K猫のDENファン日記

NFLデンバーブロンコスのファンブログです! その他にもドラフトやFA、プレイ解説も行っています!

2018年03月


・ドラ1候補を紹介していくこのコーナー。今回はWRとTEになります。今年は去年のような突き抜けたプロスペクトがおらず、数が少ないので纏めて紹介します。

・キャッチルールがオーナー会議で正式に承認されました。詳しいことはhttp://blog.livedoor.jp/kchalrotto1/archives/75439943.htmlこのリンクからご参照ください。明確化されたので、良い改正だったと思っています。

・ターゲティングのルールも改正されたようです。こちらは昨年から適用される例を見ていないので、どこまで効果があるか注目したいです。


WR・TEプロスペクト
   元から育つのに時間のかかるTEは層が薄いです。WRは上位レベルが小粒で、中巡くらいの欠点もあるけどポテンシャルの高い選手が多い印象です。1巡候補は4人だと思います。

Calvin Ridley(Alabama)
   Amari Cooper卒業後のAlabamaでFr(1年生)からエースとして活躍してきました。素晴らしいインパクトを残してきた選手で、今年はO.J.Howard卒業もあってターゲットが集中しました
   クイックネスを持つ素晴らしいルートランナー。細かいステップとバーストでCBを剥がしてキャッチする隙間を作る。外も中もセットできる器用さがある。トップCBとのマッチアップに勝利してきた
   ディープのターゲットとしては計算できない。フィジカルが弱く、ブロックに課題がある。オールドルーキー。エースになれるほどのインパクトはない
   中WRの方が活躍できると思いますが、外WRでも計算できますね。ショートやミドルでドライブを進めるキャッチを積み重ねるタイプです。ポゼッションタイプのWRとしては今ドラフト屈指の選手です。
似たタイプ   直線の速いJarvis Landry


Courtland Sutton(SMU)
   今年のバックショルダー枠WRです。とりあえずぶん投げる相手としては最適か
   フィジカルが強く、競合いに強い。このサイズにしてはスピードやクイックネスが高い。ルートランが上手く、RACに強い
   カレッジでは限定的なコースしか走っていない。補給範囲は決して広くない
   役割の限定的な大型WR。QBの影響もあったが、カレッジで無双した訳ではないですね。ただし、サイズとスピードのバランスは歴代でもトップクラスなので今後に期待できます。
似たタイプ  Kelvin Benjamin

D.J.Moore(Maryland)
   チームの方針が戦術ムーアだった。FBS中堅レベルでは戦術級WR。トップレベルでも充分活躍できるポテンシャルの持ち主
   サイズがあり、運動能力も総合的に優れている。カレッジではチームの中核として大車輪の活躍だった。投げておけば捕ってくれるタイプ
   ホームランバッターではない。複雑なルートランは走っていない。意外と競合いには強くない
   NFLでエースになれる素質はある。もっとコンスタントな活躍が求められるかもしれない。飛び抜けていないが、何でも出来るタイプ。この万能性は欲しいチーム多そう
似たタイプの選手  Stefon Diggs


TE Mike Gesicki(Penn State)  
   コンバインで評価を爆上げして、TEトップかつドラ1候補にまで飛び込んできました
   コンバインでトップ級の成績を残した。数値が軒並みWRとほぼ同じか上。ランブロで計算できる。中央での堅実なターゲットになる
   カレッジではあくまでサブウェポン。ハンドに疑問があり、タイトなパスを落球する。レシーバーとしては平凡だった
   PSUがBarkleyという強烈な個を生かすチームだったため、派手な成績ではないですが、将来性の高さが凄いですね。最近のTEにしては珍しくランブロックがしっかりしている方
似たタイプ   Zach Ertz

まとめ
   WRは中巡で豊富ですが、TEは不作です。上位もトップ10級のドミネイトしていた選手はいないですね。エースよりも、2番手やスロットが出来る選手を探すのが良いと思います。
   この4人に関してはRidley以外が2巡になっても不思議ではないです。まだニーズの把握が終わっていないので確かなことは言えませんが…
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・Elway曰く5位はワイドオープン。誰を指名するかも不明、そもそも5位にいるかも不明。Josephはインパクトプレイヤーが欲しいそうです。どっちも難しいこと言ってる

・RB Rashaad Pennyをチーム施設訪問させるようです。キャッチの得意なソリッドなRBで、スルスルと抜けるタイプですね。3巡でオンターゲットですかね

・WASからSu'a Cravensをトレードで獲得。4、5巡のスワップ(交換)と5巡でのトレードとなりました。元2巡でTEカバーに優れる選手です。DENではSSとニッケルILBになります。昨年までのNelson、Carterからアップグレードとなりました。


RBプロスペクト
   Barkley含めて4人が2巡上位予想で、即先発可能と見られています。その後ろでもカレッジでインパクトを残した選手が何人かいます。今回はトップ4のご紹介です

Saquon Barkley(Penn State)
   大本命不在の今年のドラフトで全体1位まで噂されたグレートRB。Frから1000ヤードを走っていたが、So、Jrのここ2シーズンは格の違いを見せつけてきた。
   屈強な下半身と、鍛えられた分厚い体でフィジカルな走りをする。この体重 (233lbs)というサイズにも関わらず、エッジを回る爆発力とスピードはRBでもトップクラスにある。強烈な体幹でタックルを振り払い、ビッグゲインを生み出す。パスキャッチに優れ、ダウンフィールドでLBに悪夢を見せることが出来る。
   急制動に体が付いてこなく転ぶことが良くある。体に負担を強いる走り方で、怪我の心配が多い。主にショットガン体型でプレイしてきた
   ちょっと例を見ない鬼のフィジカルを持っている。怖いのは怪我だけで、それさえ無ければリーグ有数の活躍が期待される。カレッジで外ランが多かったのは、中ランと比較してホームランになる確率が高かったからで、中ランが不得意な訳ではない。トップ5濃厚


Nick Chubb(Georgia)
   DE Bradley Chubbとは従兄弟同士。FrシーズンにTodd Gurley(現LAR)を超える走りを見せ、衝撃を与えた。当時のGurleyの評価が低かったのは彼の影響が大きかったです。
   分厚い肉体と、高い瞬発力で弾丸のようなランを繰り出す。タックル1発ではほぼ倒れず、後ろにひっくり返されることは少ない。独走TDは少ないが、ビッグゲインを良く引き起こす。ホールに対してカットバックでアタックし、守備の薄い部分を狙える。
   過去に膝の大怪我をした。スピードは平均的で、レシーバーとしても平凡。エッジを回る爆発力には欠ける。
   非常にクレバーな走りをする選手で、細かいステップを踏みながら上手くブロッカーを使います。NFLで先発するだけの準備が出来ており、スキームを問わない万能性があります。1巡で指名されてもおかしくない選手です。


Derius Guice(LSU)
   Fournetteの代役として、遜色ない活躍を見せました。LSUらしい中ランに強い選手です。
   ブロックの完成を待ってホールにアタックし、ビッグゲインを生み出す。コンタクトの姿勢がしっかりとしており、タックルを外す能力に長けている。
   身体能力は平均的。パスプロはもっと安定感が必要。怪我のため今年は不調で、耐久力に疑問がある。Fournetteほどの爆発力はない
   アスリートとしては並だが、全てが揃っているRBでパスキャッチでも活躍出来るだろう。頭抜けたエースには成れないだろうが、ローテーションのエース格としてチームのキーを握る選手にはなるでしょう。


Sony Michel(Georgia)
   Chubbと破壊力抜群のタンデムを形成し、高いインパクトを残しました。このデュオは補完性が高く、理想的なコンビでした。
   高いクイックネスと、エッジを回るバースト力がある。タックルに耐える下半身の強さと、守備を混乱させるカットバックがある。抜ければビッグゲインを起こし、後ろからは滅多に追いつかれない。レシーバーとしても脅威になる
   ボールセキュリティーが甘く、ファンブルが多い。スピードは平均的。
   ファンブル癖は気になるが、総合力の高いRBですね。フィジカルとクイックネスを高いレベルで共存している選手で、耐久力にも定評があります。将来はプロボウラーになるだけのポテンシャルがあります。


まとめ
   Barkleyが別格すぎて見劣りしますが、Chubbも例年なら1巡クラスのタレントです。それにMichelが続くかな?という印象です。Guiceは突き抜けたものがないので1段劣るかもしれませんが、総合力の高いランナーですね。この4人が2巡までには指名されると思います。
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・ドラフトまであと1ヶ月と少し。ぼちぼちプロスペクト紹介をしていきたいと思います。いつも通り最初はQB編です。とりあえずドラ1候補からです。スリーパー等々はその後にします


QB1巡候補
   皆さん知っての通り5人います。それぞれ不安材料はありますが、違った魅力のある選手たちです。

Josh Rosen(UCLA)
   アンダーゾーンの守備をチェックして、早いタイミングでパスを投げれる。スローイングのメカニズムが出来ており、安定したパスを投げる。ディープボールでINTされない術を知っている。プロタイプを経験していて、パサーとしての意識が強い
   LBのカバーをもっと覚える必要がある。終盤のビハインドで無理をしてターンオーバーをすることが多い。線が細く、怪我のリスクがある。リーダーシップに疑問がある。
   投げ方はPeyton Manningに似ています。プレイスタイルもどことなく似ていますね。しかしPeytonほどの完璧主義者かどうかはわかりませんし、そこがプロで成功するための最大のポイントだとも思います。総じてレベルが高く、今年No.1QBだと思います。
似たタイプ   線の細いPeyton Manning


Sam Darnold(USC)
   屈強な肉体と、モビリティーがある。ランニングスローが素晴らしく、ミドルパスでの落とし所はNFLでもトップレベルにある。メンタルが強く、接戦を制してきた。ポケットを出てからもプレイを決める能力が高い
   Sのカバーを理解しておらずINTされる。サイドライン際へのパスに確実性がない。ターンオーバーが多く、ボールセキュリティが甘い。スローイングが自己流で、シェイプアップする必要がある。パスラッシュに対して弱い
   かなり荒削りな選手ですが、試合では結果を残してきました。 洗練されてミスが減れば、良いQBになれると思います。それまではBlake Bortlesのような浮き沈みの激しいシーズンになるかもしれません。ポテンシャルはあります
似たタイプ  Blake Bortles


Josh Allen
   理想的なサイズと桁違いの強肩がある。歩幅が大きく、モビリティーが高い。指導によってメカニズムが洗練され始め、パスの精度が高くなった。ポテンシャルの高さに夢しかない
   実戦での結果に乏しく、パス成功率の低さは大きな疑問がある。対戦相手のレベルが低く、NFLに適応するまで時間がかかる。第1ターゲットに固執して判断の遅い時がある
   全てのコーチが指導してみたくなる素材の塊。ただし原石すぎるので磨き上がるまで待てるかは不明。シニアボウルからパサーとして良くなってきているが、簡単なパスをミスしたりと良くわからない部分も多い。上手く成長できればCarson Wentzになれる。
似たタイプ   Carson Wentz


Baker Mayfield(Oklahoma)
   闘争心の強いリーダーで、ウォークオンから叩き上げのハードワーカー。批判をフィールドの結果で黙らせてきた実績がある。年々ポケットパサーとして洗練されてきたが、走ることも出来る。パス成功率がかなり高く、タイトウインドウでも果敢に投げ込む
   熱情が行き過ぎて問題を起こすことがあった。フィールドでの判断は遅い。強いOLの元でプレイしてきた。プロタイプ未経験であり、最初は苦戦するだろう。身長の低さよりも手の小ささが懸念材料。
   素晴らしいリーダー。パサーとしても成長していて、1巡候補に上り詰めた。判断力、ステップワークを磨く必要があります。無秩序だったManzielよりは良いパサーです。
似たタイプ   Philip Rivers


Lamer Jackson(Louisville)
   驚異的なアスリート。パサーだけでなくランナーとしても守備を混乱させることが出来る。オプション攻撃で最大の威力を発揮し、そうなった場合止めることは至難の技。パサーとしての意識が1年で高くなった
   スクランブルへの切り替えが早い。単純なパスしか投げてこなかった。肩は平凡で、メカニズムも悪い。QBとしてはフィジカルが弱すぎる。大学時代にすでに対策されてきた
   デュアルスレットというよりは、オプションQBという印象が強いです。RG3やKaeparnickのように彼にシステムを合わせる必要があります。爆発力は凄いですが、長期的に見ると疑問符がつきます
似たタイプ   Colin Kaeparnick


まとめ
   Rosenが頭抜けていて、残り3人は一長一短。JacksonはそもそもQBとしてカウントされてるのか?という感じです
   トップ10にQBニーズがひしめいているので評価されている部分もあります。フランチャイズQBが欲しいなら指名するしかないですけどね
   ドラフト当日になっても、QB狙いのトレードは起こりそうです。
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