K猫のDENファン日記

NFLデンバーブロンコスのファンブログです! その他にもドラフトやFA、プレイ解説も行っています!

NFLのデンバー・ブロンコスに関するブログ
リーグ全体の怪我人、選手情報、契約情報なども書いていきます^ ^
タイトルの画像はポテトバサーさん(@potatobasser)さんの作品です


・数日投稿が遅れてごめんなさい。また再開します


チーム分析  
   23年はQB Justin Fieldsを先発に据えましたが、結果の伴わないシーズンとなりました。FieldsはLamar Jacksonクラスの走れるQBなことを証明しましたが、明らかに低いパス成功率と、接戦での勝負弱さが課題として残りました。全体1位ではQBを狙うのでは?という憶測もありましたが、結果はCARとのトレードとなりました。
   FAではリーグトップのサラリーキャップ余剰を活かして、積極的な動きを見せました。しかし、高騰が止まらないDTやOL、層の薄かったDEなどのポジションには手を出さず、堅実な補強路線でしたね。FAで一気に補強することは、派手でかつ即効性がある手段です。しかし、数年後に主力がごっそりFAで抜ける弊害もあるため、CHIはドラフトを中心にチームの組み立てを狙っていると推測しています。


Bearsの指名予想
   とりあえずQBはFieldsで行くことが決まっています。そしてWRにD.J.Mooreを加えたことで、9位を使っての指名はほぼなくなりました。またFAで2枚抜きをしたLBを指名する線も薄れました。指名候補から考察をしても良いのですが、今年の上位は難しいと再三言ってきたので、ニーズの方から考えたいと思います。
   全体9位で指名したい選手は、各ポジションのプレミアムな選手or プレミアムポジションの選手になります。プレミアムポジションとは、QB, WR, LT, CB, Edgeですね。このうちQB, WRは上述の通り考えません。そうなると、LT, CB, Edgeかプレミアムな選手になります。プレミアムな選手には、DT Jalen Carterがいますが、今のCHIが素行リスクを取るとは考えにくいため、こちらは外します。
   ではLT, CB, Edgeでは優先度はどうなるでしょうか?いちばん低いのはCBですね。昨年のドラ2でKyler Gordonを指名し、エースCBにJaylon Johnsonがいます。大型のCBを好む傾向が見て取れますね。今年のCBは2巡でも良い選手を狙えるので、ニーズは下がるでしょう。そうなるとLTかEdgeですね。LTではParis Johnson Jr(Ohio State)かPeter Skoronski(Northwestern)がいます。Skoronskiはサイズ不安からストックを落としているため、指名があるならParis Johnsonでしょう。
   Edgeは1人候補を挙げたい選手がいます。Nolan Smithです。コンバインで脅威的な記録を出した選手であり、UGAで最も優れたEdgeラッシャーでした。以前にもCHIはLeonard Floydというサイズと身体能力の優れたEdgeを上位指名しています。Edgeの重要性を考えれば、サプライズ指名があるかもしれません。


9th Pick, Paris Johnson Jr, OT, Ohio State
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まとめ
   それでもNolan Smithトップ10指名の可能性は低そうです。そういうレベルの評価であれば、この時期のモックで上位にちらほら名前が出てきますからね。ただCHIは割とびっくりピックをする傾向のあるチームでもあるので、当日まで油断はできません。


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・今年の5~10位のモック結構難しいです。


チーム分析
   長年のフランチャイズQB Matt Ryanをトレードに出しました。Julio Jonesに続くチームの顔が去ったことで、明らかに再建の道に入りました。しかし、先発QBがMarcus Mariotaだったにも関わらず、前半戦は得点を取れていました。HC Arthur Smithが得意とするオフェンスが上手く機能していました。来シーズンはDesmond Ridderを先発にしていくそうです。
   オフシーズンは膨大なサラリーキャップを上手く使った印象です。派手なFAを連発するのではなく、堅実に欲しいポジションを埋めていました。それでもFAの注目選手であり、チームの泣き所だったFSにJessie Batesを迎えるなど着実に戦力強化をしています。


Falconsの指名予想
   ATLの過去のドラフトを見ていくと、2020年のA.J.Terrellを除くとずっと上位指名をオフェンス側に使っています。トップ10指名権のあった直近2年もTE Kyle Pitts, WR Drake Londonでしたので、今年は守備に使いたいですね。
   ATL守備最大の弱点はパスラッシュです。昨年はチーム全体で23サックしか出来ませんでした。パスカバーも確かに弱かったのですが、パスラッシュも弱すぎました。ここの解決が喫緊の課題ではないでしょうか?
   ドラフト候補で見ていくとDE Myles Murphyが人気でしょうか。Lucas Van Nessの名前を挙げている人もいますが、LVNは5テクDE/3テクDTだと考えているので、今回は候補から外れます。またDT Jalen Carterは再建するチームが取って良いリスクの許容範囲を超えているため、外しました。
  今年は比較的に層の厚いCBはどうなんだ?という話もあります。しかし、Christian Gonzalezの次はパスカバーに難のあるKelee RingoかDevon Witherspoonです。彼らがトップ10はさすがに過大評価です。


8th Pick, Myles Murphy, DE, Clemson
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まとめ
   先に告白すると、この指名は外れる気がします。全く自信がありません。僕自身があまりMyles Murphyを信用していないのもあります。しかしそれでも、彼のサイズとパワーはDEとして魅力的ですし、化ければCam Jordanのように長く活躍できる選手になるかもしれません。今年の上位はポテンシャルタイプが多いため、ある程度の欠点には目を瞑って指名する必要があると考えています。長所、チームニーズ、好みのバランスで指名するしかありません。
   昨日のLVのエントリーでも書きましたが、ATLも指名が難しいチームです。恐らく下げずに指名するでしょうが、誰を指名するのかはギリギリまで分からないと思います。


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・ある意味での序盤の山場


チーム分析
   Jon Grudenの電撃辞任があったもののPOに進出した2021年は、今後のLVの上昇を予感させるものでした。迎えた2022年はHCにJosh McDanielsを迎え、WR Davante Adamsをトレードで獲得するなど、積極的な動きを見せました。しかし、蓋を開ければ守備がボロボロで勝てずじまいでした。
   オフェンスは機能していました。RB Josh Jacobsはリーディングラッシャーですし、WR Adamsもオールプロです。しかし、もう失点がとにかく多く、20失点以下の試合がシーズンを通してほぼないのは問題でした。


Raidersの指名予想
   個人的には3巡まで全員守備で良くね?と思っています。そのくらいやばいです。同時によく噂される7位でのQB指名の見解も述べていきます。
   LVの守備がやばいのは前述の通りです。そして、今年のプロスペクトを見ていく中で候補にあがりそうな選手は、DE Myles Murphy, DT Bryan Bresee, DT Lucas Van Ness, CB Christian Gonzalezになります。全員7位で指名するには、見過ごしがたい欠点がありますが、何とか順位をつけて1人を選びたいと思います。
   まず外れるのがDT Bryan Breseeです。この選手、初速は確かに素晴らしいのですが初速だけなんですよね。捕まってから抜ける動きは対して強くないので7位では早すぎる選手です。LVNの方が伸びしろは感じますが、あくまで伸びしろです。DTというポジション自体が全体に与える影響の小ささを考慮すると、Van Nessも7位の候補からは外したいです。
   DE Myles Murphyは理想的なサイズと、高い運動能力が魅力です。しかし、彼は自身のパワーを正しくプレイに反映できておらず、またスナップ数に対してパスラッシュはかかっていません。同時に、クレムソン大学のDEという割と信頼のあるバスト印なのが良くないですね。Clelin Ferrell, Kevin Dott, Shaq Lawson。全員悪かったです。
   そうなると7位の有力候補としてCB Christian Gonzalezを推薦したいです。LVは近年エースCBを探していて、ドラフトやFAで様々な選手を試してきました。Gonzalezはスピードとテクニックを兼ね揃えた選手ですので、エースになれるポテンシャルが高い選手です。僕が重要視するバースト(クロージングスピード)能力も高いため、NFLで成功できる確率も高いです。


7th Pick, Christian Gonzalez, DB, Oregon
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まとめ
   7位はトレードダウンでも良いです。1日1モックはトレードを考慮しないので、ステイでCB指名としました。QB4人+DE2人が売れての7位は美味しくないですね。
   当初はDT Jalen Carterを予想していましたが、あまりにも素行不安があること、プロデイでの問題を見てやめました。7位でいくにはリスクがありすぎる選手です。
   とにかくLVは守備選手をドラフト指名して、守備陣の立て直しをしたい年です。


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チーム分析
   昨年は前半は負けるに負けましたが、後半は怒涛の連勝をするなど、終わってみればPOまであと一歩の9-8でした。前年がリーグワースト2位でしたから、一気にポジションが良くなりました。
   目を引くのがオフェンスでした。強いOLがいたとはいえ、多彩な若いスキル陣を活かして得点を重ねました。守備も序盤は本当に酷かったですが、FS Kirby Josephなどの台頭もあり、後半は失点が激減しました。
   勝ち越ししたにも関わらず6位があるのはSEAと似ていますね。ここ数年はドラフトが上手くいっているので、今年も継続をして久々のPO進出に繋げたいです。


Lionsの指名予想
   Jared Goffに変わるフランチャイズQB獲得の可能性はありましたが、あまりそのような素振りは見せていませんね。恐らく今年の上位指名を使うことはないと予想します。他のオフェンスポジションですが、強いていうならTEですが6位に見合う選手はいないので2巡以降になると思います。今年のTEクラスは層が厚いと評判なので、2~3巡まで待てます。
   そうなるとディフェンス側がトップピックになる可能性が高いです。最大のニーズであったCBには、Cam Sutton, Emmanuel Mosleyを加えました。それでも、Jeff Okudahはエースとして充分な活躍ではありません。以前としてCB指名は考慮されるでしょう。そうなると6位ではDLの可能性が高まりますね。4-3守備はDLの質が高いほど強力になります。昨年Hutchinsonをとったことに満足せず、DEかDTを加えたいです。
   ではDTかDEどちらでしょうか?DT Jalen Carterの予想が多かったですが、プロデイでも全く振るわずリスクが更に上がりました。こちらはスルーすると予想します。その場合のDTはLucas Van NessやBryan Breseeですが、トップ10で指名されるほど抜けた実力者ではありません。やはりDEの方が可能性を感じますね。


6th Pick, Tyree Wilson, DE, Txas Tech
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まとめ
   昨日に触れたように、Tyree Wilsonはポテンシャル枠であり、成功するかはわかりません。ただ、身体能力の高さは本物であり、賭ける価値はあるでしょう。どこまでやれるのかわかりませんが、DETのように周りのDLも強い環境があれば、Wilsonの強みであるスピードも発揮される可能性があります。
   正直に言えば、今年の6位は難しいです。前のIND, SEAとDETのニーズが被っていること、ポテンシャル枠が多く、カレッジでの実績が充分な選手が少ないことが理由です。同時にトレード相手を見つけるのも難しいポジションになります。そのような状況でDETがどのように立ち回り、誰を指名するのかに注目です。


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・今回長いです


チーム分析
   攻守の象徴であったRussell Wilsonをトレードし、Bobby Wagnerをカットしたことで新しい時代に向かいました。それに伴い大きく負け越す予想が多かったのですが、蓋を開ければ2桁勝ってPOに出ました。なんと言ってもGeno Smithの覚醒が驚きでしたね。そのSmithはオフシーズンに3年105Mの契約をゲット。最短で1年でカットされる、チームフレンドリーな契約です。
   FAではDT Dre'Mont Jonesを3年51Mで獲得しました。前年DENからトレードで加入したDT Shelby Harrisと入れ替えのような形になります。トレードの時の人選ミスのような形になってしまいました。それでも、守備が強くなれば充分ですね。CB Tariq Woolenに続くスター選手が欲しいところです。


Seahawks指名予想
   5位は2択だと考えています。QBかDEかです。QB指名の根拠はGeno Smithの契約にあります。以前の記事でGenoは3年でカット可能な4年契約を締結すると予想しました。しかし、実際には1年でカット可能な3年契約でした。デッドマネーを考慮しても2年経てばカット可能な契約になっていて、SEAは早期にQBの世代交代を完了させる腹積もりが見てとれます。
   一方でDEは簡単ですね。ここ数年、個の力で打開できるEdgeラッシャーに非常に困っているのがSEAです。昨年獲得したUchenna Nwosuは良い選手ですが、エースと呼ぶには役不足です。安定して2桁サックを記録できるDEが欲しいです。
   候補に挙がる選手も2択だと思っています。QB Anthony RichardsonかDE Tyree Wilsonです。多くのSEAファン、そして識者はTyree Wilson指名と言うでしょう。しかし、あえて言いたいAR-15指名しようぜ。これにはちゃんとした合理的な理由が複数あります。それを聞いた上で納得できないならば、反論してください。
    まずAR-15は今年のプロスペクトどころか、直近10年でもトップレベルの身体能力とサイズをもったQBです。Cam NewtonがRG3並のスピードで走ってきて、肩の強さはJosh Allen。だいたいのスペックは想像できますか?ぶっ壊れです。
   とはいえ、カタログスペックだけで決まらないのがアメフトです。Richardsonにも大きな欠点があります。それはパス精度です。シーズン通して53.1%は余りにも低い。この時点でQB失格と看做すことも可能でしょう。しかし、このパス精度改善の可能性があるとなったらどうでしょうか?ペーパードライバーが乗ったF1マシンが、シューマッハやハミルトンが乗ったF1マシンに早変わりです。ということで、改善の可能性を感じる根拠を示していきます。

1、フロリダ大学のWRがバターハンドすぎた
2、シーズンを経るごとに惜しいパスが増えた
3、コンバインでメカニズムの成長が見られた
   
   まず1ですが、今年のフロリダ大学のWRまじで下手くそでした。唯一まともなのはWR Rickey Pearsellだけです。あとはイージーなドロップを連発していました。ドロップ率が10%を超えていたなんて話もあります。Richardsonの異常に低いパス成功率は、バターハンド(グローブにバターを塗ったかのように落球するWRのこと)の貢献もあったでしょう。2つ目は、試合を通して序盤4試合くらいはノーコンだったRichardsonのパスも、段々と取れそうな範囲に投げれるようになっていました。特にショートパスの成功率は100%に近づいていました。ミドルもまぁまぁ良くなりましたね。それまではINTかincompleteでしたので。そういう意味でも、成長はしていました。そして3つ目も2つ目と同様ですね。コンバインでかなりメカニズムが良くなっていました。元よりRichardsonは体が開くことで手投げになり、コントロールが定まらない選手でした。それが肩の開きを抑えて投げれるように改善しました。苦手であったアウトサイドのパスやロングパスも精度が増していましたね。特にロングパスは落とし所がかなり良くなっていました。
   シーズンからコンバインのような短期間でメカニズムが改善したQBといえばJosh Allenがいます。Allenも多くの人がバスト候補として名前を挙げながら、実際にはMVP級の選手になりました。Richardsonも、Allenコースに乗った可能性があります。そして、RichardsonはGeno Smithのスペックを全て強化したような選手です。Genoとの相性が良いSEAオフェンスならば、Richardsonも適応できる可能性が高いです。
   Richardsonの成長と、SEAオフェンスへの親和性の高さからAR-15の指名を僕は推します。


5th Pick, Anthony Richardson, QB, Florida
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まとめ
   実際にはTyree Wilson指名の可能性の方が高いのでしょう。仮にTyree Wilsonのパフォーマンスが、Kayvon Thibodeaux(NYG)レベルであれば、5位はWilsonでした。現実は違うのでAR-15にしました。
   僕はどうしてもAR-15をSEAで見てみたい…SEAならばこの特大のポテンシャルが開花する可能性があります。SEAがトップ5を取ることはこの先ほぼないので、博打かもしれません。それでも、このポテンシャルガイに賭けて欲しいですね。
   本編では触れませんでしたが、Tyree WilsonのようなポテンシャルタイプのEdgeは上位指名されても、あまり上手くいきません。なぜでしょう?謎ですね。ただ、あまり上手くいった例がないタイプなのも事実です。
   この予想が外れて、更にRichardsonがやっぱりバストだったら後でたくさん笑ってください


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