全体9位 BUFの場合
長い長い冬の時代に終止符を打った一昨年から一転して、昨年はルーキーに多くを託した我慢の年になりました。
オフには長年チームを牽引したDT Kyle Williamsが引退し、QB Josh Allen&LB Tremaine Edmundsを中心としたチームへの移行が進みそうです。そんなBUFはトレードでAB獲得に動き、FAではC Mitch Morseを釣り上げるなど積極的な動きが見られました。
ビルズのニーズ
DT, DE, OT, TE
4-3を基本パッケージとするチームなのでDLの質は大事です。特にパスラッシュの要になるDEにはクオリティーのあるプレイヤーが欲しいですね。DTはDEより劣るものの層の厚さから補強したいです
最大の課題はOTで、先発として心もとない選手しかいません。Josh Allenはポケットワークが良いとはいえ、ボールを持つ時間が長い選手なのでOTのクオリティーは上げたいです
それを踏まえてプロスペクト予想
OT Jonah Williams(Alabama)
ランを軸としたオフェンスをするなら最適な選手です。プロスタイル経験者かつ左右のOTで先発してきたと1年目から使うポジションに困ることはありません。パスプロに課題があるので、そこを大きく不安視しなければ候補になります
OT Andre Dillard(Washington State)
パスプロを重視するならこちら。エアレイド系のLTというパスプロを重点的に叩き込まれた選手です。スタンツやクロスにも強くAllenのブラインドサイドを守れるポテンシャルがあります
ランブロックは単純なものしか経験がないので、そこら辺でアジャストが上手くいかはわかりません
TE T.J.Hockenson(Iowa)
なんかNEがRob Gronkowskiが引退したことで欲しいという話を聞きますが、たぶんこの人トップ15で消えるので1巡2つ出さなきゃ届かないと思いますよ
TEもTaylor Kraftはいますが平凡な選手なのでターゲットとしては弱いです。Hockensonはブロックのアングルにこそ問題はありますが、守備を捕まえてからの強さ、ルートランの上手い選手です。Allenにとっても頼れる選手になれるでしょう
その他の候補を考える
DTはトップ3 (Quinnen, Oliver, Wilkins)がいなければ1巡9位は高いです。Jeffrey Simmons(2月にACL断裂)やDerrick Brown(オーバーン大に残留)がいれば9位でもあり得たと思います。2日目指名になるかと思います
DEはClelin Ferrellではないと思っていて、理由としては数年前のドラ1Shaq Lawsonが同じ大学の同じポジションだったからです。クレムソン大学のDLは与えられた役割が少なく、スキルが未熟な選手が多いのでパスラッシャーが欲しいなら適していません。
DEかDTのトップ3 (DEならBosa, Allen, Sweatまで)が残らなければ指名の線はぐっと下がると思います
結論
BUF Bills select Jonah Williams
まとめ
今年のBUFはランブロック重視なのでDillard<Jonahでした。迷ったのはHockensonで、彼をどの程度に評価するかに苦しみました。結局O.J.Howard (直近だと最も完成されたTE)が19位だったのでTEのバリュー考えて9位ステイで指名するのは辞めました。トレードダウンしたら本命でしょうか
Jonahは賛否両論あると思います。ただまぁQB指名で上位からDLが落ちて来なければ、OLは割と早く売れていきそうなドラフトになりそうなのでこの位置にしました。LTは大事ですし