなどで流れを失わないようにしたいです
 そして大事になるのはラン攻撃です。JAXの強力DLにJalen RamseyA.J.Bouyeの両CBを相手にパスを通すのは難しいミッションです。JAXはランで平均110ヤード喪失していますので、しっかりランを出したいです。そこにショートパスと時折ロングパスを織り混ぜていけたらいいです


DEN守備のやりたいこと
1、ランを止めること
2、Minshewを混乱させること
3、ターンオーバー、サックを奪う
 JAXにはLeonard Fournettという優秀なRBがいますが、ここまでラン攻撃が振るわない展開が続いています。GB戦で見せたようにランをまずは止めてパスにコミットしたいです
 先発Minshewは肩が強いわけでも、特別ボールタッチが良いわけでもないですが、判断の速さとパス精度が高く、無理しないことで試合を組み立てています。パス成功率70%は多くのWRを並べて投げ分けるエアレイド系をやってきた彼にとって慣れ親しんだものです。まずは早いカバーでこのターゲットを潰し、Minshewを迷わせる必要があります
 一番欲しいのはターンオーバーとサックです。ここまで消されているVon MillerBradley Chubbが仕事する姿を見たいです。そしてターンオーバー、サックなしという不名誉な記録も終わらせたいです


まとめ
 ODともにアジャストが求められる試合です。オフェンスは機能不全なパスコースのコールを減らして、サックや反則をしない。ディフェンスはMinshewを混乱させてミスを誘発すること。そしてミスを減らして自滅しないこと。
 タレントレベルでは負けていないので頑張って欲しいです

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・今回ピックアップする試合はBAL@KCの新時代QB対決です。昨年MVPを受賞した勢いのまま突っ走るMahomesと、今年アンストッパブルな活躍を見せているJacksonのプレイを中心に見ていきます
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Patrick Mahomesの特徴
 Mahomes最大の特徴は強肩と、それを活かしたロングスローにあります。このスローは彼の体幹の強さもあって、フィールドの逆側だろうと気を抜けないほど良いボールを配球します。ここまで簡単にロングボムを投じれる選手は他にいないです
 KCオフェンスはそこに、カレッジスタイルをミックスした幅の広い、多数の選択肢ぶつけられることで守備の混乱を誘います

Lamer Jacksonの特徴
 昨年は先発に昇格してから連勝でチームをPOに導き、ここまでパス能力の成長を見せているJackson最大の特徴はモビリティーです。カレッジでも無双したランニング技術はNFLでも健在であり、容易に走らなくなったことで守備側にとってその脅威はより拡大しました。
 BALは選手を横に動かすことで人数のミスマッチをつくり、ランとショートパスを基軸に攻めます。RBのラン、QBのラン、パスを常に相手に警戒させるオフェンスです


ポイント1、BALのアドバンテージ
 この試合BALはランオフェンスで常にイニシアチブを握っていました。OLがKCのDLを押し続け、LBまでピックすることで常に5ヤード期待できる状況でした。もう少しランでゴリ押しても良かったのでは?そう思うくらいにはKC側にとって頭の痛い問題でした

ポイント2、KCのアドバンテージ
 KCはランがシャットアウトされる前半でしたが、それでもTDまで持っていけたのはTE Travis Kelceの存在によるところが多いです。彼がミドルでオープンになったことで3rd&10を更新できる可能性が常にありました。Mahomesのパスのタイミングもかなりよく、ゾーン守備で反応してから対応するには厳しいプレイが多かったです

ポイント3、KC守備の狙い
 ランは出ていたものの、もう一つのBALオフェンスの軸であるショートパスをKC守備は狙いました。これはJacksonが経験の浅いQBであり、プレッシャーの捌き方やオープンを見つける能力の低さを逆手にとったものでした
 これは成功し、サックであったり、パスカットであったり、インコンプリートになるプレイが多かったです。アンダーゾーンのTEをオープンにする場面は目につきましたが、後半はそれすら止まる様になりました
 この結果、Jacksonは苦手なタイトカバーされているミドルやロングに投げざるを得なくなりました。彼のパス精度はレシーバーがオープンになることに支えられていたのです

ポイント4、KCによるBAL守備攻略
 BALはアグレッシブな守備陣があり、特に前がかりなプレイを得意としています。その結果KCのランをほとんど封じ込めることに成功しました。
 それに対してKC側はランのかわりにRBへのスイングパスで対抗します。早い決め打ちのパスにより、強力なBALのフロントを無視してDBとのマッチアップを作り出しました。これがかなり厄介であり、BALのILBは外の警戒を、DBは前への警戒を必要とさせられました
 中へのランと同じタイミングで外のプレイを使ってくるのは流石KCです


まとめ
 BALの2pt連続失敗は結果論であり、全てキックでも負けていたことを考えれば大きな問題だとは思いません。前半のギャンブル失敗の方が痛かったです。ゲームプランは悪くなかったですが、Jacksonの経験の浅さ、拙さが出てしまいました。
 KCはMahomesに時間とスペースを与えると危険というのがわかります。あとKelceがNEにおけるグロンクロールを体現しており、逆に彼を封じ込めることが出来ればKC守備は苦しむだろうと思いました。難しいミッションですが、KCの試合ではここに対するアプローチが重要になりそうです
 この試合はQBの差が大きかったと思います。決定力の高いMahomesと、出来ることの少ないJacksonの差でもあります。それでも競った試合になったのはJacksonのラン能力の高さによる部分も大きいと思います。今後よりパス精度が上がればリーグを代表するQBになれると思います。今はまだKaepernickくらいでしょう
 
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